
「サイコムでゲーミングPCを買おうと思ってるんだけど、カスタマイズ幅が広すぎない?どれを選べば良いのかわからないよ」って人に読んでほしいページだよ。
このページでは、サイコムのゲーミングPCでできるカスタマイズを解説している。
このページを読めば、サイコムのゲーミングPCを自分に合ったようにカスタマイズでき、満足のいくゲーミングPCに仕上げることができる。
›サイコムの最新セール情報とおすすめのゲーミングPCを紹介
※本ページはプロモーションを含みます
サイコムのゲーミングPCでできるおすすめカスタマイズを紹介
詳細は個別の欄で解説している。
パーツ | おすすめカスタマイズ |
---|---|
CPU | お好みで |
CPUグリス | CPUクーラー標準グリス(デフォルト) |
CPUクーラー | Noctua NH-U12S redux(デフォルト) |
マザーボード | Intel:こだわらないならB760,B660、こだわるならZ790 AMD:こだわらないならB650、こだわるならX670,X670E |
メモリ | ライトゲーマーなら16GB(デフォルト) ミドルゲーマーやクリエイターなら32GB以上 |
SSD | Crucial M.2 1TB SSD(デフォルト) |
増設HDD/SSD2・3 | ライトゲーマーならなし(デフォルト) ヘビーゲーマーやクリエイターなら追加すると良い |
光学ドライブ | なし |
ビデオカード | お好みで |
拡張カード | 必要な人だけ |
ケース | お好みで |
ケースオプション | お好みで ケース内部を光らせたいならARGB発光システム |
電源 | デフォルト |
OS | Windows11 Home 64bit |
オフィスソフト | なし |
セキュリティソフト | なし |
無線LAN子機 | どうしても有線接続できない場合のみ |
延長保証 | 個人の自由 |
訪問設置サービス | 希望しない |
CPU
CPUは自分の用途に合わせて選ぼう。
簡単な選び方は以下の通り。
ゲームだけ | Core i5 Ryzen5 |
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クリエイティブ作業もする 汎用性を高くしておきたい | Core i7 Ryzen7 |
仕事でクリエイターをしている | Core i9 Ryzen9 |
ゲームだけが生きがいのガチゲーマー | Ryzen7 7800X3D Ryzen9 7900X3D Ryzen9 7950X3D |
Core i5-13400FのようなF付きのCPUは、内蔵グラフィックが非搭載のかわりに、若干安くなる。
グラボ故障時に完全に画面が映らなくなるというデメリットはあるが、少しでも安くしたいならF付きがおすすめだ。
Core i7-13700KのようなK付き、Ryzen9 7900XのようなX付きのCPUは、特にマルチ性能が高い。クリエイティブ用途のような、大量のコアを使うような用途で運用するならおすすめだ。
CPUの詳しい選び方は以下のページで解説している。
›ゲーミングPCに搭載するCPUの選び方を初心者向けに解説
CPUグリス
CPUグリスはデフォルトの「CPUクーラー付属グリス」で良い。
Noctua製CPUクーラーを選んでいる場合、既にNoctua NT-H1が塗布されているからだ。
水冷クーラーにカスタマイズする場合は、グリスは「Thermal Grizzly TG-K-001-RS」か「Noctua NT-H1」にすると良い。
特にThermal Grizzly TG-K-001-RSはAmazonで4万件以上のレビューが付いていながら、評価は4.4となっている(2023年8月時点)。コスパが人気なのだろう。
CPUクーラー
CPUクーラーは、デフォルトの「Noctua NH-U12S redux」で良い。
BTOショップでは、誰でも扱いやすくなるように、CPUの性能を全開にしていないからだ。
