
「ゲーミングPCを買おうと思ってBTOショップを探してるんだよね。ツクモってショップのゲーミングPCはどんな感じなの?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- ツクモは日本で最も歴史ある自作PCのパーツショップ
- ツクモのゲーミングPC「G-GEAR」の特徴
- ツクモの良いところ・悪いところ
- ツクモでゲーミングPCを買うならセール情報を見逃すな
このページを読めば、ツクモがどんなBTOショップなのかがわかり、ツクモのゲーミングPCを選ぶかどうかの判断ができるだろう。
ツクモの評価を簡単解説
ツクモ | マウスコンピューター | ストーム | アプライドネット | |
おすすめ度 | 10 | 7 | 9 | 6 |
価格 | 9 | 6 | 8 | 6 |
カスタマイズ | 5 | 3 | 3 | 3 |
知名度 | 7 | 9 | 5 | 4 |
納期 | 9 | 8 | 5 | 6 |
サイトの使いやすさ | 9 | 9 | 10 | 7 |
ツクモは価格と品質の中間を取ったようなBTOショップだ。そこで同じようなBTOショップと比較した。
ツクモではほぼ常時セールが開催されていて、セール対象モデルを安く手に入れられる。パーツの型番やメーカーも記載していることが多いので、PCに少し詳しい人でも安心だ。
知名度ではマウスコンピューターに負けているが、秋葉原などに実店舗もあるため一定の知名度はあって安心だ。PC本体だけでなくPCパーツも扱っているので、そういった意味でも信頼性を感じられる。
「安さが売りのBTOショップだとパーツの型番が隠されてるから怖いんだよね」というような人にツクモはおすすめだ。
ツクモは日本で最も歴史ある自作PCのパーツショップ
1947年 | 通信機材の販売を開始 |
1962年 | 九十九電機株式会社設立 |
1990年 | ツクモパソコン本店開設 |
2005年 | オリジナルパソコンブランドeX.computerを発売 |
2009年 | 九十九電機株式会社から、ヤマダ電機の子会社Project Whiteに事業譲渡 |
2021年 | Project Whiteがヤマダ電機に吸収合併され、ツクモはヤマダ電機のブランドとなった |
「ツクモ(九十九)」の由来は「次百(つぐもも)」で、常に完璧(百)を目指して挑戦し続けるという意味が込められているそうだ。
ツクモは日本で最も歴史のある自作PCのパーツショップながら、現在はヤマダ電機のブランドとなっている。
歴史が長くて大手企業に属しているという点から、ツクモは非常に信頼性の高いBTOショップだと言えるだろう。
ツクモのゲーミングPC独自の特徴
ツクモは大手BTOショップと比べると知名度は落ちてしまうが、大手に負けないほどの品質と価格を兼ね備えている。
そんなツクモの特徴を見ていこう。
ゲーミングブランドはG-GEAR
ツクモオリジナルPCブランドeX.computerの中のゲーミングPCをG-GEARという。
G-GEARの「G」はGamingを意味し、「GEAR」は武器を意味する。ゲームをする時の武器になるようなゲーミングPCにしたいという意味が込められており、特に動作の安定性に力を入れている。
そんな思いの甲斐あってか、G-GEARはイード・アワード ゲームPCアワード デスクトップPC部門で2012~2017年の6年間連続で最優秀賞を獲得している。2019年にはゲーミングPC部門で総合満足度最優秀賞に選ばれている。
ユーザーからも認められた安定性を誇るのがツクモのG-GEARというわけだ。
セール頻度が非常に高く、格安でゲーミングPCが手に入る
最近のツクモは2週間のサイクルでセールが開催されている。セールが終わると1日後にセールが始まるというシステムだ。
セールのラインナップは毎回大きく変わる。ライトユーザー向けのモデルが多いときもあればヘビーユーザー向けのモデルが多いときもある。
ASUSのTUS Gamingシリーズのマザーボードを搭載しているモデルがあるなど、安さ以外に品質にも力が入れられているのも特徴だ。
安さ×品質に興味があるならツクモのセールを覗いてみると良い。
≫ツクモ最新セール情報とおすすめモデルを紹介
人気メーカーのパーツを搭載していることも多い
ツクモがパソコンパーツのショップだった影響か、人気メーカーのパーツを搭載していることが多い。例えばASUSのTUF Gamingシリーズのマザーボードだ。
大手BTOショップであれば、価格を抑えるために無名メーカーのパーツを使うケースが多い。無名メーカーでも品質は担保されているが、人気メーカーのほうが安心感がある。
人気メーカーのパーツを搭載するとその分価格も高くなるが、ツクモのセール時を狙えば格安で手に入れられる。つまりツクモは品質と価格のバランスが良いBTOショップということだ。
ツクモの悪評「壊れやすい」は本当か?
