
「Cyberpunk 2077をプレイするためにゲーミングPCを買おうと思ってるんだけど、どれくらいのスペックがあれば良いの?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- Cyberpunk 2077をプレイするために必要な最低環境
- Cyberpunk 2077におすすめのグラボ
- Cyberpunk 2077におすすめのゲーミングPC
このページを読めば、Cyberpunk 2077をプレイするために必要なスペックが分かり、快適にプレイすることができる。
Cyberpunk 2077の必要動作環境
Cyberpunk 2077は公式が必要動作環境を、解像度や画質設定ごとに記載してくれている。最低でもこのくらいの性能が無いとCyberpunk2077を遊ぶことはできないということだ。
非レイトレーシング時の必要動作環境
最小 | 推奨 | 高 | ウルトラ | |
解像度 | フルHD | フルHD | WQHD | 4K |
GFH設定 | Low | High | Ultra | Ultra |
OS | Windows10 64bit | |||
CPU | Core i5-3570K FX-8310 |
Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-4790 Ryzen5 3600 |
グラボ | GTX970 RX470 |
GTX1060 6GB GTX1660Super RX590 |
RTX2060 RX5700XT |
RTX2080Super RTX3070 RX6800XT |
GPUメモリ(VRAM) | 3GB | 6GB | 6GB | 8GB |
メモリ | 8GB | 12GB | 12GB | 16GB |
ストレージ | 70GB SSD |
Cyberpunk 2077がいくら激重なゲームと言っても、非レイトレーシング時にはそこまで高いスペックは求められない。フルHDであれば、古いグラボやエントリークラスのグラボでも必要動作環境は満たしている。
レイトレーシング時の必要動作環境
最小 | 高 | ウルトラ | |
解像度 | フルHD | WQHD | 4K |
GFH設定 | RT Medium | RT Ultra | |
OS | Windows10 64bit | ||
CPU | Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-6700 Ryzen5 3600 |
|
グラボ | RTX2060 | RTX3070 | RTX3080 |
GPUメモリ (VRAM) |
6GB | 8GB | 10GB |
メモリ | 16GB | ||
ストレージ | 70GB SSD |
レイトレーシング時にはかなりのスペックを求められる。特に、Cyberpunkの世界を高解像度で楽しもうと思ったらRTX3070やRTX3080といったミドル~ハイエンドのグラボを最低でも求められる。
Cyberpunk 2077の推奨スペック
Cyberpunk 2077の推奨スペックを、必要動作環境を参考にしながら見ていこう。グラボとメモリに関しては実際に検証している。
OS
Cyberpunk 2077の推奨OSはWindows10だ。ここ数年以内に購入したゲーミングPCであればWindows10が搭載されているはずだ。
ちなみに現在はWindows11が最新だが、10でも11でも問題ない。
Cyberpunk 2077は2022年1月までWindows7をサポートしていたようだが、2022年2月でサポートを終了している。
そもそもWindows7は2020年にマイクロソフトのサポートが終了しているので、いまだに使用している人はいないだろうが、念のため注意が必要だ。
CPU
最小 | 推奨 | 高 | ウルトラ | 最小(RT) | 高(RT) | ウルトラ(RT) | |
解像度 | フルHD | フルHD | WQHD | 4K | フルHD | WQHD | 4K |
GFH設定 | Low | High | Ultra | Ultra | RT Medium | RT Ultra | RT Ultra |
CPU | Core i5-3570K FX-8310 |
Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-4790 Ryzen5 3600 |
Core i7-4790 Ryzen3 3200G |
Core i7-6700 Ryzen5 3600 |
Core i7-6700 Ryzen5 3600 |
Cyberpunk 2077はCPUの要求スペックは高くない。4K RT Ultra設定でもCore i7-6700(2015年7月発売)やRyzen5 3600(2019年7月発売)を搭載していれば最低ラインはクリアしている。
Cyberpunk 2077のような重いゲームの場合は、CPUよりグラボの性能が重要になる傾向にあるのだ。そのためCPUの性能はそこまで高い必要性は薄い。