例えばサイコムのCore i9-13900Kは、PL1=160W、PL2=253Wとなっている(シリーズによって異なる可能性あり)。ある種の制限がかかっているため、空冷クーラーでも十分冷やせるのだ。
CPUがCore i9-13900KSの場合は水冷クーラーにしなければならないが、Core i9-13900KS以外の場合は空冷でOKだ。
›【ゲーミングPC】CPUクーラーの違いと選び方を初心者向けに解説
製品 | 備考 |
---|---|
純正クーラー | 非推奨 |
Noctua NH-U12S redux | 基本的にはこれで十分 |
Noctua NH-U12S | NH-U12S reduxの強化版。ヒートパイプが1本増えて5本になっている。 |
Noctua NH-U12S chromax black | NH-U12Sの黒色ver. |
Noctua NH-U12A | デュアルファンでより高い冷却性能 |
Noctua NH-U14S | 140mmファン搭載で高い冷却性能 |
Asetek 650LS+Noctua NF-F12 PMM | 水冷ポンプ随一のAsetek+空冷ファン最強のNoctuaを組み合わせた120mm簡易水冷 120mmを選ぶなら空冷で良さそう |
Asetek 670LS+Noctua NF-F12 PMM×2 | 水冷ポンプ随一のAsetek+空冷ファン最強のNoctuaを組み合わせた240mm簡易水冷 |
CoolerMaster ML240L V2 RGB | 最強空冷と同じくらいの240mm水冷クーラー 光る |
Corsair H60x RGB ELITE | 定番のCorsair製120mm水冷クーラー 120mmを選ぶなら空冷で良さそう 光る |
Corsair H110x RGB ELITE | 定番のCorsair製240mm水冷クーラー 光る |
ASUS TUF GAMING LC 240 ARGB J | ラインナップの中で最も冷却力が高い 光る |
マザーボード
Intel製CPUの場合 | B760,B660で十分 ヘビーユーザーならZ790 |
---|---|
AMD製CPUの場合 | B650で十分 ヘビーユーザーならX670,X670E |
高価なマザーボードを選ぶ意味はない場合が多い。
一般的なユーザーがゲームをしたり動画編集をしたりするだけなら、下位のマザーボードで事足りるからだ。
上位のマザーボードは下位と比べて拡張性が広く、CPUのオーバークロックが可能だ。
とはいえ、多くの人はグラボ2枚挿しなどしないし、オーバークロックもしない。(オーバークロックは保証対象外になる)
上位のマザーボードが必要な人は非常に限られる。
チップセット | 簡易説明 |
---|---|
Intel B660 | Veloxシリーズで選択できる これで良い |
Intel B760 | Veloxシリーズ以外で選択できる これで良い |
Intel Z790 | CPUのオーバークロックが可能 B660,B760よりレーンやUSB端子などが多い 価格が高いほど拡張性が高かったり耐久性が高かったりするが、ほとんどの人は性能を持て余す |
AMD B550 | Veloxシリーズで選択できる |
AMD B650 | Veloxシリーズ以外で選択できる これで良い |
AMD X670 | B550やB650よりレーンやUSB端子などが多く、拡張性が高い |
AMD X670E | X670のPCIe5.0対応バージョン PCIe5.0に対応した周辺パーツはほぼないので、現状ではオーバースペック |
メモリ
メモリは16GBか32GBで良い人がほとんどだ。
ゲームだけしかしないのであれば16GBを選ぼう。
美麗グラフィックやリアルさが売りのゲームを最高画質・高解像度でプレイしたい人や、動画編集などのクリエイティブ用途で使う人は、32GBのメモリを選ぶと安全だ。
64GB以上のメモリが欲しいのは、4Kでの動画編集や3DCG制作を仕事で行っている人くらいだ。
›メモリの役割とは?ゲーミングPCに必要な容量は16GBか?32GBか?
