
「性能の高いゲーミングPCが欲しいんだけど、RTX4080ってどれくらいの性能なの?けっこう高性能らしいから気になってるんだよね」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- RTX4080のカタログスペックやベンチマークスコア、価格やゲーム性能を競合グラボと比較
- RTX4080搭載のゲーミングPCをおすすめBTOから紹介
RTX4080は2022年11月に発売開始されたハイエンドグラボだ。
このページを読めば、RTX4080の性能がわかり、自分に合ったグラボなのかどうかの判断ができる。
RTX4080をまずは簡単に解説
- RTX4080はWQHDや4K解像度でプレイする人向けのハイエンドグラボ
- RTX4070Tiとの差別化もされている
- RTX4090が強すぎる
RTX4080はハイエンドグラボであり、従来のRTX30シリーズより高い性能を持つグラボだ。1ランク下のRTX4070Tiとの差も大きく、RTX4070TiではなくRTX4080を選ぶ理由がある。
とはいえRTX4080はかなりの高額ながらRTX4090というさらに上の存在があるため、PC玄人からは微妙だと思われてしまっているという状況だ。
RTX4080のカタログスペックをRTX3080,RTX4070Ti,RTX4090と比較
RTX4080 | RTX3080(10GB) | RTX4070Ti | RTX4090 | |
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
GPUコア | AD103 | GA102 | AD104 | AD102 |
プロセス | 5nm | 8nm | 5nm | 5nm |
CUDAコア | 9728基 | 8704基 | 7680基 | 16384基 |
RTコア世代 | 第3世代 | 第2世代 | 第3世代 | 第3世代 |
RTコア | 76基 | 68基 | 60基 | 128基 |
Tensorコア世代 | 第4世代 | 第3世代 | 第4世代 | 第4世代 |
Tensorコア | 304基 | 272基 | 240基 | 512基 |
ベースクロック | 2.21GHz | 1.44GHz | 2.31GHz | 2.23GHz |
ブーストクロック | 2.51GHz | 1.71GHz | 2.61GHz | 2.52GHz |
メモリ | 16GB | 10GB | 12GB | 24GB |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
メモリクロック | 22.4Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 21Gbps |
メモリバス幅 | 256bit | 320bit | 192bit | 384bit |
メモリバス帯域 | 716.8GB/s | 760GB/s | 504GB/s | 1008GB/s |
TDP | 320W | 320W | 285W | 450W |
推奨電源 | 750W | 750W | 700W | 850W |
RTX4080のカタログスペックを、前世代のRTX3080(10GB)および1ランク下のRTX4070Ti、1ランク上のRTX4090と比較しよう。
RTX4080の特徴|RTX3080と何が違うか
RTX4080 | RTX3080(10GB) | |
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere |
GPUコア | AD103 | GA102 |
プロセス | 5nm | 8nm |
CUDAコア | 9728基 | 8704基(89%) |
RTコア世代 | 第3世代 | 第2世代 |
Tensorコア世代 | 第4世代 | 第3世代 |
ベースクロック | 2.21GHz | 1.44GHz(65%) |
ブーストクロック | 2.51GHz | 1.71GHz(68%) |
メモリ容量 | 16GB | 10GB(63%) |
メモリクロック | 22.4Gbps | 19Gbps(85%) |
メモリバス幅 | 256bit | 320bit(125%) |
メモリバス帯域 | 716.8GB/s | 760GB/s(106%) |
※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。
RTX3080はGPUメモリの容量によってRTX3080(10GB)とRTX3080(12GB)の2種類があるが、より一般的なRTX3080(10GB)と比較する。
RTX3080はRTX4080の1世代前のグラボだ。RTX3080は既にBTOショップではほぼ見かけないが、RTX4080の特徴を解説するために有用だ。
RTX3080→RTX4080への進化で大きく変化したのは以下の3点。
