RTX4080のスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCも紹介

「RTX4080の性能と搭載ゲーミングPC」のアイキャッチ
管理人
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「性能の高いゲーミングPCが欲しいんだけど、RTX4080ってどれくらいの性能なの?けっこう高性能らしいから気になってるんだよね」って人に読んでほしいページだよ。

このページの内容は以下の通り。

  • RTX4080のカタログスペックやベンチマークスコア、価格やゲーム性能を競合グラボと比較
  • RTX4080搭載のゲーミングPCをおすすめBTOから紹介

RTX4080は2022年11月に発売開始されたハイエンドグラボだ。

このページを読めば、RTX4080の性能がわかり、自分に合ったグラボなのかどうかの判断ができる。

RTX4080をまずは簡単に解説

  • RTX4080はWQHDや4K解像度でプレイする人向けのハイエンドグラボ
  • RTX4070Tiとの差別化もされている
  • RTX4090が強すぎる

RTX4080はハイエンドグラボであり、従来のRTX30シリーズより高い性能を持つグラボだ。1ランク下のRTX4070Tiとの差も大きく、RTX4070TiではなくRTX4080を選ぶ理由がある。

とはいえRTX4080はかなりの高額ながらRTX4090というさらに上の存在があるため、PC玄人からは微妙だと思われてしまっているという状況だ。

RTX4080のカタログスペックをRTX3080,RTX4070Ti,RTX4090と比較

RTX4080 RTX3080(10GB) RTX4070Ti RTX4090
アーキテクチャ Ada Lovelace Ampere Ada Lovelace Ada Lovelace
GPUコア AD103 GA102 AD104 AD102
プロセス 5nm 8nm 5nm 5nm
CUDAコア 9728基 8704基 7680基 16384基
RTコア世代 第3世代 第2世代 第3世代 第3世代
RTコア 76基 68基 60基 128基
Tensorコア世代 第4世代 第3世代 第4世代 第4世代
Tensorコア 304基 272基 240基 512基
ベースクロック 2.21GHz 1.44GHz 2.31GHz 2.23GHz
ブーストクロック 2.51GHz 1.71GHz 2.61GHz 2.52GHz
メモリ 16GB 10GB 12GB 24GB
メモリタイプ GDDR6X GDDR6X GDDR6X GDDR6X
メモリクロック 22.4Gbps 19Gbps 21Gbps 21Gbps
メモリバス幅 256bit 320bit 192bit 384bit
メモリバス帯域 716.8GB/s 760GB/s 504GB/s 1008GB/s
TDP 320W 320W 285W 450W
推奨電源 750W 750W 700W 850W

RTX4080のカタログスペックを、前世代のRTX3080(10GB)および1ランク下のRTX4070Ti、1ランク上のRTX4090と比較しよう。

RTX4080の特徴|RTX3080と何が違うか

RTX4080 RTX3080(10GB)
アーキテクチャ Ada Lovelace Ampere
GPUコア AD103 GA102
プロセス 5nm 8nm
CUDAコア 9728基 8704基(89%)
RTコア世代 第3世代 第2世代
Tensorコア世代 第4世代 第3世代
ベースクロック 2.21GHz 1.44GHz(65%)
ブーストクロック 2.51GHz 1.71GHz(68%)
メモリ容量 16GB 10GB(63%)
メモリクロック 22.4Gbps 19Gbps(85%)
メモリバス幅 256bit 320bit(125%)
メモリバス帯域 716.8GB/s 760GB/s(106%)

※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。

RTX3080はGPUメモリの容量によってRTX3080(10GB)とRTX3080(12GB)の2種類があるが、より一般的なRTX3080(10GB)と比較する。

RTX3080はRTX4080の1世代前のグラボだ。RTX3080は既にBTOショップではほぼ見かけないが、RTX4080の特徴を解説するために有用だ。
RTX3080→RTX4080への進化で大きく変化したのは以下の3点。

