「ゲーミングPCを買おうと思ってるけど、失敗とか後悔とかするの怖いな。後悔してる人はどんな理由で後悔してるんだろう?」って人に読んでほしいページです。
このページの内容は以下の通り。
- ゲーミングPCを後悔する8つの原因
- ゲーミングPC購入を後悔しないためのチェックリスト
- 知識0でゲーミングPCを買って後悔した実例
このページを読めばゲーミングPCを後悔する原因と対策がわかり、後悔する可能性を減らすことができる。
ゲーミングPCの購入を後悔する8つの原因
後悔1:性能が低すぎるゲーミングPCを買ってしまった
「ゲーミングPCは高価すぎるから、なるべく安く済ませたい」と考える人が引っかかる罠だ。
価格の低さは性能の低さであり、半年後に新しいことをしたくなったときに性能不足でできない可能性が高い。
例えば10万円以下のゲーミングPCに搭載されているGTX1650だ。GTX1650は現在のエントリークラス代表とも言えるRTX4060の1/3程度の性能であり、GPUメモリも4GBしか搭載されていないことから、性能が不足していると言わざるを得ない。PS5のほうが高性能だ。
安さに釣られて汎用性の低いゲーミングPCを買ってしまうと、後悔する可能性が高い。
後悔2:性能が高すぎるゲーミングPCを買ってしまった
「ゲーミングPCは性能が命って聞いたから、とにかく高価なやつを買おう」と思った人がよく引っかかる罠だ。高価で高性能なゲーミングPCを買っても、性能を使い切れなければ全く意味がない。
例えば、50万円のゲーミングPCはハイスペックで、4Kでのゲームプレイが快適に行えるほどの性能を持つ。
しかし、フォートナイトでフルHD144fpsを出したいだけなら、15万円ほどのゲーミングPCで十分だ。
もちろん、高価格で高性能なゲーミングPCほど汎用性や快適度が大きくなるし、将来的にも性能不足に陥りにくい。
とはいえ、身の丈に合わない高性能すぎるゲーミングPCは、短期的に見るとどうしても無駄に感じてしまい、後悔の原因となる。
後悔3:メルカリやヤフオクで中古のゲーミングPCを買ってしまった
「メルカリでゲーミングPCがPS5より安く売られてるから買おうかな」というような人が陥る罠だ。
メルカリやヤフオクで売られている格安ゲーミングPCは、初心者にとって魅力的だ。
「フォートナイト・Apexが快適にプレイ可能!」などと魅惑的な文言も書かれていて、買ってしまいそうになる初心者も多いはず。
しかし実際にプレイしてみると、全く快適ではないことがほとんどだ。壊れかけのパーツの集合体をゲーミングPCと呼んでいるだけに過ぎない。
メルカリやヤフオクのアカウントを持っている人は多く、利用する人も多いが、損をしたくないならフリマアプリでゲーミングPCを買ってはいけない。
›【情弱狩りに注意】メルカリやヤフオクで中古のゴミゲーミングPCを買うな
後悔4:AmazonでゲーミングPCを買ってしまった
Amazonで「ゲーミングPC」と検索すると、ゲーミングPCが無差別に出てくる。中にはゲーミングPCではないものも検索結果に出てくる。
Amazonは様々な特色を持つゲーミングPCが乱雑に並んでいるので、自分に合っているものに出会いにくく、後悔に繋がりやすい。
Amazonは皆が使っているサイトでかなり便利だが、ゲーミングPC購入は止めたほうが良い。
›ゲーミングPCをAmazonで買うのをおすすめしない理由
後悔5:知名度が低すぎるBTOを利用してしまった
ゲーミングPCを後悔する原因の5つめは、知名度が低すぎるBTO(=パソコン専門店のようなもの)で購入することだ。
知名度が低すぎるBTOは、価格が高い傾向にあるからだ。
知名度が低すぎるBTOは、安さでは大手に勝てないため、安さ以外の付加価値で勝負をしている。「見た目がかっこいい」「派手にピカピカ光る」という付加価値だ。
デザイン料として価格が上乗せされるが、性能には全く関係ないので、低コスパのゲーミングPCとなる。
ゲーミングPCが届いたばかりの頃は、見た目のカッコよさでテンションが上がるが、1週間もすれば落ち着いてくる。