「ツクモ 評判」とGoogleに打ち込むと、サジェストに「ツクモ 評判 壊れる」と出てくる。
高値で購入したゲーミングPCは壊れてほしくないが、壊れるという評判は本当なのだろうか?
どのBTOショップも悪評がたくさん出てくる
実は、ツクモに限らずBTOショップのサジェストには「壊れる」「悪い」などのネガティブワードが出てくる。というのも、ユーザー側からゲーミングPCの良さはわかりにくい一方で、悪さはすぐにわかるからだ。
例えばヘッドセットであれば、「音がクリアに聞こえるようになった」「敵の足音の位置を捉えられるようになった」「前使っていたヘッドセットのほうが良かった」というように、良い感想も悪い感想も出てきやすい。
一方でゲーミングPCの良い感想は出てきにくい。「電源がちゃんとついた」「ゲームがちゃんとできる」というようなことを良い感想としてレビューに書き込むことはない。
しかし「電源がつかない」「買ってすぐ壊れた」のであれば、悪い評価としてレビューに書き込みたくなる。ゲーミングPCは高価なのでなおさら負の感情が大きくなりやすい。
結果的に、ネット上にはネガティブなレビューが多くなる。大手BTOショップほど出荷台数が多く、その分不具合の数も多くなるため悪評が多い傾向にあるのだ。
それに「電源のスイッチをオンにしていない」「内蔵GPUのほうにモニターをつないでいる」のようにユーザーのミスで故障のように見えているというケースもあるため、悪評のすべてが正当なものかはわからない。
ツクモも中堅クラスのBTOショップで知名度がそこそこ高いので、それなりの数の悪評が目立ってしまっているというのが現状だ。
初期不良・故障は防ぎようがない
ゲーミングPCは精密機械なため、初期不良は防げない。もし初期不良品に当たってしまったら運が悪かったと諦めて修理に出すしかない。
とはいえ初期不良期間(自宅へ到着から原則1か月)であれば送料含めて無料で修理してもらえるので安心だ。
ゲーミングPCは使えば使うほど劣化するし、使い方によって劣化の仕方が変わる。毎日数時間高負荷のかかるゲームをプレイしていたり、真夏にエアコンのない部屋でゲームをしていたらゲーミングPCの寿命は短くなる。
「壊れる」と言っている人の使い方は正しかったのか、どんな使い方をしていたのかがわからないが、いずれにしろゲーミングPCの故障は防ぎようがない。いつかは壊れるものだ。
私の周りでツクモのゲーミングPCをすぐに壊した人はいない
少なくとも私や私の周りでツクモのゲーミングPCがすぐに壊れたという人はいない。サンプル数が少ないため何とも言えないが、壊れるという悪評をうのみにする必要はないだろう。
仮に壊れる頻度が高いのであれば、中堅BTOまで登り詰めていない。ある程度の知名度があるということは、それだけ信頼があるということだ。
ツクモの良い評判
ツクモの評価点を紹介する。
納期がはやく、数日で手元に届く
ツクモのゲーミングPC納期はだいたい3~7日程度だ。これはBTOショップの中ではかなりはやい。
BTOショップは受注生産という形式上、注文から出荷までにラグがある。納品までに2週間以上かかることも珍しくない。
もちろん在庫状況や注文内容によって前後するが、ツクモの3~7日という納期はかなりはやいため、すぐにゲーミングPCが欲しいという人に好評だ。
運営がヤマダ電機なので安心感が強い
2009年からヤマダ電機グループに属しているため安心感が強い。
ツクモは実店舗もあるが、ネットでの購入が主流だ。
一方でネットでの購入に抵抗がある人もいるだろう。Amazonのような超メジャーなサイトならまだしも、よくわからないサイトに住所やクレジットカード情報を入力したくないと思っても無理はない。
そんな人でもヤマダ電機グループであれば安心できる。運営元が有名企業なのは大きな強みだ。
実際、「ヤマダ電機なので安心して購入できた」という声が多い。
ツクモの悪い所
ここまでツクモの良いところを主に紹介してきたが、完璧なブランドではない。
ツクモの悪い所を見ていこう。
セール対象モデルが毎回大きく変わる
ツクモのセール頻度はかなり高いものの、ラインナップが毎回大きく変わるのはメリットでもあるしデメリットでもある。