- DLSS 3への対応有無
- クロック
- GPUメモリ容量
RTX40シリーズの目玉ともいえる機能がDLSS 3だ。DLSS 3では通常のDLSS(=画質をなるべく保ったままフレームレートを向上させる技術)に加え、フレーム生成という機能を使用できる。
フレーム生成は、AIがフレームを補完することでフレームレートがさらに向上するという機能であり、RTX30シリーズでは使えない。RTX4080とRTX3080の大きな変化点だ。
コア数を見ると、RTX4080はRTX3080に対して11%ぶんしか差をつけておらず、コア数ではそこまで大きな差ではない。
一方でクロックは30%以上の大幅な差となっている。高クロックはRTX40シリーズの特徴だ。
RTX4080は16GBのGPUメモリを搭載していることも大きな特徴だ。ゲームだと8GBもあれば足りることが多いが、最新の美麗グラフィックが売りのゲームだと12GB程度のGPUメモリを要求されることもある。
メモリバス幅が256bitなのでメモリ性能自体は多少物足りない感があるが、ハイエンドグラボとして16GBのメモリ容量は魅力的だ。
RTX3080→RTX4080で明らかに性能が向上しているのは言うまでもないが、基本消費電力は同じであることにも注目したい。プロセスルールが8nm→5nmと細かくなっていることで電力効率が向上しているのだ。
RTX4080とRTX4070Tiの違い
RTX4080 | RTX4070Ti | |
GPUコア | AD103 | AD104 |
CUDAコア | 9728基 | 7680基(79%) |
ベースクロック | 2.21GHz | 2.31GHz(105%) |
ブーストクロック | 2.51GHz | 2.61GHz(104%) |
メモリ容量 | 16GB | 12GB(75%) |
メモリクロック | 22.4Gbps | 21Gbps(94%) |
メモリバス幅 | 256bit | 192bit(75%) |
メモリバス帯域 | 716.8GB/s | 504GB/s(70%) |
TDP | 320W | 285W(89%) |
※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。
RTX4070TiはRTX4080の1ランク下のグラボであり、もともとRTX4080(12GB)として発売される予定だったグラボだ。しかし同じRTX4080を名乗るには性能差がありすぎて、急遽RTX4080(12GB)ではなくRTX4070Tiとして発売されることになった。
実際、RTX4080はRTX4070Tiより21%もコア数が多い。クロックはRTX4070Tiのほうが高いもののわずかな差であり、コア数の差を埋められるものではない。
メモリに関しても16GB→12GBと25%の差があるので、メモリバス幅も25%の差がついているので、メモリバス帯域に大差がついている。12GBでも十分ではあるが、RTX4080からすると大きな優位点となる。
RTX4070TiはもともとRTX4080(12GB)とはいえ、RTX4070TiとRTX4080の差は大きく、きちんと差別化がされているように見える。
RTX4080とRTX4090の違い
RTX4080 | RTX4090 | |
GPUコア | AD103 | AD102 |
CUDAコア | 9728基 | 16384基(168%) |
GPUメモリ | 16GB | 24GB(150%) |
メモリクロック | 22.4Gbps | 21Gbps(94%) |
メモリバス幅 | 256bit | 384bit(150%) |
メモリバス帯域 | 716.8GB/s | 1008GB/s(141%) |
TDP | 320W | 450W(141%) |
※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。
RTX4090は現時点でRTX40シリーズ最強のグラボだ。RTX4090Tiが発売されれば最強の座を譲ることにはなるが、それでも圧倒的な性能を持つことに変わりはない。
表を見れば一目瞭然なように、RTX4080とRTX4090はスペックにかなりの差がある。コアのクロックやメモリクロックに関してはほぼ同じ数値となっているが、そのほかに関しては大差だ。
コアもメモリも、RTX4090はRTX4080のおおよそ150%前後の値となっている。この差がそのまま実際のパフォーマンスにつながるわけではないが、RTX4080とRTX4090には大きな差があることに間違いはない。
RTX4080のベンチマークスコアや搭載PCの価格を競合グラボと比較
グラフィックボード | 3DMark | 解像度目安 | グラボ価格 | 1円あたりスコア | 搭載PCの価格 |
RTX4090 | 35964 | ~4K | 27万円~ | 0.133 | 48万円~ |