「他のBTOなら同じ価格で2段階上の性能にできたのに…」と後悔することになるのだ。
後悔6:ゲーミングPCによって気分を害される可能性を知らなかった
- 室温が上がって暑すぎる
- ファンの回る音がうるさい
- ゲーミングPCが大きすぎて邪魔
購入前には想像もしていない要因で後悔してしまうのだ。後悔というよりイライラかもしれないが、ここで紹介しておく。
ゲーミングPCの熱で室温が上がる
ゲーミングPCでゲームをすると、パーツがフル稼働して熱を帯びる。その熱がPC内部から排出されるので、室温が高くなるのだ。
普段ならエアコンをつけなくても問題ない気温でも、ゲーミングPCのせいでエアコンが必須になる可能性が高い。
実家暮らしでエアコン禁止の時期がある場合、暑すぎて過ごせないレベルだ。
ファンの回る音がうるさい
ゲーミングPCでゲームをすると、パーツから発生する熱を逃がすためにファンが激しく回りだす。このファンの音がうるさい場合がある。
安さが売りのゲーミングPCは、静音性に気を遣っていない。静音性を重視しようとすると高品質なパーツを採用する必要があり、価格が高くなってしまうからだ。
安さに釣られて最低限の冷却性能のまま購入した場合、ファンの音で悩まされる可能性が高い。ファンが激しく回る音は、密閉型ヘッドセットをしていても聞こえる場合がある。ゲームに集中できず、イライラしてしまうのだ。
›ゲーミングPCのファンがうるさい原因と対処法
ゲーミングPCが大きすぎて邪魔に感じる
一般的なゲーミングPCは200mm×400mm×450mmほどで、多くの人が想像するより大きい。室外機をイメージしておくと良い。
ゲーミングPCは排熱の関係上、周りにものを置かないほうが良いので、本体の大きさ以上に場所を取ってしまう。部屋や机が狭い場合は、邪魔に感じる可能性が高い。
›フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さを比較解説
後悔7:ゲーミングPCの寿命を知らなかった
ゲーミングPCの寿命は、長くて5年と言われている。5年も経てば、パーツが劣化して不具合が出る可能性が高い。
人によっては「何十万も払ったのに、たった5年?」と思うはず。5年以内で壊れることも珍しくないので、寿命を知らないと不満に思う可能性が高い。
›ゲーミングPCの寿命は何年?寿命を延ばして長く使うためのコツも紹介
後悔8:ゲーミングPCを使わなくなった
ゲーミングPCを後悔する原因の8つめは、ゲーミングPCを使わなくなることだ。
人気のゲームは、PS5やSwitchでもプレイ可能なことが多い。すでに他のゲーム機を持っている場合、ゲーミングPCを使う機会がない可能性が高い。
また、プレイしているゲームに飽きるというのも考えられる。
「対戦環境の変化でつまらなくなった」「チーターが多すぎてつまらない」「一緒にプレイしている友達がそのゲームを辞めてしまった」など、ゲームから離れる要因はいくらでもある。
1つのゲームだけを目的としてゲーミングPCを買うと、後悔する可能性が高い。
ゲーミングPCを買って後悔しないためのチェックリスト
- 自分に合った性能+汎用性が高い性能を選ぶべき
- 知名度の高いBTOショップで購入する
- ゲーミングPCの品質にこだわってみる
- ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせる
自分に合った性能+汎用性が高い性能を選ぶべき
ゲーミングPCを買うときは、用途をはっきりさせることが大事だ。
用途をはっきりさせることで、自分に必要な性能がわかる。
例えば、フォートナイトで144fpsを出したいなら、エントリークラスの性能で十分だ。
用途だけでなく、汎用性を意識することも重要となる。
汎用性が低いと、やりたいことができたときに性能不足に陥る可能性が高いからだ。
10~15万円ほどのゲーミングPCは性能が低く、汎用性に劣ることが多い。
ゲーミングPCの詳しい選び方は、以下のページで解説している。性能で失敗したくない人は読むと良い。
›ゲーミングPCの選び方を初心者でもわかるように解説
知名度の高いBTOショップで購入する