  • DLSS 3への対応有無
  • クロック
  • GPUメモリ容量

RTX40シリーズの目玉ともいえる機能がDLSS 3だ。DLSS 3では通常のDLSS(=画質をなるべく保ったままフレームレートを向上させる技術)に加え、フレーム生成という機能を使用できる。
フレーム生成は、AIがフレームを補完することでフレームレートがさらに向上するという機能であり、RTX30シリーズでは使えない。RTX4080とRTX3080の大きな変化点だ。

コア数を見ると、RTX4080はRTX3080に対して11%ぶんしか差をつけておらず、コア数ではそこまで大きな差ではない。
一方でクロックは30%以上の大幅な差となっている。高クロックはRTX40シリーズの特徴だ。

RTX4080は16GBのGPUメモリを搭載していることも大きな特徴だ。ゲームだと8GBもあれば足りることが多いが、最新の美麗グラフィックが売りのゲームだと12GB程度のGPUメモリを要求されることもある。
メモリバス幅が256bitなのでメモリ性能自体は多少物足りない感があるが、ハイエンドグラボとして16GBのメモリ容量は魅力的だ。

RTX3080→RTX4080で明らかに性能が向上しているのは言うまでもないが、基本消費電力は同じであることにも注目したい。プロセスルールが8nm→5nmと細かくなっていることで電力効率が向上しているのだ。

RTX4080とRTX4070Tiの違い

RTX4080 RTX4070Ti
GPUコア AD103 AD104
CUDAコア 9728基 7680基(79%)
ベースクロック 2.21GHz 2.31GHz(105%)
ブーストクロック 2.51GHz 2.61GHz(104%)
メモリ容量 16GB 12GB(75%)
メモリクロック 22.4Gbps 21Gbps(94%)
メモリバス幅 256bit 192bit(75%)
メモリバス帯域 716.8GB/s 504GB/s(70%)
TDP 320W 285W(89%)

※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。

RTX4070TiはRTX4080の1ランク下のグラボであり、もともとRTX4080(12GB)として発売される予定だったグラボだ。しかし同じRTX4080を名乗るには性能差がありすぎて、急遽RTX4080(12GB)ではなくRTX4070Tiとして発売されることになった。

実際、RTX4080はRTX4070Tiより21%もコア数が多い。クロックはRTX4070Tiのほうが高いもののわずかな差であり、コア数の差を埋められるものではない。

メモリに関しても16GB→12GBと25%の差があるので、メモリバス幅も25%の差がついているので、メモリバス帯域に大差がついている。12GBでも十分ではあるが、RTX4080からすると大きな優位点となる。

RTX4070TiはもともとRTX4080(12GB)とはいえ、RTX4070TiとRTX4080の差は大きく、きちんと差別化がされているように見える。

RTX4080とRTX4090の違い

RTX4080 RTX4090
GPUコア AD103 AD102
CUDAコア 9728基 16384基(168%)
GPUメモリ 16GB 24GB(150%)
メモリクロック 22.4Gbps 21Gbps(94%)
メモリバス幅 256bit 384bit(150%)
メモリバス帯域 716.8GB/s 1008GB/s(141%)
TDP 320W 450W(141%)

※表のカッコ内の数値は、RTX4080を基準にしたときの割合を表す。

RTX4090は現時点でRTX40シリーズ最強のグラボだ。RTX4090Tiが発売されれば最強の座を譲ることにはなるが、それでも圧倒的な性能を持つことに変わりはない。

表を見れば一目瞭然なように、RTX4080とRTX4090はスペックにかなりの差がある。コアのクロックやメモリクロックに関してはほぼ同じ数値となっているが、そのほかに関しては大差だ。

コアもメモリも、RTX4090はRTX4080のおおよそ150%前後の値となっている。この差がそのまま実際のパフォーマンスにつながるわけではないが、RTX4080とRTX4090には大きな差があることに間違いはない。