RTX4080 | 28066 | ~4K | 18万円~ | 0.156 | 37万円~ |
RTX4070Ti | 22652 | ~4K | 13万円~ | 0.174 | 23万円~ |
RTX4070 | 17874 | ~WQHD | 9.5万円~ | 0.188 | 20万円~ |
RTX3080 | 17554 | ~4K | 9.9万円~ | 0.177 | 24万円~ |
RTX3070Ti | 14835 | ~WQHD | 8万円~ | 0.185 | 20万円~ |
RTX3070 | 13510 | ~WQHD | 7万円~ | 0.193 | 18万円~ |
RTX3060Ti | 11593 | ~フルHD | 5.8万円~ | 0.200 | 15万円~ |
RTX3060 | 8703 | ~フルHD | 4.7万円~ | 0.185 | 13万円~ |
RTX3050 | 6203 | ~フルHD | 3.6万円~ | 0.172 | 10万円~ |
主流なグラボを並べたのが上の表だ。
なお、ベンチマークスコアはあくまで性能の目安であり、実際のパフォーマンスがスコア通りになるわけではないことに注意。
RTX4080のベンチマークスコアをRTX3080,4070Ti,4090と比較
3DMark | 割合 | |
RTX4090 | 35964 | 128% |
RTX4080 | 28066 | 100%(割合) |
RTX4070Ti | 22652 | 81% |
RTX3080 | 17554 | 63% |
RTX4080とRTX4090にスコア差は、カタログスペック上での差ほど大きくない。
むしろRTX4090とは実質2ランク差(未発売だがRTX4080Tiが存在するはずなので)で28%、RTX4070Tiとは1ランク差で19%差であり、RTX4080はかなり健闘しているように思える。
1世代前のRTX3080と比べるとRTX4080は37%の差をつけていて、大差であることがわかる。カタログスペックで見たように、明確に進化していると言える。
RTX4080の価格やコスパをRTX3080,4070Ti,4090と比較
3DMark | グラボ価格 | 1円あたりスコア | 搭載PCの価格 | |
RTX4090 | 35964 | 27万円~ | 0.133 | 48万円~ |
RTX4080 | 28066 | 18万円~ | 0.156 | 37万円~ |
RTX4070Ti | 22652 | 13万円~ | 0.174 | 23万円~ |
RTX3080 | 17554 | 9.9万円~ | 0.177 | 24万円~ |
RTX4080はハイエンドグラボらしくコスパは悪い。RTX4090が最も低コスパだが、RTX4080の低コスパさもなかなかだ。
RTX4070TiやRTX3080のコスパは特別良いわけではないが、悪くはないコスパとなっている。
RTX4080本体の価格は18万円~であり、決して安いものではない。18万円があればRTX3070搭載のゲーミングPCを買うことができるほど高額だ。
とはいえRTX4070Tiとは5万円程度の差なので、ハイエンドグラボとして選択肢になり得る。RTX4090よりはマシだ。
ただしRTX4080搭載PCは37万円~となっていて、RTX4070Ti搭載PCより大幅に高額だ。RTX4070Ti搭載PCはコスパを重視したモデルも存在する一方で、RTX4080搭載PCは性能や品質重視のモデルしかないからだ。
たしかにRTX4080を選ぶような人はコスパより性能や品質を重視する傾向にあるので、RTX4070TiとRTX4080は明確に住みわけがなされていると見て良いだろう。
一般人が手を出せるのはRTX4070Tiまでであり、ゲーミングPCに40万円も出せない場合はRTX4070Tiを選ぶと良い。
≫RTX4070Tiのスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCも紹介
RTX4080のゲーム性能をRTX3080,4070Ti,4090と比較
RTX4080のゲーム性能を見ていこう。
なお、記載している平均フレームレートは目安であり、保証するものではないことに注意。例えば平均60fpsだとしても、60fpsで張り付くわけではない。
【WQHD性能比較】RTX4080 vs RTX3080 vs RTX4070Ti vs RTX4090
- CPUはRyzen7 5800X3D
- 解像度はWQHD
- 最高設定
- DLSSオフ、レイトレーシング(RT)は記載しているタイトルのみ
RTX4080 | RTX3080 | RTX4070Ti | RTX4090 | |
Watch Dogs Legion(RT) | 77 | 51 | 63 | 94 |
God of War | 163 | 115 | 126 | 209 |
Red Dead Redemption 2 | 107 | 71 | 87 | 136 |