ここ数年で買ったゲーミングPCであればクリアしていることが多いはずだ。
グラボ別フレームレートとVRAM使用率
Cyberpunk 2077(最高設定)のグラボ別フレームレートを測定した。なお、高性能なグラボになるほどCPUも高性能にするのが普通なので、グラボによって多少CPUも変更して実際に近い形にした。
加えて、測定する必要がないと判断したところは空欄にしてある。
また、記載している平均フレームレートは目安であり、必ずしも保証するものではない。
結論を先に言うと、解像度別おすすめグラボは以下の通り。
フルHD解像度(1920×1080)
ネイティブ | DLSS パフォーマンス |
DLSS クオリティ |
RT最高 | RT最高 フレーム生成 |
RT最高 DLSSパフォーマンス |
RT最高 DLSSクオリティ |
|
RTX4090 Ryzen9 7950X |
105 | – | – | 92 | 176 | – | – |
RTX4080 Ryzen7 5800X3D |
107 | – | – | 78 | 144 | – | – |
RTX4070Ti Ryzen7 5800X3D |
97 | – | – | 64 | 117 | – | – |
RTX3060Ti Ryzen7 5800X |
76 | 111 | 101 | 38 | – | 76 | 61 |
RTX3060 Ryzen7 5800X |
60 | 107 | 82 | 28 | – | 72 | 47 |
RTX3050 Ryzen7 5800X |
40 | 85 | 54 | 18 | – | 56 | 36 |
フルHD解像度ではRTX3060以上のグラボであればおおよそ60fps以上でプレイ可能だ。ただしレイトレーシング(RT)をオンにする場合はDLSSと併用することが前提になる。
RTX40シリーズでのみ使用できるフレーム生成の威力は絶大だ。RTをオンにしていても3桁のフレームレートが出ている。この時点で十分なので測定はしていないが、フレーム生成とDLSSを併用すればもっと高フレームレートを出せるだろう。
WQHD解像度(2560×1440)
ネイティブ | DLSS パフォーマンス |
DLSS クオリティ |
RT最高 | RT最高 DLSSパフォーマンス |
RT最高 DLSSクオリティ |
RT最高 DLSSクオリティ フレーム生成 |
|
RTX4090 Ryzen9 7950X |
104 | – | 115 | 74 | 114 | 92 | 173 |
RTX4080 Ryzen7 5800X3D |
105 | – | 101 | 56 | 101 | 76 | 141 |
RTX4070Ti Ryzen7 5800X3D |
86 | – | 98 | 45 | 82 | 70 | 119 |
RTX3060Ti Ryzen7 5800X |
49 | 101 | 72 | 15 | 72 | 41 | – |
RTX3060 Ryzen7 5800X |
38 | 92 | 57 | 17 | 63 | 31 | – |
RTX3050 Ryzen7 5800X |
21 | 69 | 36 | 9 | 42 | 21 | – |
RTX3060Ti以下のグラボはフルHDが適正ということもあり、WQHDでのゲームプレイは難しい。DLSSオフだとかなり厳しいし、DLSSを強くかける必要がある。
RTX40シリーズであればネイティブの状態で60fps以上が出ている。RTをオンにするならDLSSやフレーム生成を併用する必要があるが、大幅にフレームレートを向上させることが可能だ。
Cyberpunk 2077をWQHD解像度で快適にプレイしたいならRTX4070Ti以上のグラボを選びたいところだ。
4K解像度(3840×2160)
ネイティブ | DLSS パフォーマンス |
DLSS クオリティ |
RT最高 | RT最高 DLSSパフォーマンス |
RT最高 DLSSクオリティ |
RT最高 DLSSクオリティ フレーム生成 |
RTオーバードライブ | RTオーバードライブ DLSSクオリティ フレーム生成 |
|
RTX4090 Ryzen9 7950X |
76 | – | 83 | 39 | – | 72 | 106 | 16 | 59 |
RTX4080 Ryzen7 5800X3D |
62 | – | 69 | 27 | 69 | 49 | 77 | 10 | 44 |
RTX4070Ti Ryzen7 5800X3D |
46 | – | 52 | 20 | 63 | 40 | 56 | 8 | 28 |
RTX3060Ti Ryzen7 5800X |
22 | 74 | 40 | 3 | 42 | 22 | – | – | – |
RTX3060 Ryzen7 5800X |
18 | 58 | 31 | 7 | 35 | 16 | – | – | – |
RTX3050 Ryzen7 5800X |