SSD
SSDはCrucial P5 Plus(1TB)がおすすめだ。
PCIe4.0対応のSSDならどれを選んでもOKだが、その中でもCrucialをおすすめする。価格がお手軽で、速度も必要十分だからだ。
カスタマイズの選択肢にあるCrucialやWestern Digital、Samsung、Solidigmはどこも自社でSSDのチップまで製造していて信頼性が高いので、どれを選んでも信頼性は担保されている。
Western DigitalとSamsugnは速度が早いが、価格もかなり高い。SSDの速度は劇的に体感できるほどではないので、安めのCrucialをおすすめしている。
ストレージに関して詳しく知りたい場合は、以下のページを参考にすると良い。
›ゲーミングPCのストレージ容量・構成は?512GBか1TBか?
増設HDD/SSD2・3
多くの人 | なし(デフォルト) |
---|---|
ヘビーゲーマー | SSD |
クリエイター | HDD |
増設HDD/SSD2・3は、ほとんどの人にとって必要ない。使い切れないからだ。
10個や20個のゲームを同時並行でプレイする人はなかなかいないので、2枚めのストレージを必要とするほどに、容量がゲームで埋め尽くされることはまずない。
動画ファイルや画像ファイルなどを大量に扱うようなクリエイターの場合は、HDDを追加すると良い。
サイコムでは、東芝、Seagate、Western Digitalの3メーカーが扱われている。どれも一流メーカーなので、こだわりがないなら価格で選んでOKだ。
光学ドライブ
光学ドライブは必要ない人が多い。
光学ドライブはCDやDVD、Blu-rayといった光学ディスクを読み込むためのものだ。
光学ディスクを使わないのであれば、光学ドライブは必要ない。
ビデオカード
ビデオカード(グラフィックボード、グラボ)は自分の用途に合ったものを選ぼう。
グラボ性能の簡単な選び方は以下の通り。
フルHDでのゲーム | RTX4060 RTX4060Ti |
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WQHDでのゲーム クリエイティブ用途 | RTX4070 RTX4070Ti |
4Kでのゲーム 仕事でクリエイターをしている とにかく性能を突き詰めたい | RTX4080 RTX4090 |
グラボ性能の詳しい選び方は、以下のページで解説している。
›ゲーミングPCに載せるグラボ性能の選び方とおすすめを初心者でもわかるように解説
サイコムでは、グラボのメーカーまで選ぶことができる。それぞれのメーカーの特徴は以下の通り。
Manli | 知名度は低いが、台湾の優良メーカー。大元はZotacと同じ。 特にこだわりがないならManli製グラボで良い |
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MSI | 知名度が高い。 通常よりクロックがわずかに高い。 |
ASUS | 知名度が高い。 通常よりクロックがわずかに高い。 TUF Gamingシリーズは特に耐久性に優れている |
MSIやASUS製のグラボはクロックが若干高く、性能がわずかに高い。とはいえ、誤差の範囲とも言えるレベルだ。
性能というより、安心感を買うというイメージでメーカーを選ぶと良い。
拡張カード
「拡張カード」の欄では、以下の4種類を付けることができる。
- サウンドカード:音にこだわりたい人向け
- 無線LAN:ネットへの無線接続やBluetooth接続をする人向け
- 有線LAN:必要性は薄い
- プリンタポート:必要性は薄い
特別な事情がない限り、必要ない。必要かどうかは自分でわかるはずだ。
ケース
ケースはお好みで選ぶと良い。
白と黒を選べたり、サイドパネルを強化ガラスにするかどうかを選べたりする。
ケースオプション(LED)
ケースオプションはお好みで選ぶと良い。
ケース内部を光らせたい場合は、ケースのサイドパネルを強化ガラスにした上で「ARGB発光システム」を選ぼう。
電源
容量 | デフォルトで十分 |
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80PLUS認証グレード | デフォルト(GOLD)で十分 |
