
「ゲーミングPCを買おうと思ってるけど、失敗とか後悔とかするの怖いな。後悔してる人はどんな理由で後悔してるんだろう?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- ゲーミングPCを後悔する原因
- ゲーミングPC購入を後悔しないためのチェックリスト
- 知識0でゲーミングPCを買って後悔した実例
このページを読めばゲーミングPCを後悔する原因と対策がわかり、後悔する可能性を減らすことができる。特にゲーミングPC初心者はこのページを最後まで読んで、失敗しないようにしてほしい。
ゲーミングPC購入を後悔する8つの原因
まずは後悔の原因を知ろう。原因を知らなければ対策ができないからだ。
ゲーミングPC購入を後悔する8つの原因は以下の通りだ。
- 性能が低すぎるゲーミングPCを買ってしまった
- 性能が高すぎるゲーミングPCを買ってしまった
- メルカリやヤフオクで中古のゲーミングPCを買ってしまった
- Amazonで買ってしまった
- 知名度が低すぎるBTOショップで買ってしまった
- ゲーミングPCによって害される可能性を知らなかった
- ゲーミングPCの寿命を知らなかった
- ゲーミングPCを使わなくなった
原因1:スペックが低すぎるゲーミングPCを買ってしまった
「ゲーミングPCは高価だから、なるべく安く済ませたい」と思った人がよく引っかかる罠だ。
価格が安いということは性能が低いということだ。性能が低すぎるゲーミングPCを買ってしまうと後悔する可能性が高い。
性能が低いゲーミングPCだとできることが制限され、やりたいことができないことがあるからだ。
最新のグラフィックが売りのゲームは推奨要件が高く、性能が低いゲーミングPCでは満足にプレイできない。最近話題のAIツールを使うときもそれなりの性能が必要だ。
性能が低いゲーミングPCを買ってしまうと自分のやりたいことができず、何のために買ったのかが分からなくなってしまうというわけだ。
原因2:スペックが高すぎるゲーミングPCを買ってしまった
「ゲーミングPCはスペックが命って聞いたから、とにかく高価なやつを買おう」と思った人がよく引っかかる罠だ。
例えば30万円のゲーミングPCはかなりハイスペックだ。
だがそのスペックがあなたに必要かどうかは話が別だ。フォートナイトで240fpsを出したいだけなら20万円以下のゲーミングPCで良い。つまり差額10万円は無駄ということだ。
ハイスペックなゲーミングPCは将来的にも長く現役で使えるというメリットがあるのでそこまで気を落とすことではないが、短期的に見るとどうしても無駄に感じてしまうので後悔の原因となっているわけだ。
予算があるなら問題ないが、無理をしてハイスペックなゲーミングPCを買うと後悔する可能性が高い。
原因3:メルカリやヤフオクで中古のゲーミングPCを買ってしまった
メルカリやヤフオクで売られている数万円の中古ゲーミングPCは初心者にとって魅力的だ。「フォートナイト・Apexが快適にプレイ可能!」といった魅力的な文言も付いている。
この文言が本当であれば良いのだが、ほとんどの場合嘘っぱちだ。10年以上前の中古ゲーミングPCで現代のゲームが快適に動作することはない。
負荷が軽いゲームで60fps出せるのを快適とは言わない。60fpsならPS4で良いのだ。
メルカリやヤフオクは既にアカウントを持っていて利用する人も多いが、ゲーミングPCは買わないほうが賢明だ。
≫メルカリやヤフオクで中古の激安ゲーミングPCを買ってはいけない3つの理由
原因4:Amazonで買ってしまった
メルカリやヤフオクと同じくAmazonも皆が利用しているサイトで、ゲーミングPCが大量に出品されているが、ここにも罠がある。
Amazonで「ゲーミングPC」と検索すると、ゲーミングPC以外の普通のPCも出てきてしまうのだ。初心者なら間違えて買うこともあるはず。
また、Amazonで販売されているゲーミングPCは割高なことが多い。後から「このゲーミングPCってもしかして割高だった…?」と知って後悔するパターンだ。
≫AmazonでゲーミングPCを買うべきではない3つの理由
原因5:知名度が低すぎるBTOショップを利用してしまった
BTOショップはパソコン専門店のようなものだ。
ゲーミングPCを買うならBTOショップを利用したいが、BTOショップであればどこでも良いわけではない。知名度が低いBTOショップを利用すると後悔する可能性が高いのだ。
知名度が低いBTOショップは安さでは大手BTOショップに勝てないため、大手にはない付加価値で勝負をしている。「見た目がかっこいい」「派手にピカピカ光る」という具合だ。
そのぶん価格が上乗せされるがデザイン性は性能に全く関係ないので、コスパが悪いゲーミングPCになってしまう。
ゲーミングPCが届いたばかりの頃は見た目のカッコよさでテンションが上がるが、1週間もすれば落ち着いてくる。「他のBTOショップなら同じ価格で2段階上の性能にできたのに…」と後悔してしまうのだ。
原因6:ゲーミングPCによって害される可能性を知らなかった
- ゲーミングPCの熱で室温が上がる
- ファンの回る音がうるさい