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) | 81 | 71 | 72 | 80 |
Witcher 3 NextGen(RT) | 64 | 40 | 49 | 83 |
平均 | 98.4 | 69.6 | 79.4 | 120.4 |
割合 | 100%(基準) | 71% | 81% | 122% |
どれも重めのゲームでありレイトレーシングをオンにしているタイトルも多いが、それでもRTX4080は平均で約100fpsを出せている。
RTX3080やRTX4070Tiとの差を見てもパフォーマンスに明確な差があることが分かる。例えばWitcher 3 NextGenは、RTX3080やRTX4070Tiでは平均60fpsを下回っているが、RTX4080では60fpsを上回っている。
グラフィック重視のゲームでは60fpsを超えるかどうかが1つの指標なので、RTX4080は下位のグラボより明確な利点があると言える。
RTX4090と比べると、Marvel’s Spider-Man Remastered以外で大差をつけられている(おそらくMarvel’s Spider-Man RemasteredではCPUがボトルネックになってしまったのだろう)。
とはいえ価格差を考えると当然であり、ベンチマークスコアと同じくらいの差であるところを見ると、妥当なパフォーマンス差だ。
ただしここで問題になるのは、「どうせ大金を使うなら、RTX4080じゃなくてRTX4090を選んだほうが良くね?」ということだ。RTX4080で妥協するくらいならRTX4090を選んだほうが満足度が高くなるというのも理解できる。
とはいえRTX4080とRTX4090は約10万円の価格差があるので、10万円と約20%のパフォーマンスのどちらを取るかは各自で決めると良いだろう。
≫RTX4090のスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCを紹介
【DLSS性能比較】RTX4080 vs RTX3080
- CPUはRyzen7 5800X3D
- 解像度はWQHD
- 最高設定
RTX4080は従来のDLSSに加え、フレーム生成という機能を使用できる。フレーム生成がどれほどの威力なのかを見ていこう。
RTX4080 | RTX3080 | |
Cyberpunk 2077(RT) | 56 | 36 |
Hogwarts Legacy | 95 | 76 |
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) | 81 | 71 |
Witcher 3 NextGen(RT) | 64 | 40 |
平均 | 74 | 55.8 |
Cyberpunk 2077(RT) DLSS+フレーム生成/DLSS |
141 | 62 |
Hogwarts Legacy DLSS+フレーム生成/DLSS |
185 | 89 |
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) DLSS+フレーム生成/DLSS |
151 | 73 |
Witcher 3 NextGen(RT) DLSS+フレーム生成/DLSS |
139 | 54 |
平均 | 154.0 | 69.5 |
DLSSを強めにかけているとはいえ、RTX4080の平均フレームレートは154fpsとなった。DLSSのみのRTX3080も素の状態よりフレームレートが上がっているが、RTX4080の上り幅とは比べ物にならない。
この中でも注目したいのはMarvel’s Spider-Man Remasteredだ。Marvel’s Spider-Man RemasteredはおそらくCPUがボトルネックになっていることによって、グラボの性能を上げてもフレームレートが上がりにくくなっている。
しかしフレーム生成はグラボ単体で完結するため、CPUのボトルネックの影響を受けずにフレームレートを向上させることができるのだ。
RTX4080は素の状態でもかなり高いパフォーマンスを発揮するが、DLSS+フレーム生成を使えば桁違いのパフォーマンスとなる。
ただしDLSSと同じく、フレーム生成は対応しているタイトルでしか使用できない。有名なゲームであれば既存のタイトルも対応してくれる可能性が高いが、全てのタイトルで使える機能ではないことに注意。
【4K性能比較】RTX4080 vs RTX4070Ti
RTX4070TiはGPUメモリが貧弱なせいで、総合力ほど4K性能が高くないという弱点がある。
RTX4070TiとRTX4080の4K性能を比較して、RTX4080はRTX4070Tiを明確に超えてくれるのかを見ていこう。
- CPUはRyzen7 5800X3D
- 解像度は4K
- 最高設定
RTX4080 | RTX4070Ti | |
