
「ゲーミングPCが欲しいんだけど、なるべく安く済ませたいんだよね。せめて15万円かな。何か良いやつあるかな?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- 10~15万円のゲーミングPCの特徴
- 10~15万円のおすすめゲーミングPCをBTOショップから紹介
このページを読めば、10~15万円のゲーミングPCがどんなものなのかやおすすめのモデルを知ることができる。
10~15万円のゲーミングPCの特徴
10~15万円のゲーミングPCの特徴を解説する。あくまで目安であり、この価格帯のゲーミングPCなら必ずこの特徴を持っているというわけではない。
エントリークラスのゲーミングPCが多い
グラフィックボード | 3DMarkスコア | 搭載PCの価格目安 | フルHDフレームレート(目安) |
RTX4090 | 35964 | 48万円~ | 240fps+ |
RTX4080 | 28066 | 37万円~ | 240fps+ |
RTX4070Ti | 22652 | 27万円~ | 240fps+ |
RTX3080 | 17554 | 24万円~ | 220fps |
RTX3070Ti | 14835 | 21万円~ | 200fps |
RTX3070 | 13510 | 18万円~ | 190fps |
RTX3060Ti | 11593 | 15万円~ | 170fps |
RTX3060 | 8703 | 14万円~ | 144fps |
RTX3050 | 6203 | 13万円~ | 100fps |
現行のグラボを性能順に並べたのが上の表だ。
10~15万円のゲーミングPCにはRTX3050やRTX3060といったエントリークラスのグラボが搭載されている。GTX1660SuperやGTX1650といったローエンドのゲーミングPCもあるにはあるが、性能が物足りなさ過ぎるのでここでは紹介しない。
RTX3050はエントリークラスのグラボで、フルHDで100fpsが目安の性能だ。性能はかなり低いが、eスポーツ系のゲームであれば低設定で遊べるくらいの性能は確保できている。GTXシリーズと違い、RTXシリーズはDLSSに対応しているのもポイントだ。(DLSS=対応ゲームに限るという制約はあるが、画質はほぼそのままにフレームレートを向上させる技術。有名ゲームは対応していることが多い)
RTX3060もエントリークラスのグラボだが、RTX3050との性能差は大きく価格差は小さい。十分なフルHD性能を持つので、フルHDであればRTX3060で事足りることがほとんどだ。カジュアルゲーマーにとって必要十分な性能なのがRTX3060となる。
10~15万円のゲーミングPCのゲーム性能
RTX3050 | RTX3060 | |
Fortnite(パフォーマンスモード) | 242~317 | 251~433 |
Apex(低設定) | 176~222 | 251~298 |
Valorant(低設定) | 251~354 | 255~367 |
Watch Dogs Legion(最高設定) | 55~62 | 62~73 |
Cyberpunk 2077(最高設定) | 42~56 | 71~85 |
God of War(最高設定) | 33~40 | 51~61 |
10~15万円のゲーミングPCのゲーム性能を見ていこう。あくまで目安であり保証するものではないが、各タイトル・各グラボでのフレームレート目安だ。(CPUはCore i5-12400)
RTX3050はパフォーマンスがやや低く物足りない場面がある
eスポーツ系のゲームであれば画質設定を下げてプレイすることがほとんどだが、それでもRTX3050は厳しい場面がある。FortniteやValorantではほぼ問題なく高フレームレートが出せているが、Apexでは微妙だ。というのも、eスポーツ系のゲームは場面によってフレームレートが乱高下しやすく、144fps張り付きを狙うなら少し心配なパフォーマンスだ。
重めのゲームになるとRTX3050の性能不足が顕著に表れる。最高設定で60fpsに届かないことが多く、物足りないと言わざるを得ない。
RTX3060は十分なフルHD性能を持つ
RTX3060はeスポーツ系のゲームで高フレームレートを出せている。場面によるフレームレートの乱高下を加味しても、200fpsは出せると見て良い。144fpsならさらに問題ない。
重めのゲームの最高設定でもおおよそ60fpsを出すことができていて、十分なフルHD性能と言える。
RTX3050とのパフォーマンスを比較しても大きなフレームレートの開きがあることが分かる。搭載PCの価格差はかなり小さいので、できればRTX3060を選びたい。
他の価格帯との比較
1ランク上の15~20万円と、1ランク下の10万円以下と比較する。
15~20万円はさらにフルHD性能が補強されている
15~20万円のゲーミングPCにはRTX3060/RTX3060Ti/RTX3070というエントリー~ミドルクラスのグラボが搭載されていることが多い。特に注目したいのはRTX3060Tiだ。
RTX3060Ti搭載PCは15~16万円台でも買うことができてRTX3060との価格差が小さいが、性能はRTX3060を大きく上回る。RTX3060よりさらに余裕を持ったフルHD性能を有しているのだ。
以下の表はRTX3050/RTX3060/RTX3060Tiのフレームレート目安だ。先ほども紹介した表にRTX3060Tiを追加した。
RTX3050 | RTX3060 | RTX3060Ti | |
Fortnite(パフォーマンスモード) | 242~317 | 251~433 | 311~502 |
Apex(低設定) | 176~222 | 251~298 | 202~299 |
Valorant(低設定) | 251~354 | 255~367 | 306~426 |
Watch Dogs Legion(最高設定) | 55~62 | 62~73 | 80~103 |
