
「4Kでゲームをプレイしたいんだけど、どれくらのPCスペックがあれば良いの?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- 4Kでのゲームプレイに必要なPCスペックを検証
- 4K向けのスペックを持つゲーミングPCを紹介
このページを読めば、4Kの美麗グラフィックのゲームを楽しむために必要なスペックがわかるだけでなく、4K向けのスペックを持つゲーミングPCまで知ることができる。
4K解像度向けのPCスペック・グラボ
4Kで美麗グラフィックのゲームを楽しみたいなら、RTX4070Ti以上のグラボ、できればRTX4080以上が必要だ。
3DMark | グラボ価格 | 搭載PCの価格 | |
---|---|---|---|
RTX4090 | 35964 | 24.5万円 | 43万円~ |
RTX4080 | 28066 | 17.0万円 | 35万円~ |
RTX4070Ti | 22652 | 11.4万円 | 23万円~ |
RTX4070 | 17874 | 8.5万円 | 19万円~ |
RTX4060Ti | 13480 | 5.9万円 | 14万円~ |
RTX4060 | 10602 | 4.4万円 | 13万円~ |
※グラボ価格は、価格.comの最安値
※搭載PCの価格は、管理人が確認した限りの最安値
基本的に、型番末尾の数字「60」がフルHD用、「70」がWQHD用、「80」以上が4K用となっている。
4Kでゲームをプレイしたいなら、RTX4080やRTX4090が必要というわけだ。
ただし、RTX4070Tiはかなり高い性能を持つことに加え、RTX4070TiとRTX4080の価格差がかなり大きいことを加味すると、RTX4070Tiも十分に視野に入る。
4K向けのPCスペック・グラボを実際のゲームで検証
4Kでゲームをするには、RTX4070TiもしくはRTX4080以上が望ましいということを、実際のゲームで検証する。
- 4K最高設定
- CPUはRyzen7 5800X3D、RTX4090のみRyzen9 7950X3Dで最強にしている(別ページの使い回し)
- DLSSはクオリティ(画質重視)に設定
- RTはレイトレーシングのことで、よりリアルな光の描画をする機能
- フレーム生成は特定のゲームで使える機能で、フレームレートを向上させてくれる
フォートナイトやApexのような対戦ゲームや軽いゲームを4Kでプレイするメリットはないので、グラフィックが売りの重いゲームに絞って検証していく。
実際のゲームでの検証例1
このゲームの場合、4KネイティブだとRTX4080、DLSSありだとRTX4070Tiが必要だ。
RTX4070TiとRTX4080の間には大きな差があるが、DLSSを使えばRTX4070Tiでも4K対応可能になる。
RTX4070だとDLSSありでも60fpsを下回っていて、明らかに性能が足りていない。
実際のゲームでの検証例2
このゲームの場合も、4KネイティブだとRTX4080、DLSSありだとRTX4070Tiが必要だ。
RTX4070Tiは、DLSSを使えば4Kでも食らいつける傾向にある。
RTX4070はDLSSありだとギリギリ60fpsに届いておらず、4Kに向いているとは言えない。
実際のゲームでの検証例3
Hogwarts Legacy | ネイティブ | DLSS | DLSS フレーム生成 | RT | RT DLSS | RT DLSS フレーム生成 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX4090 | 85 | 102 | 161 | 50 | 70 | 108 |
RTX4080 | 58 | 87 | 113 | 34 | 56 | 82 |
RTX4070Ti | 45 | 81 | 88 | 27 | 44 | 63 |
RTX4070 | 40 | 73 | 78 | 23 | 40 | 57 |
このゲームの場合、レイトレーシング(RT)オフであれば、RTX4070でも対応可能だ。DLSSやフレーム生成のおかげで、RTX4070でも平均60fpsを達成している。
ただし、レイトレーシングをオンにすると、DLSS+フレーム生成のRTX4070Tiでギリギリ60fpsだ。RTX4080であれば、余裕を持って4K60fpsを達成できている。
実際のゲームでの検証例4
このゲームの場合、DLSS+フレーム生成を使ってもRTX4070Tiでは60fpsを下回る。
RTX4080であればRTX4070Tiに大差をつけた上で60fps以上を出せている。
フレーム生成は強力な機能だが、RTX4070Tiでは力が及ばないこともあるというわけだ。
実際のゲームでの検証例5
このゲームの場合、RTX4070でも4Kでのプレイが可能だ。このように、少し重いくらいのゲームであればRTX4070でも十分対応可能だ。
とはいえここまで見てきたように、RTX4070は高負荷には耐えられない。4Kの美麗グラフィックを楽しみたいなら、最低でもRTX4070Tiが望ましい。
GPUメモリ(VRAM)使用量
The Last of Us Part 1 | Red Dead Redemption 2 | Hogwarts Legacy | The Witcher 3 NextGen | Assassin’s Creed Mirage | |
---|---|---|---|---|---|
RTX4090(24GB) | 13.5GB | 10GB | 15GB | 13GB | 9GB |
RTX4080(16GB) | 13GB | 9GB | 11GB | 13GB | 9GB |
RTX4070Ti(12GB) | 11GB | 9GB | 10GB | 11.5GB | 9GB |
RTX4070(12GB) | 10.5GB | 9GB | 10GB | 11.5GB | 9.5GB |
4Kでのゲームプレイだと、12GBのGPUメモリで足りるシーンもあるが、12GB以上が必要になることもある。16GBのGPUメモリを搭載するRTX4080であれば、RTX4070Tiより高い4K性能を発揮しやすい。
GPUメモリの観点から見ても、4KでゲームをするならRTX4080以上のグラボが望ましい。とはいえRTX4070Tiでも多くのゲームで十分なパフォーマンスを発揮しているし、RTX4080とRTX4070Tiとの価格差は大きいため、RTX4070Tiも十分に候補に入る。
メインメモリ(RAM)使用量
The Last of Us Part 1 | Red Dead Redemption 2 | Hogwarts Legacy | The Witcher 3 NextGen | Assassin’s Creed Mirage | |
---|---|---|---|---|---|
RTX4090 | 18GB | 14GB | 21GB | 15.5GB | 15GB |
RTX4080 | 16.5GB | 12GB | 18.5GB | 13.5GB | 12GB |
RTX4070Ti | 20GB | 14GB | 22GB | 15.5GB | 14GB |
RTX4070 | 20.5GB | 12GB | 21GB | 13.5GB | 12GB |
※32GBのメモリを使用
4Kでゲームをするなら、32GBのメモリが望ましい。
5タイトル中2タイトルがメモリを16GB以上使用していて、3タイトルが16GB未満の消費量だ。とはいえ、16GBギリギリのことも多く、「16GBで十分」とは言えない状態だ。
メモリが不足するとパフォーマンスが下がるので、4Kで美麗グラフィックを楽しみたいなら32GBのメモリが必要だ。
4K向けのスペックを持つゲーミングPC
4KでのゲームプレイにおすすめのゲーミングPCをBTOから紹介する。
おすすめ1:RTX4070Ti搭載のMSIコラボモデル