RTX4080のベンチマークスコアや搭載PCの価格を競合グラボと比較

グラフィックボード 3DMark 解像度目安 グラボ価格 1円あたりスコア 搭載PCの価格
RTX4090 35964 ~4K 27万円~ 0.133 48万円~
RTX4080 28066 ~4K 18万円~ 0.156 37万円~
RTX4070Ti 22652 ~4K 13万円~ 0.174 23万円~
RTX4070 17874 ~WQHD 9.5万円~ 0.188 20万円~
RTX3080 17554 ~4K 9.9万円~ 0.177 24万円~
RTX3070Ti 14835 ~WQHD 8万円~ 0.185 20万円~
RTX3070 13510 ~WQHD 7万円~ 0.193 18万円~
RTX3060Ti 11593 ~フルHD 5.8万円~ 0.200 15万円~
RTX3060 8703 ~フルHD 4.7万円~ 0.185 13万円~
RTX3050 6203 ~フルHD 3.6万円~ 0.172 10万円~

主流なグラボを並べたのが上の表だ。

なお、ベンチマークスコアはあくまで性能の目安であり、実際のパフォーマンスがスコア通りになるわけではないことに注意。

RTX4080のベンチマークスコアをRTX3080,4070Ti,4090と比較

3DMark 割合
RTX4090 35964 128%
RTX4080 28066 100%(割合)
RTX4070Ti 22652 81%
RTX3080 17554 63%

RTX4080とRTX4090にスコア差は、カタログスペック上での差ほど大きくない。
むしろRTX4090とは実質2ランク差(未発売だがRTX4080Tiが存在するはずなので)で28%、RTX4070Tiとは1ランク差で19%差であり、RTX4080はかなり健闘しているように思える。

1世代前のRTX3080と比べるとRTX4080は37%の差をつけていて、大差であることがわかる。カタログスペックで見たように、明確に進化していると言える。

RTX4080の価格やコスパをRTX3080,4070Ti,4090と比較

3DMark グラボ価格 1円あたりスコア 搭載PCの価格
RTX4090 35964 27万円~ 0.133 48万円~
RTX4080 28066 18万円~ 0.156 37万円~
RTX4070Ti 22652 13万円~ 0.174 23万円~
RTX3080 17554 9.9万円~ 0.177 24万円~

RTX4080はハイエンドグラボらしくコスパは悪い。RTX4090が最も低コスパだが、RTX4080の低コスパさもなかなかだ。
RTX4070TiやRTX3080のコスパは特別良いわけではないが、悪くはないコスパとなっている。

RTX4080本体の価格は18万円~であり、決して安いものではない。18万円があればRTX3070搭載のゲーミングPCを買うことができるほど高額だ。
とはいえRTX4070Tiとは5万円程度の差なので、ハイエンドグラボとして選択肢になり得る。RTX4090よりはマシだ。

ただしRTX4080搭載PCは37万円~となっていて、RTX4070Ti搭載PCより大幅に高額だ。RTX4070Ti搭載PCはコスパを重視したモデルも存在する一方で、RTX4080搭載PCは性能や品質重視のモデルしかないからだ。

たしかにRTX4080を選ぶような人はコスパより性能や品質を重視する傾向にあるので、RTX4070TiとRTX4080は明確に住みわけがなされていると見て良いだろう。

一般人が手を出せるのはRTX4070Tiまでであり、ゲーミングPCに40万円も出せない場合はRTX4070Tiを選ぶと良い。
≫RTX4070Tiのスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCも紹介

RTX4080のゲーム性能をRTX3080,4070Ti,4090と比較

RTX4080のゲーム性能を見ていこう。

なお、記載している平均フレームレートは目安であり、保証するものではないことに注意。例えば平均60fpsだとしても、60fpsで張り付くわけではない。

【WQHD性能比較】RTX4080 vs RTX3080 vs RTX4070Ti vs RTX4090

  • CPUはRyzen7 5800X3D
  • 解像度はWQHD
  • 最高設定
  • DLSSオフ、レイトレーシング(RT)は記載しているタイトルのみ
RTX4080 RTX3080 RTX4070Ti RTX4090
Watch Dogs Legion(RT) 77 51 63 94
God of War 163 115 126 209
Red Dead Redemption 2 107 71 87 136
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) 81 71 72 80
Witcher 3 NextGen(RT) 64 40 49 83
平均 98.4 69.6 79.4 120.4
割合 100%(基準) 71% 81% 122%