ゲーミングPCを買うなら、一定以上の知名度があるBTOを選んだほうが良い。
知名度の低いBTOショップは、有名BTOの下位互換的な存在だからだ。
知名度の高いBTOでは、構成や価格が適正になっていることが多く、初心者でも損をしにくい。
知名度の低いBTOにもそれぞれ特徴があるが、初心者には活かしきれないケースが多い。
以下のページではBTOショップについて解説し、おすすめのBTOショップを紹介している。ショップ選びで失敗したくないという人は読むと良い。
›BTOパソコンメーカーのおすすめと選び方を紹介
ゲーミングPCの品質にこだわってみる
ゲーミングPCの品質にこだわると、後悔する可能性を減らせる。高品質なパーツを採用することで、以下のメリットを受けられる。
- 冷却性や耐久性が高いので、寿命を延ばせる
- 冷却性が高いので、ファンの音を抑えられる
大手BTOほど、パーツのメーカーが記載されていないことが多く、安価なパーツを採用している傾向にある。安いので人気が出て大手になったというわけだ。
一方で高品質さが売りのBTOは価格が高いので一般受けせず、知名度が大手より劣る。とはいえ搭載パーツにこだわりたいなら大手以外のBTOを選ぶべきだ。
高品質さが売りのBTOなら、「サイコム」がおすすめだ。
›サイコムの評判は悪い?どんなBTOかを解説
ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせる
ゲーミングPCを買う目的をはっきりさせることで、本当にゲーミングPCが必要なのかを考えることができる。
ゲームだけしか目的がないのであればPS5で良い。
一方で動画編集もしたいのであれば、ゲーミングPCがあったほうが良い。
ゲーミングPC以外だとできなかったり難しかったりする作業をしたいのであれば、ゲーミングPCを買って後悔することは少ないはずだ。
実例:知識0でゲーミングPCを買って後悔した話
私はかなり昔、知識0でゲーミングPCを買って後悔したことがある。
持っていたPCを買い替える際、せっかくならゲーミングPCにしようと思った。
色々調べるのがめんどくさかったため、なんとなく聞いたことがあるBTOで、ゲーミングノートを購入した。「これくらいの値段なら良いや」くらいの気持ちだ。
購入からしばらくは気分良くゲームをしていたが、どれくらいの性能なのかがふと気になって調べてみた。そこで初めてかなり低性能であることを知った。
しかも、144fpsでプレイしていると思っていたが、60Hzのディスプレイだったため、実際は60fpsでプレイしていた。
今思うとかなりアホなことをしているが、知識0だと必ず後悔するという話だ。
ゲーミングPCは後悔ばかりではない
ここまで散々ゲーミングPCを後悔する話ばかりしてきたが、後悔ばかりあるわけではない。
このページの内容をしっかりと把握しておけば後悔する可能性は低くなるし、なによりゲーミングPCでできることは多いので、満足度は高くなる。
ゲーム関連で言うと、PC1つで多くのゲームができるのも楽で良い。多くのゲームはPCでもリリースされているのだ。
「ポケモン」などの独占タイトルはPCではできないが、長期間にわたって流行る対戦ゲームはPCでできることが多い。
ゲーム以外だと、動画編集や画像生成AIなど、幅広い用途で使える。私の場合だと、このサイト運営もゲーミングPCで行っている。
ゲーミングPCはゲーム以外の様々な用途でも使用できる。ゲーム以外の目的が多いほど後悔する可能性が低いのだ。
ゲーミングPCを買って後悔する8つの原因まとめ
このページでは、ゲーミングPCを買って後悔する原因と対策を紹介した。
内容を振り返ると以下の通り。
- ゲーミングPCを後悔する原因はたくさんある
- CPUやグラボの性能だけでなく、その他パーツの吟味も重要
- 原因を知ったうえで、自分に合ったゲーミングPCを選ぼう
ゲーミングPCを後悔するのは珍しい話ではない。不安がぬぐえないのなら買わないほうが良い。
ゲーミングPCを買うのであれば、最低限の知識をつけて後悔しないようにすべきだ。
›ゲーミングPCの選び方を初心者でもわかるように解説