Cyberpunk 2077(最高設定) | 42~56 | 71~85 | 88~92 |
God of War(最高設定) | 33~40 | 51~61 | 77~86 |
特に下3タイトルを見ると、RTX3060よりフレームレートが出ていることがわかる。God of WarはRTX3060では60fpsが苦しかったが、RTX3060Tiでは60fpsを超えている。
RTX3060TiはRTX3060より快適にプレイできるゲームの範囲が広がっていて、フルHDなら困らることがほぼないというレベルの性能だ。
コスパで見ればRTX3060Tiはかなり優れていていて、私が最もおすすめするグラボの1つだ。RTX3060TiのフルHD性能が気になるなら、15~20万円のゲーミングPCを見てみると良い。
≫15~20万円のゲーミングPCの特徴とおすすめモデルを紹介
10万円以下のゲーミングPCは中古なのでおすすめしない
新品のゲーミングPCは10万円以下では買えないと思って良い。新品なら10万円以上の予算が必要だ。
どうしても10万円しか予算がない人は中古のゲーミングPCを買うことになるが、あまりおすすめしていない。10万円以下で買える中古ゲーミングPCは性能が低いものが多いし、そもそも中古は故障するリスクが非常に高いからだ。
それでも10万円以下のゲーミングPCが気になるなら以下のページを読むと良い。
≫10万円以下で買える安いゲーミングPCを紹介&注意点を解説
10~15万円のおすすめゲーミングPCをBTOショップから紹介
おすすめ1 | おすすめ2 | おすすめ3 | |
外観 | ![]() |
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メーカー | フロンティア | フロンティア | ツクモ |
セール期間 | ~6月16日15時 | ~6月16日15時 | 終了 |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F | Ryzen5 5600X |
GPU | RTX3060 | RTX3060Ti | RTX3050 |
価格(税込) | 129,800円 | 144,800円 | 122,800円 |
10~15万円のゲーミングPCを、おすすめのBTOショップから紹介する。
おすすめ1:RTX3060搭載のエントリークラスモデル
FRGXB660/WS608 | |
メーカー | フロンティア |
セール期間 | ~6月16日15時(セール情報) |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 129,800円 |
※2023年6月9日時点での情報
おすすめ1は、セール頻度とセール時の安さで有名なフロンティアのゲーミングPCだ。Ryzen5 5600X×RTX3060Tiという組み合わせになっている。
Ryzen5 5600XはメジャーなCore i5-13400Fに性能で劣るものの、コスパの良さと価格の低さではダントツだ。
予算重視なら必見のモデルと言える。
おすすめ2:コスパ最強のRTX3060Ti搭載エントリーモデル
FRGXB660/WS420/NTK | |
メーカー | フロンティア |
セール期間 | ~6月16日15時(セール情報) |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX3060Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 144,800円 |
※2023年6月9日時点での情報
おすすめ2は、セール頻度とセール時の安さで有名なフロンティアのゲーミングPCだ。
RTX3060Ti×Core i5-13400F搭載のモデルとなっている。10~15万円という価格帯の中だと最高クラスの性能で、フルHDでのゲームプレイであれば余裕をもてることが多い。
コスパ重視のライトゲーマーは必見だ。
おすすめ3:かなり最低限のRTX3050搭載モデル
AeroStream RM7A-E223/B Ryzen5 5600X×RTX3050 | |
メーカー | ツクモ |
セール期間 | ~3月1日10時 |
CPU | AMD Ryzen5 5600X |
GPU | GeForce RTX3050 |
メモリ | 16GB(8GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 500GB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 122,800円 |
※2023年2月17日時点での情報
おすすめ3は、PCパーツショップとしても有名なツクモのセールモデルだ。
ツクモのゲーミングブランドであるG-GEARのPCではないので厳密にはゲーミングPCではないのだが、RTX3050搭載の低価格PCということで紹介する。
CPUはRyzen5 5600Xで、基本的にはCore i5-12400Fよりわずかにゲーム性能が低いが、タイトルによっては高パフォーマンスを発揮するCPUだ。
正直、性能的に微妙でコスパも悪いのでなかなかおすすめしづらいモデルだ。約12万円という価格的優位性しかないので、どうしても予算がないという人だけにおすすめする。
10~15万円のゲーミングPCまとめ
- 10~15万円の価格帯はローエンドモデルのゲーミングPCが多い
- RTX3060×Core i5-12400FのゲーミングPCが最もおすすめ
このページでは、10~15万円のゲーミングPCの特徴を解説し、おすすめモデルをBTOショップから紹介した。低コストのコスパの良いゲーミングPCを手に入れてほしい。
価格帯ごとのおおまかな特徴について知りたい人は以下のページを見ると良い。
≫BTOゲーミングPCの価格は?初心者はどの価格帯から選ぶべき?