7 | 40 | 16 | 0 | 19 | 11 | – | – | – |
Cyberpunk 2077の4K解像度は激重だ。RTX4090ですらRTオンだと60fpsを大きく下回る。RTをオンにするならDLSSやフレーム生成の併用が前提だ。
それでもRTX4070TiやRTX4080だとDLSSを強くかける必要がある。RTX4090であればDLSS弱めでも60fps以上を達成できている。やはりRTX4090は別格だ。
いずれにしても、Cyberpunk 2077を4Kで快適にプレイしたいならハイエンドグラボが必須と言えるだろう。
Cyberpunk 2077のVRAM使用率
グラボ(VRAM) | フルHD | WQHD | 4K |
RTX4090(24GB) | 9.5GB | 10.3GB | 11.8GB |
RTX4080(16GB) | 9.6GB | 10GB | 11.8GB |
RTX4070Ti(12GB) | 8.5GB | 9.2GB | 10.7GB |
RTX3060Ti(8GB) | 7GB | 7.3GB | 7.5GB |
RTX3060(12GB) | 7.8GB | 8.2GB | 9.1GB |
RTX3050(8GB) | 6.8GB | 7GB | 7.5GB |
RTX4080やRTX4090の4K解像度を見てみると11.8GBで頭打ちになっているように見える。Cyberpunk 2077では12GBのVRAMがあると安心というわけだ。
もちろん8GBのVRAMでも動作するので大容量のVRAMが必須というわけではないが、高解像度でプレイしたいなら12GB以上のVRAMを搭載したグラボを選んだほうが良さそうだ。
メインメモリ使用率
フルHD | WQHD | 4K | |
RTX4090 | 13GB | 13GB | 13GB |
RTX4080 | 11.8GB | 11.8GB | 11.8GB |
RTX4070Ti | 12GB | 12GB | 13GB |
RTX3060Ti | 10GB | 10.8GB | 12.8GB |
RTX3060 | 10GB | 10GB | 10.7GB |
RTX3050 | 12GB | 13.2GB | 14.5GB |
Cyberpunk 2077では最大で約13GBのメインメモリを消費することがわかった。(RTX3050の4K解像度は現実的ではないため除外)
必要動作環境の欄で書かれていた「16GBのメインメモリ」の通りとなった。
ストレージ
Cyberpunk 2077は70GBの容量を必要とする。かなりの容量ではあるが、最近だとこれくらいの容量を要求するゲームが少なくない。
256GBのSSDだと余裕がなさすぎるので、最低でも512GBのSSDを搭載しておきたい。最近のゲーミングPCであれば512GBか1TBが標準搭載されているので心配はないだろう。
なお、SSD未搭載でHDDしか搭載していないPCが今時存在するとは考えにくいが、転送速度の速いSSDを使用したい。
Cyberpunk 2077におすすめのゲーミングPC
Cyberpunk 2077におすすめのゲーミングPCを、高品質さで有名なBTOサイコム(サイコム紹介ページ)から紹介する。
サイコムは他の大手BTOとは違い、搭載パーツの品質にまでしっかりとこだわっていて、PC玄人でも満足できるBTOだ。
各解像度向けの構成にカスタマイズしたものを下の表に記しておく。参考にしてほしい。
フルHD向け | WQHD向け | 4K向け | |
外観 | ![]() |
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CPU | Core i5-13400F | Core i7-13700K | Core i7-13700K |
グラボ | RTX3060Ti※ | RTX4070Ti※ | RTX4080※ |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
32GB(16GB×2)※ DDR5-4800 |
32GB(16GB×2)※ DDR5-4800 |
ストレージ | 500GB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD※ | 1TB M.2 SSD※ |
価格(税込) | 198,640円 | 363,910円 | 460,560円 |
公式サイト | 公式サイトで見てみる | 公式サイトで見てみる | 公式サイトで見てみる |
※標準構成からカスタマイズする必要あり
Cyberpunk 2077の推奨スペックまとめ
- Cyberpunk 2077はかなり重いゲームなのでそれなりのスペックが必要
- フルHDならRTX3060Ti、WQHDならRTX4070Ti、4KならRTX4080がおすすめ
このページでは、Cyberpunk 2077を快適にプレイするために必要なスペックを紹介した。Cyberpunk 2077をプレイしようと思っている人の参考になれば幸いだ。