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ) | 10 | 8 |
Hogwarts Legacy | 58 | 40 |
Forza Horizon 5 | 97 | 79 |
Red Dead Redemption 2 | 70 | 56 |
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ) DLSS |
71 | 53 |
Hogwarts Legacy DLSS |
87 | 74 |
Forza Horizon 5 DLSS |
116 | 94 |
Red Dead Redemption 2 DLSS |
86 | 69 |
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ) DLSS+フレーム生成 |
106 | 82 |
Hogwarts Legacy DLSS+フレーム生成 |
113 | 86 |
Forza Horizon 5 DLSS+フレーム生成 |
144 | 112 |
素の状態のCyberpunk 2077(RTオーバードライブ)はどのグラボでも無理なので無視するとして、他のタイトルではRTX4080はRTX4070Tiより高いフレームレートを余裕をもって出せている。
RTX4070Tiだと60fpsを下回ったタイトルも、RTX4080であればおおむね60fpsをクリアできている。
RTX4070Tiも超高負荷タイトルの4Kが辛いだけで4K適性はあるが、RTX4080は胸を張って4K適性名乗れるレベルと言って良いだろう。
4K性能が欲しいならRTX4080は選択肢の1つとして優秀だ。
逆に、ここまでの4K性能は求めていないならRTX4070Tiは価格面からも魅力的なグラボとなる。
≫RTX4070Tiのスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCも紹介
RTX4080の消費電力をRTX3080,4070Ti,4090と比較
- 最高設定
- 解像度はWQHD
RTX4080 | RTX3080 | RTX4070Ti | RTX4090 | |
Watch Dogs Legion(RT) | 273 | 302 | 234 | 219 |
God of War | 311 | 318 | 249 | 378 |
Red Dead Redemption 2 | 285 | 312 | 241 | 343 |
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) | 169 | 256 | 146 | 172 |
Witcher 3 NextGen(RT) | 309 | 314 | 253 | 364 |
平均 | 269.4 | 300.4 | 224.6 | 295.2 |
消費電力割合 | 100%(基準) | 112% | 83% | 110% |
フレームレート割合 | 100%(基準) | 71% | 81% | 122% |
RTX4080の消費電力はRTX3080より低い。フレームレートはRTX4080の方が高いので、RTX4080はRTX3080より優れたワットパフォーマンスを発揮しているというわけだ。
RTX4070Tiと比べると、消費電力もフレームレートもほぼ同じ差なので、ワットパフォーマンスは同等レベルであることがわかる。
RTX4090と比べると、RTX4090のほうが消費電力が低いか同等クラスのゲームもあり、この5タイトルではRTX4090のほうが優れたワットパフォーマンスとなった。
RTX4080はRTX4090に手が出せないヘビーゲーマー向けのグラボ
RTX4080は「RTX3080やRTX4070Tiの性能だと物足りない。けどRTX4090を買うほどの予算は無い」という人向けのグラボだ。
RTX4080はフレーム生成を含め、RTX3080から明確に進化している。1ランク下のRTX4070Tiと比べても、主に4K性能で差別化がなされている。
とはいえ価格帯がRTX4070Tiが一気に跳ね上がることと、RTX4080ほどの予算があるならいっそのことRTX4090を選んだほうが良いのではないかという懸念点があるのも事実だ。
RTX4080→RTX4090で得られる20%ほどのパフォーマンス差のために+10万円は出せないのならばRTX4080は良い選択肢になる。
RTX4080と組み合わせたいCPU
RTX4080は最高クラスのグラボなので、CPUも最高クラスの性能が欲しいところだ。
Intel最新世代であるCore i7-13700KやCore i9-13900K、非常に高いゲーム性能を誇るRyzen7 7800X3D、Ryzen9 7950X3Dのような高性能なCPUであれば、RTX4080にふさわしいと言える。
RTX4080搭載のゲーミングPCをおすすめBTOから紹介
おすすめ1 | おすすめ2 | おすすめ3 | |