メーカー | どこでも高信頼性 |
こだわりがない場合は、デフォルトの電源でOKだ。グラボやCPUを変更している場合は、選べる容量の1番下で良い。
サイコムではAntec、CoolerMaster、Fractal Design、FSP、SilverStone、Corsairの電源がカスタマイズ候補に挙がっている。
どのメーカーも有名メーカーであり、信頼性が高い。
高価な電源はその中でも特に信頼性が高いので、安心を買いたい場合は高価な電源を選ぶと良い。
OS
特別なこだわりがない限り、Windows11 Homeで良い。
特にIntel12世代以降のCPUは、Windows11に最適化されている。わざわざ今Windows10を使う理由はないので、最新のWindows11を選ぼう。
ちなみに、HomeとProの2種類があるが、Homeで良い。Homeは家庭用、Proは法人用だ。
オフィスソフト
オフィスソフトは必要ない。
ゲーミングPCでオフィスソフトを使うことはないからだ。
文書作成や表計算をするなら、無料のGoogleドキュメントやスプレッドシートを使えば良い。
セキュリティソフト
セキュリティソフトは必要ない。
WindowsのPCにはデフォルトでMicrosoft Defenderという無料のセキュリティソフトが入っていて、十分な防御力が既に備わっているからだ。
怪しい海外サイトなどで自分からマルウェア(≒ウイルス)に近づかない限り、Microsoft Defenderで十分な可能性が高い。
›ゲーミングPCにセキュリティソフトは必要か?
無線LAN子機
インターネットにどうしても有線接続できず、無線で接続したい場合のみ、無線LAN子機が必要だ。(Wi-Fiモデルのマザーボードを選んでいる場合や、拡張カードの欄で無線LANを選んでいる場合は不要)
サイコムで扱われている無線LAN子機は以下の通り。
カスタマイズ可能な無線LAN子機 | 特徴 |
---|---|
BUFFALO WI-U2-433DMS(USB2.0) | 回線速度が480Mbps以下の人向け |
BUFFALO WI-U3-866DS(USB3.0/2.0) | 回線速度が480Mbps以上の人向け |
USB2.0は規格の仕様上、480Mbpsまでしか出せない。自宅の回線の実測が480Mbps以下の場合、USB3.0対応の製品を選んでも無駄が出るというわけだ。
延長保証
延長保証をつけるかどうかは、完全に個人の自由だ。
無料保証の1年間だと不安な場合は延長保証をつければ良いし、3年間の保証は必要ないと思うならつけなくて良い。
1つの考え方として、ゲーミングPCを毎日長時間使うようなヘビーユーザーは延長保証の恩恵を受けられる可能性が高い。同じ3年間でも、ヘビーユーザーは実際の使用時間が長く、故障のリスクが高いからだ。
訪問設置サービス
訪問設置サービスは必要ない。
訪問設置サービスは、PCの開封・設置からOSの初期設定からインターネット接続、基本的な操作の指導などを行ってくれるサービスだ。
これらは正直誰でもできる。今の時代だと、PCを多少は扱ったことがある人だらけのはずなので、わざわざ教えてもらうほどのことでもない。
仮にわからないことがあっても、自分で調べれば簡単に解決できるはずだ。
周辺機器類は別で買おう
マウスやキーボードなどの周辺機器類は、別で買ったほうが良い。
周辺機器は、ゲーマーならこだわりたいところだからだ。
周辺機器の使い心地はゲーム体験にダイレクトに関わってくるので、BTOの限られた選択肢から選ぶより、広い選択肢から選ぶ方が良い。
サイコムのゲーミングPCでできるカスタマイズまとめ
このページでは、サイコムのゲーミングPCでできるカスタマイズのおすすめを紹介した。
内容を振り返ると以下の通り。
- CPUやグラボは自分に合った性能を選ぶべき
- メーカーの違いは信頼性の違い。サイコムで採用されているメーカーはどれも高信頼性だが、どこまで安心感を買うかがポイント
- 周辺機器は別で買おう
満足感が高く、所有欲が満たされるゲーミングPCをサイコムで手に入れて欲しい。
›サイコムの最新セール情報とおすすめのゲーミングPCを紹介