どれも重めのゲームでありレイトレーシングをオンにしているタイトルも多いが、それでもRTX4080は平均で約100fpsを出せている。

RTX3080やRTX4070Tiとの差を見てもパフォーマンスに明確な差があることが分かる。例えばWitcher 3 NextGenは、RTX3080やRTX4070Tiでは平均60fpsを下回っているが、RTX4080では60fpsを上回っている。
グラフィック重視のゲームでは60fpsを超えるかどうかが1つの指標なので、RTX4080は下位のグラボより明確な利点があると言える。

RTX4090と比べると、Marvel’s Spider-Man Remastered以外で大差をつけられている(おそらくMarvel’s Spider-Man RemasteredではCPUがボトルネックになってしまったのだろう)
とはいえ価格差を考えると当然であり、ベンチマークスコアと同じくらいの差であるところを見ると、妥当なパフォーマンス差だ。

ただしここで問題になるのは、「どうせ大金を使うなら、RTX4080じゃなくてRTX4090を選んだほうが良くね?」ということだ。RTX4080で妥協するくらいならRTX4090を選んだほうが満足度が高くなるというのも理解できる。
とはいえRTX4080とRTX4090は約10万円の価格差があるので、10万円と約20%のパフォーマンスのどちらを取るかは各自で決めると良いだろう。
≫RTX4090のスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCを紹介

【DLSS性能比較】RTX4080 vs RTX3080

  • CPUはRyzen7 5800X3D
  • 解像度はWQHD
  • 最高設定

RTX4080は従来のDLSSに加え、フレーム生成という機能を使用できる。フレーム生成がどれほどの威力なのかを見ていこう。

RTX4080 RTX3080
Cyberpunk 2077(RT) 56 36
Hogwarts Legacy 95 76
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) 81 71
Witcher 3 NextGen(RT) 64 40
平均 74 55.8
Cyberpunk 2077(RT)
DLSS+フレーム生成/DLSS
141 62
Hogwarts Legacy
DLSS+フレーム生成/DLSS
185 89
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT)
DLSS+フレーム生成/DLSS
151 73
Witcher 3 NextGen(RT)
DLSS+フレーム生成/DLSS
139 54
平均 154.0 69.5

DLSSを強めにかけているとはいえ、RTX4080の平均フレームレートは154fpsとなった。DLSSのみのRTX3080も素の状態よりフレームレートが上がっているが、RTX4080の上り幅とは比べ物にならない。

この中でも注目したいのはMarvel’s Spider-Man Remasteredだ。Marvel’s Spider-Man RemasteredはおそらくCPUがボトルネックになっていることによって、グラボの性能を上げてもフレームレートが上がりにくくなっている。
しかしフレーム生成はグラボ単体で完結するため、CPUのボトルネックの影響を受けずにフレームレートを向上させることができるのだ。

RTX4080は素の状態でもかなり高いパフォーマンスを発揮するが、DLSS+フレーム生成を使えば桁違いのパフォーマンスとなる。

ただしDLSSと同じく、フレーム生成は対応しているタイトルでしか使用できない。有名なゲームであれば既存のタイトルも対応してくれる可能性が高いが、全てのタイトルで使える機能ではないことに注意。

【4K性能比較】RTX4080 vs RTX4070Ti

RTX4070TiはGPUメモリが貧弱なせいで、総合力ほど4K性能が高くないという弱点がある。

RTX4070TiとRTX4080の4K性能を比較して、RTX4080はRTX4070Tiを明確に超えてくれるのかを見ていこう。

  • CPUはRyzen7 5800X3D
  • 解像度は4K
  • 最高設定
RTX4080 RTX4070Ti
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ) 10 8
Hogwarts Legacy 58 40
Forza Horizon 5 97 79
Red Dead Redemption 2 70 56
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ)
DLSS
71 53
Hogwarts Legacy
DLSS
87 74
Forza Horizon 5
DLSS
116 94
Red Dead Redemption 2
DLSS
86 69
Cyberpunk 2077(RTオーバードライブ)
DLSS+フレーム生成
106 82
Hogwarts Legacy
DLSS+フレーム生成
113 86
Forza Horizon 5
DLSS+フレーム生成
144 112