外観 | ![]() |
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特徴 | 品質×価格重視 | 品質重視 | ゲーム特化 |
セール期間 | ~6月15日15時 | – | ~6月23日10時 |
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700K | Ryzen7 7800X3D |
GPU | RTX4080 | RTX4080 | RTX4080 |
価格(税込) | 369,800円 | 452,000円 | 408,000円 |
RTX4080搭載のゲーミングPCを、おすすめのBTOショップから紹介する。
BTOショップのカスタマイズについてわからない場合は以下のページを参考にすると良い。
≫初心者におすすめのBTOカスタマイズを紹介!満足のいくゲーミングPCにしよう
おすすめ1:フロンティアのMSIコラボモデル
FRMFB760/M412 | |
メーカー | フロンティア |
セール期間 | ~6月15日15時(セール情報) |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX4080 |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 369,800円 |
※2023年5月19日時点での情報
おすすめ1は、セール時の安さで有名なフロンティアのセールモデルだ。
このモデルは有名パーツメーカーのMSI製のパーツをふんだんに搭載している。水冷クーラー・ケース・マザーボード・SSD・グラボがMSIになっていて、普通のモデルより冷却性や耐久性が高くなっている。
それでいてRTX4080搭載モデルとしてはかなり低価格であり、40万円以下に収まっている。
安さ×品質を求めたい人は必見のモデルだ。
おすすめ2:品質にこだわったサイコムのゲーミングPC
G-Master Spear Z790/D4 | |
メーカー | サイコム |
セール期間 | – |
CPU | Intel Core i7-13700K(変更可) |
GPU | GeForce RTX4080(変更後) |
メモリ | 16GB(8GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 500GB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 439,320円 |
※2023年4月14日時点での情報
おすすめ2は、高品質なパーツを搭載していることで有名なサイコムのゲーミングPCだ。
サイコムのゲーミングPCは有名メーカーの高品質なパーツを搭載しているため価格が高いが、価格に見合う品質を備えている。高品質ということは冷却性や耐久性に優れていて、故障のリスクが低いということだ。
RTX4080ほど高性能なグラボを搭載するのなら、冷却性や耐久性を意識するのも良いだろう。高品質なパーツをここまで揃えているBTOショップはなかなか無い。
RTX4080を選ぶようなゲーミングPC玄人は必見だ。
おすすめ3:Ryzen7 7800X3D搭載のゲーム特化モデル
G-GEAR neo GX7A-R231/XB Ryzen7 7800X3D×RTX4080 | |
メーカー | ツクモ |
セール期間 | ~6月23日10時(セール情報) |
CPU | AMD Ryzen7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX4080 |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR5-4800) |
ストレージ | 2TB(M.2 NVMe SSD) |
価格(税込) | 408,000円 |
※2023年6月9日時点での情報
おすすめ3は、PCパーツショップとして有名なツクモのゲーミングPCだ。
CPUはゲーム特化の性能を持つRyzen7 7800X3Dとなっていて、RTX4080と併せて高いゲーム性能となる。
Ryzen7 7800X3D搭載モデルはBTOセールにはなりにくいので、高いゲーム性能を求めるヘビーゲーマーは見逃し厳禁だ。
RTX4080の性能とおすすめゲーミングPCまとめ
- RTX4080は素の性能だけでなくフレーム生成によってRTX3080を圧倒する
- RTX4070Tiより優れた4K性能で4K解像度に向いている
- RTX4090が強いライバル
RTX4080は4Kでプレイしたいコアゲーマーだけにおすすめのグラボだ。逆に言えばコアゲーマー以外にはおすすめできない。
グラボの選び方について知りたい人は以下の記事を読むと良い。
≫ゲーミングPCに載せるグラボ性能の選び方とおすすめを初心者でもわかるように解説
参考サイト
3DMarkスコアは以下のサイトを引用した。