- ゲーミングPCが大きすぎて邪魔に感じる
「害される」というと大げさかもしれないが、的外れな表現ではない。生活に支障をきたす可能性もあるのだ。しかも購入前に想像しにくいことだらけだ。
後悔というよりイライラかもしれないが、ここで解説しておく。
ゲーミングPCの熱で室温が上がる
ゲーミングPCでゲームをするとパーツがフル稼働して熱を帯びる。熱を帯びたままだとパーツが故障してしまうため、熱をPCの外に逃がすように設計されている。
PC内部で発生した熱が外部に出てきて部屋に充満するのだ。当然室温が高くなり、夏場はエアコンなしでは生きていられなくなる。
普段ならエアコンをつけなくても大丈夫な気温だったとしても、一気に暑くなるのだ。
余談だが、エアコンが無い劣悪な環境でゲーミングPCを使い続けるとパーツが冷えずに寿命が縮まってしまう。暑くてイライラするという以前にゲーミングPCにとって良い環境ではないのだ。
ファンの回る音がうるさい
ゲーミングPCでゲームをすると、パーツの熱を逃がすためにファンが激しく回りだす。この音がうるさい場合がある。
一般的なゲーミングPCは静音性にそこまで気をつかっていない。静音性を重視すると質の良いパーツを搭載しなければならず、価格が高くなるからだ。
静音性は性能には直結しないことなので、特にPC初心者に軽視されやすいというのもある。
ゲーミングPCのファンが回る音は、場合によっては密閉型ヘッドセットをしていても聞こえるほどだ。普段外の騒音や物音に敏感な人は特にイライラしてしまうはずだ。
ゲーミングPCが大きすぎて邪魔に感じる
部屋が狭い場合は注意が必要だ。一般的なゲーミングPCは室外機を一回り小さくしたくらいの大きさで、多くの人が想像するより大きい。だいたい200mm×400mm×450mmくらいだ。
ゲーミングPCを机上に置くにも足元に置くにもデカいので場所を取ってしまい、イライラする可能性がある。部屋が狭かったり、ものが多くてスペースに余裕がなかったりする場合は特に注意だ。
原因7:ゲーミングPCの寿命を知らなかった
使い方や運にもよるが、ゲーミングPCの寿命は長くて5年と言われている。5年もすればパーツが劣化して快適性が著しく落ちたり、ゲームの進化によってスペック不足になったりする。
人によっては「高い買い物なのにたった5年しか使えないの?」と思ってしまうはずだ。冷蔵庫などの家電であれば5年以上もつからだ。
ただ、ゲーミングPCは家電というよりスマホに近い。5年間同じスマホを使っていると、最新のスマホゲームがカクついたり落ちたりするようになる。それと同じだ。
原因8:ゲーミングPCを使わなくなった
ゲーミングPCを買ったは良いもののそこまで使わなくて後悔するパターンもある。
人気のゲームはPC以外にプレステやSwitchでもできることが多い。つまり、既に他のゲーム機を持っている場合、ゲーミングPCを買う必要性は低い。
単純にゲームに飽きるという可能性だってある。
対戦ゲームの環境の変化でつまらなくなったとか、チーターが多すぎてつまらないとか、友達と別のことをして遊ぶ機会が増えたなど、ゲームから離れる要因はいくらでもある。社会人になると仕事終わりは疲れてスマホをいじるくらいしか気力が出ないというだってあるのだ。
ゲームだけが目的でゲーミングPCを買ってしまうと、ゲームをしなくなったときに後悔してしまうということだ。
ゲーミングPCを買って後悔しないためのチェックリスト
後悔の原因を元に、後悔しないためのチェックリストを以下に示す。
- 自分に合った性能を選ぶ
- BTOショップで購入する
- ゲーミングPC購入で起こりえることを知る
- ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせる
自分に合った性能を選ぶ
ゲーミングPCを買うときは低すぎず高すぎない性能を選ぼう。例えばフォートナイトで240fpsを出したいのであればRTX3060やRTX3060Ti搭載のエントリークラスのゲーミングPCで十分だ。
将来性や他にやりたいゲームができたときという観点で見ても、せめて1ランク上のRTX3070が限度だ。1ランク以上上の性能になると、やりたいことに対して性能が高すぎる。
ゲーミングPCの性能の詳しい選び方は以下のページで解説している。性能で失敗したくない人は読むと良い。
≫ゲーミングPCに載せるグラボ性能の選び方とおすすめを初心者でもわかるように解説
知名度の高いBTOショップで購入する
PC初心者のなかにはBTOショップという存在を知らない人もいるが、ゲーミングPCを買うならBTOショップ一択だ。その中でも知名度が高いBTOショップを選ぶと良い。
知名度の高いBTOショップであれば構成や価格が適正となっていることが多く、初心者でも損をしにくいのだ。
失敗する可能性が0%というわけではないが、失敗のリスクを最大限減らすには知名度の高いBTOショップを利用したほうが良い。
以下のページではBTOショップについて解説し、おすすめのBTOショップを紹介している。ショップ選びで失敗したくないという人は読むと良い。
≫BTOショップとは?選び方と初心者おすすめを解説!
