
ゲーミングPC買おうと思ってるんだけど、ストレージってどれくらいあれば良いんだろ?あとSSDとかHHDとかよくわからないし…。
ゲーミングPCのストレージは非常に重要なので、適当に選んでしまうと後悔する可能性が高いです。
この記事では、初心者がストレージについて知っておくべきことだけを解説します。仕組みなんかは正直どうでも良いので解説しません。
この記事を読めば、初心者でも迷わずにストレージ構成を決められるようになります。
ゲーミングPCのストレージ構成の結論
- NVMe SSD
- NVMe SSD+HDD
- NVMe SSD+SATA SSD
結論から言ってしまうと、この3種類の構成のどれかにするのが望ましいです。
まずは軽く用語の説明をした後に、これらの構成がそれぞれどんな人向きなのかを解説します。
ストレージの用語を軽く解説

ストレージのカスタマイズ画面ってよくわからない用語がいっぱい書いてあって困るんだよね。調べるのもめんどくさい…。

そうだね。でも割とどうでも良い用語なんかもあるから、初心者必須の知識だけ解説していくね。
SSDとHDDについて
SSDの特徴としては以下の通りです。
- 読み書き速度が速い
- 衝撃に強く、壊れにくい
- 動作音が小さい
- 価格が高い
要は、性能が高くてサクサク快適にゲーミングPCを使用できるのがSSDだと覚えてください。主にゲーム用ですね。
HDDの特徴は以下の通りです。
- 読み書き速度は遅い
- 衝撃に弱く、壊れやすい
- 動作音が大きい
- 価格が安く、大容量に対応
SSDの下位互換的存在ですが、価格が安くて大容量なのがHDDだと覚えてください。主に動画の保存用ですね。
SSDの種類について
SSDは性能が高いという話をしましたが、SSDはさらに接続の種類で2種類に分かれています。NVMe(エヌブイエムイー)とSATA(シリアルエーティーエー、サタ)です。
NVMeはより早く、SATAは遅めです。これだけ覚えていればOKです。
ゲーミングPCのストレージ構成を解説
- NVMe SSD
- NVMe SSD+HDD
- NVMe SSD+SATA SSD
冒頭で以上の3つのどれかにすれば良いと解説しました。ここではそれぞれどのような人に向いているのかを解説します。
容量についてはこの次に解説します。
NVMe SSD
ほとんどの人はこれでOKです。BTOショップのゲーミングPCは、デフォルトでこれになっていることが多いです。
容量は512GBか1TBで良いでしょう。2TBは正直「何に使うの?」って感じですし、価格も非常に高いのでおすすめしません。
NVMe SSD+HDD
動画編集などで、保存したいデータが多くなる人だけがHDDを付けましょう。
逆に、ゲームしかしない人はHDDを付ける意味はありません。HDDにゲームを保存するとストレスマッハなのでおすすめしません。
以下の構成がおすすめです。
- NVMe SSD 512GB+HDD
- NVMe SSD 1TB+HDD
HDDの容量は人によるとしか言いようがありません。どれくらいのデータを扱うかによって最適な容量は変わってきます。
NVMe SSD+SATA SSD
金持ち用の構成です。普通の人はこんな構成にする必要はありません。
SSDとHDDはどのくらいの容量にすべき?

NVMe SSD+HDDにしようかなって考えてるけど、そういえば容量はどれを選べば良いんだろ?
ここまででどの構成にするかは決められたと思います。
ですが、容量については決めかねている人も多いはず。SSDとHDDの容量をそれぞれいくらにすれば良いのかを解説します。
SSDの容量について
SSDは512GBか1TBがおすすめです。SSDはゲーム用と言っても過言ではないので、プレイするゲームの本数によってどちらが良いかが変わります。PCゲームの容量はまちまちですが、30GB~50GBのものが多いです。
ここで3つ注意点があります。
- OSなどの容量に30GBほど使用されている
- SSDの容量をすべて使用しないようにする
- ゲームの容量は日々増えていく
512GBのSSDだからといって、512GBすべてを自由に使えるわけではありません。PCのシステム分の容量が30GBほどあるので、その分使用できる容量は減ります。
また、容量すべてを使用しないようにしてください。カツカツに使用してしまうと、速度が非常に遅くなってしまいます。大体10%くらいは余らせるようにしましょう。つまり、遊びたいゲームの合計容量が400GBほどを超えるなら、1TBのSSDにすべきです。
さらに、PCゲームは日々のアップデートでコンテンツが追加されるので、そのぶん容量が増えます。容量ギリギリだと、アップデートでオワる可能性があるので、そういった意味でもカツカツで使用するのはおすすめできません。
以下は一部のPCゲームの容量一覧です。
ゲーム名 | 必要容量 |
Call of Duty Modern Warfare | 175GB |
FINAL FANTASY15(4K) | 155GB |
FINAL FANTASY15 | 100GB |
Grand Theft AutoⅤ | 100GB |
FINAL FANTASY14 | 60GB |
Apex Legends | 56GB |
モンスターハンターワールド | 50GB |
黒い砂漠 | 41GB |
Fortnite | 40GB |
Fortnite(低画質) | 20GB |
Overwatch | 30GB |
PUBG | 30GB |
League of Legends | 16GB |
CSGO | 15GB |
VALORANT | 10GB |
HDDの容量について
動画編集などで、ゲーム以外のデータを扱うような人はHDDが必要です。どのくらいの重さの動画をいくつ保存したいかによって、最適なHDDの容量が変わります。
私の環境の場合、30分のゲーム画面録画で3.2GB、YouTube用に10分の動画を編集・作成すると1GB~2.5GBほどになります。
仮に、2時間分の録画をし、それを小分けにしてすべてYouTubeにアップすると、3.2GB×4+1~2.5GB×12本=24.8~42.8GBになります。
当然、もっとまとめて録画するともっと使用容量は大きくなります。
個人の環境や設定によって大きく変わってくるので、1つの目安として捉えて、1TBで良いのかそれ以上必要なのかを考えてください。ちなみに、1TB=1000GBです。
自分に合ったストレージ構成を選ぼう
むやみにストレージを増やしても、使わなければ意味がありません。
ゲーミングPCにはいろいろなパーツがあり、そのすべてを自分に合ったパーツにすべきです。
初心者はPCパーツについてあまり知識がないと思いますが、損をしないためにも最低限の知識を付けたほうが良いですよ。