素の状態のCyberpunk 2077(RTオーバードライブ)はどのグラボでも無理なので無視するとして、他のタイトルではRTX4080はRTX4070Tiより高いフレームレートを余裕をもって出せている。
RTX4070Tiだと60fpsを下回ったタイトルも、RTX4080であればおおむね60fpsをクリアできている。

RTX4070Tiも超高負荷タイトルの4Kが辛いだけで4K適性はあるが、RTX4080は胸を張って4K適性名乗れるレベルと言って良いだろう。

4K性能が欲しいならRTX4080は選択肢の1つとして優秀だ。
逆に、ここまでの4K性能は求めていないならRTX4070Tiは価格面からも魅力的なグラボとなる。
≫RTX4070Tiのスペックやゲーム性能、価格を競合製品と比較!BTOから搭載PCも紹介

RTX4080の消費電力をRTX3080,4070Ti,4090と比較

  • 最高設定
  • 解像度はWQHD
RTX4080 RTX3080 RTX4070Ti RTX4090
Watch Dogs Legion(RT) 273 302 234 219
God of War 311 318 249 378
Red Dead Redemption 2 285 312 241 343
Marvel’s Spider-Man Remastered(RT) 169 256 146 172
Witcher 3 NextGen(RT) 309 314 253 364
平均 269.4 300.4 224.6 295.2
消費電力割合 100%(基準) 112% 83% 110%
フレームレート割合 100%(基準) 71% 81% 122%

RTX4080の消費電力はRTX3080より低い。フレームレートはRTX4080の方が高いので、RTX4080はRTX3080より優れたワットパフォーマンスを発揮しているというわけだ。

RTX4070Tiと比べると、消費電力もフレームレートもほぼ同じ差なので、ワットパフォーマンスは同等レベルであることがわかる。

RTX4090と比べると、RTX4090のほうが消費電力が低いか同等クラスのゲームもあり、この5タイトルではRTX4090のほうが優れたワットパフォーマンスとなった。

RTX4080はRTX4090に手が出せないヘビーゲーマー向けのグラボ

RTX4080は「RTX3080やRTX4070Tiの性能だと物足りない。けどRTX4090を買うほどの予算は無い」という人向けのグラボだ。

RTX4080はフレーム生成を含め、RTX3080から明確に進化している。1ランク下のRTX4070Tiと比べても、主に4K性能で差別化がなされている。

とはいえ価格帯がRTX4070Tiが一気に跳ね上がることと、RTX4080ほどの予算があるならいっそのことRTX4090を選んだほうが良いのではないかという懸念点があるのも事実だ。

RTX4080→RTX4090で得られる20%ほどのパフォーマンス差のために+10万円は出せないのならばRTX4080は良い選択肢になる。

RTX4080と組み合わせたいCPU

RTX4080は最高クラスのグラボなので、CPUも最高クラスの性能が欲しいところだ。

Intel最新世代であるCore i7-13700KやCore i9-13900K、非常に高いゲーム性能を誇るRyzen7 7800X3D、Ryzen9 7950X3Dのような高性能なCPUであれば、RTX4080にふさわしいと言える。

RTX4080搭載のゲーミングPCをおすすめBTOから紹介

おすすめ1 おすすめ2 おすすめ3
外観 フロンティアのゲーミングPCサンプル4 サイコムのゲーミングPCサンプル2 ツクモのゲーミングPCサンプル
特徴 品質×価格重視 品質重視 ゲーム特化
セール期間 ~6月15日15時 ~6月23日10時
CPU Core i7-13700F Core i7-13700K Ryzen7 7800X3D
GPU RTX4080 RTX4080 RTX4080
価格(税込) 369,800円 452,000円 408,000円