ゲーミングPC購入で起こりえることを知る
- エアコン必須
- ファンの音がうるさい可能性がある
- ゲーミングPCを置くスペースが必要
- ゲーミングPCの寿命は長くて5年
≫ゲーミングPCの寿命は何年?寿命を延ばして長く使うためのコツも紹介
購入前には想像もしないようなことがゲーミングPCには潜んでいる。これらを事前に知っておけばゲーミングPCを諦めたり対策したりでき、後悔する可能性をグッと減らせる。
ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせる
ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせることで、本当にゲーミングPCが必要なのかを考えることができる。
ゲームだけしか目的がないのであればPS5で良いわけだ。PCゲームもするけどSwitchのゲーム配信もしたいのであればゲーミングPCで良い。
ゲーミングPC以外だとできない・難しいことをやるのであればゲーミングPCを買って後悔することは少ないので、目的をはっきりさせることが重要だ。
実例:知識0でゲーミングPCを買って後悔した話
かなり昔の私の話だ。持っていたPCがポンコツだったため、新しいPCを買おうと思った。当時からゲームをしていたため、ゲーミングPCを買おうと思い立った。
いろいろ調べるのがめんどうに感じ、なんとなく聞いたことがあるBTOショップでよく調べもせずにゲーミングノートを購入した。「これくらいの価格なら良いか~」くらいの気持ちだ。
始めのうちはテンションが上がっているのもあって、気分良くゲームができていた。しばらくしてふと、自分が持っているゲーミングノートのスペックが気になって調べた。そこで初めて、かなりスペックが低いことを知ったのだ。
しかも144fpsでプレイしていたと思っていたが、そのゲーミングノートのディスプレイは60Hzだった。つまり60fpsでプレイしていたのだ。
この失敗から、知識がないものを買う時はしっかりと調べてから買うようにした。今思うと当たり前のことだが、当時の私はめんどくさがり屋で軽率だったのだ。
私のような失敗をしないためにも、ゲーミングPCを買うならまずは最低限の知識を付けてほしい。
ゲーミングPCは後悔ばかりではない
ここまで散々ゲーミングPCを後悔する話ばかりしてきたが、後悔ばかりあるわけではない。
このページの内容をしっかりと把握しておけば後悔する可能性は低くなるし、なによりゲーミングPCでできることが多くて非常に満足している。
私の場合だと、このブログをはじめとするサイトを運営しているが、サイト運営はスマホよりPCのほうが圧倒的に作業効率が良い。サイト運営は毎日しているので、ゲーミングPCも毎日起動して使っている。
ゲーム関連で言うと、私はゲーム機をSwitchしか持っていない。SwitchでもPCでできるゲームは多いが、快適さはPCの圧勝だ。また、Switchのゲーム画面を録画して自分のプレイングを見直したり共有したりできるのもゲーミングPCならではだ。(一般的なPCとは画質が違う)
このようにゲーミングPCは、ゲームはもちろんそれ以外の様々な用途に使える。後悔する要因を潰しておけば愛用できるのだ。
ゲーミングPCを買って後悔する原因まとめ
- ゲーミングPCを後悔する原因はたくさんある
- 原因を知ったうえで、自分に合ったゲーミングPCを選ぼう
このページでは、ゲーミングPCにまつわる後悔の原因と対策について解説した。不安がぬぐえないのなら買わないのも1つの選択だ。もし買うのであれば、最低限の知識を付けて後悔しないようにしてほしい。
≫初めてのゲーミングPCの選び方!初心者の「わからない」を解消!