FRMFZ790/WS1117 | |
---|---|
セール期間 | ~12月8日15時 |
CPU | Intel Core i7-14700KF |
グラボ | GeForce RTX4070Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 309,800円 |
※カスタマイズで迷ったらフロンティアのおすすめカスタマイズを紹介!自分に合ったゲーミングPCにしようを参考にすると良い
おすすめ1は、RTX4070Ti搭載のゲーミングPCだ。
RTX4070Tiは重いゲームだと、DLSSやフレーム生成といった機能を使うことで4K運用できる。
このモデルはPCパーツメーカーとして有名なMSIとのコラボモデルとなっていて、信頼性の高いMSI製のパーツを多く搭載しているのも特徴だ。
比較的安く4Kでゲームを楽しみたい人におすすめと言える。
おすすめ2:高品質なサイコムのゲーミングPC

G-Master Spear Z790/D5 | |
---|---|
セール期間 | ~1月8日 |
CPU | Intel Core i7-14700K(変更可) |
グラボ | GeForce RTX4080(変更可) |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-4800 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 436,720円 |
※カスタマイズで迷ったらサイコムのおすすめカスタマイズをパーツごとに紹介を参考にすると良い
おすすめ2は、高品質なパーツを採用していることで有名なサイコムのゲーミングPCだ。
サイコムではモデルを選んだあとにCPUやグラボも変更できる。自分の要望にあった構成にして欲しい。
高品質で信頼性の高いゲーミングPCに仕上げたいなら必見だ。
おすすめ3:カスタマイズ幅が広いSEVENのゲーミングPC

ZEFT R49R | |
---|---|
セール期間 | ~12月6日 |
CPU | AMD Ryzen9 7950X3D(変更可) |
グラボ | GeForce RTX4090(変更可) |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-4800 |
ストレージ | 2TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 714,780円 |
おすすめ3は、カスタマイズ幅が広いことで有名なSEVENのゲーミングPCだ。
SEVENでは全てのパーツを幅広い選択肢から選ぶことができる。グラボのメーカーまで選べるので、こだわりが強い人のニーズに応えられる。
1つ1つのパーツにこだわって、満足感の高いゲーミングPCに仕上げたい人におすすめだ。
4Kでゲームをプレイする際の注意点
- 4Kのモニターが必要
- 4KモニターでフルHD表示するとぼやける
4Kのモニターが必要
4Kでゲームをする場合、PCスペックだけでなくモニターも4K対応のものにしなければならない。
4Kのゲーミングモニターは最低で4万円ほどであり、それ以上のものも多い。ゲーミングPCだけでなくモニターにもお金がかかってしまうのが4K解像度だ。
4KモニターでフルHD表示するとぼやける
4KモニターでフルHD表示にすると、映像がぼやけて視認しにくくなってしまう。
4K(3840×2160)にフルHD(1920×1080)を映し出すわけなので、足りないドットを埋めなければならない。映像を引き伸ばすことになるので、ぼやけてしまうのだ。(スマホで画像を拡大すると荒くなってしまうのと同じ)
フォートナイトやApexのような対戦ゲームでは画質は必要なく、フレームレートを稼げるフルHDでプレイしたい人も多いはず。その場合は別途フルHDモニターを用意すると良い。
4K解像度向けのPCスペック・グラボまとめ
このページでは、4Kでのゲームプレイに必要なPCスペック・グラボを紹介した。
内容を振り返ると以下の通り。
- 4Kでゲームをするなら、RTX4070Ti以上、できればRTX4080以上のグラボが必要
- RTX4070でも4K対応できるゲームもあるが、汎用性に劣ってしまうためおすすめできない
- 32GBのメモリが望ましい
4Kでゲームをするほどにこだわりが強い人は画質に妥協したくないはずなので、RTX4070TiかRTX4080以上のグラボをおすすめする。
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