RTX4080搭載のゲーミングPCを、おすすめのBTOショップから紹介する。

BTOショップのカスタマイズについてわからない場合は以下のページを参考にすると良い。
≫初心者におすすめのBTOカスタマイズを紹介!満足のいくゲーミングPCにしよう

おすすめ1:フロンティアのMSIコラボモデル

Core i7-13700F×RTX4080搭載のMSI製フロンティアゲーミングPC

FRMFB760/M412
メーカー フロンティア
セール期間 ~6月15日15時(セール情報)
CPU Intel Core i7-13700F
GPU GeForce RTX4080
メモリ 32GB(16GB×2)(DDR4-3200)
ストレージ 1TB(M.2 NVMe SSD)
価格(税込) 369,800円

※2023年5月19日時点での情報

おすすめ1は、セール時の安さで有名なフロンティアのセールモデルだ。

このモデルは有名パーツメーカーのMSI製のパーツをふんだんに搭載している。水冷クーラー・ケース・マザーボード・SSD・グラボがMSIになっていて、普通のモデルより冷却性や耐久性が高くなっている。
それでいてRTX4080搭載モデルとしてはかなり低価格であり、40万円以下に収まっている。

安さ×品質を求めたい人は必見のモデルだ。

おすすめ2:品質にこだわったサイコムのゲーミングPC

サイコムのゲーミングPC7

G-Master Spear Z790/D4
メーカー サイコム
セール期間
CPU Intel Core i7-13700K(変更可)
GPU GeForce RTX4080(変更後)
メモリ 16GB(8GB×2)(DDR4-3200)
ストレージ 500GB(M.2 NVMe SSD)
価格(税込) 439,320円

※2023年4月14日時点での情報

おすすめ2は、高品質なパーツを搭載していることで有名なサイコムのゲーミングPCだ。

サイコムのゲーミングPCは有名メーカーの高品質なパーツを搭載しているため価格が高いが、価格に見合う品質を備えている。高品質ということは冷却性や耐久性に優れていて、故障のリスクが低いということだ。

RTX4080ほど高性能なグラボを搭載するのなら、冷却性や耐久性を意識するのも良いだろう。高品質なパーツをここまで揃えているBTOショップはなかなか無い。

RTX4080を選ぶようなゲーミングPC玄人は必見だ。

おすすめ3:Ryzen7 7800X3D搭載のゲーム特化モデル

Ryzen7 7800X3D×RTX4080搭載のツクモのゲーミングPC

G-GEAR neo GX7A-R231/XB Ryzen7 7800X3D×RTX4080
メーカー ツクモ
セール期間 ~6月23日10時(セール情報)
CPU AMD Ryzen7 7800X3D
GPU GeForce RTX4080
メモリ 32GB(16GB×2)(DDR5-4800)
ストレージ 2TB(M.2 NVMe SSD)
価格(税込) 408,000円

※2023年6月9日時点での情報

おすすめ3は、PCパーツショップとして有名なツクモのゲーミングPCだ。

CPUはゲーム特化の性能を持つRyzen7 7800X3Dとなっていて、RTX4080と併せて高いゲーム性能となる。

Ryzen7 7800X3D搭載モデルはBTOセールにはなりにくいので、高いゲーム性能を求めるヘビーゲーマーは見逃し厳禁だ。

RTX4080の性能とおすすめゲーミングPCまとめ

  • RTX4080は素の性能だけでなくフレーム生成によってRTX3080を圧倒する
  • RTX4070Tiより優れた4K性能で4K解像度に向いている
  • RTX4090が強いライバル

RTX4080は4Kでプレイしたいコアゲーマーだけにおすすめのグラボだ。逆に言えばコアゲーマー以外にはおすすめできない。
グラボの選び方について知りたい人は以下の記事を読むと良い。
≫ゲーミングPCに載せるグラボ性能の選び方とおすすめを初心者でもわかるように解説

参考サイト

3DMarkスコアは以下のサイトを引用した。

参考:https://benchmarks.ul.com/compare/best-gpus

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