ラインナップが変わるということは、ゲーミングPC初心者にとってどのモデルを選べば良いのかがわかりにくいということだ。
初心者にぴったりなモデルがラインナップに並んでいるときもあれば、並んでいないときもある。初心者からするとその判断が難しい。
もちろん幅広いニーズに対応できるというメリットにもなるが、一応デメリットとして紹介した。
大手BTOショップと比べると知名度が劣る
ツクモは中堅のBTOショップだ。知っている人は知っているが、ゲーミングPC初心者は知らなくても無理はない。知名度という意味では大手BTOショップには勝てない。
知名度が低いと安心感が無いと思ってしまう人もいるはずだ。
とはいえ決して品質で劣るというわけではないし、運営はヤマダ電機なのでむしろ大手BTOショップより信頼度が高いと言っても良い。安心して利用できる。
品質と価格のバランスを取るならツクモを選ぶべし
ゲーミングPCは性能だけではなく搭載パーツの品質によっても性能が変わる。品質が普通のパーツだと低価格だし、高品質なパーツだと高価格になる。
ツクモは普通以上の品質のパーツを搭載しながら、低価格でゲーミングPCを提供しているBTOショップだ。
こういった品質と価格のバランスが取れたBTOショップはいくつかあるが、その中でもツクモは受賞歴などの実績があり低価格を実現しているため、最もおすすめしている。
品質と価格のバランスを重視したいならツクモで間違いない。
ツクモでゲーミングPCを買うならセール時を狙うべし
ツクモではほぼ毎日セールが開催されている。最近だとセールが終わった1日後に次のセールが開催される。
セールのラインナップは毎回変わるが、多くの人に刺さるようなラインナップになっている。
たまに2TBのSSD搭載など、尖った珍しい構成のゲーミングPCもあるので見逃さないようにしておきたい。
ツクモのセール情報については以下のページで紹介している。お得にゲーミングPCを手に入れてほしい。
≫ツクモ最新セール情報とおすすめモデルを紹介
ツクモの各種情報
支払方法やサポート体制、保証について解説する。
ツクモで使える支払方法
支払い方法 | 備考 |
クレジットカード | NICOS UFJ VISA Master JCB UC SAISON AMEX |
代金引換 | 手数料:550円 手数料・送料込みで30万円までの場合のみ選択可能 現金のみ |
銀行振込 | 注文から1週間以内に振込 |
ショッピングクレジット | – |
コンビニ決済 | 決済額30万円以下のみ セブンイレブン LAWSON FamilyMart MINISTOP デイリーヤマザキ セイコーマート |
PayPal | – |
PayPay | – |
メルペイ | – |
楽天ペイ | – |
ペイディ | – |
au PAY | 決済額25万円以下のみ |
d払い | – |
ツクモは幅広い支払方法に対応している。ただし購入内容によっては利用できない支払方法もあるので注意。
ツクモのサポート体制
購入後は電話かメールでサポートを受けることができる。
電話でのサポートは受付時間が平日11時~19時、土日祝日10時半~18時半となっている。土日祝日でも対応してくれるので、平日は仕事で忙しい人でも安心だ。
メールサポートはいつでも受け付けているが、対応までに日数がかかることもあるようだ。
ツクモのゲーミングPCの保証
通常1年間の保証となっている。
注文時や購入から1か月以内であれば、3年間の延長保証に加入できる。BTOショップの保証にしては珍しく、落下や火災・地震などの自然故障以外であったとしても保証適用内となる。
保証金は購入するゲーミングPCの価格によって変動する。例えば154,000~164,999円であれば延長保証料金は8,250円(税込)だ。購入価格が11,000円増えるごとに保証料金が550円ずつ増える。
故障が不安な場合は延長保証に加入すると良い。
ちなみに、保証を受けるためには購入時の納品書(明細書)が必要なので紛失しないように保管しておこう。
ツクモの評判まとめ
- ツクモは日本で最も歴史のある自作PCのパーツショップで、現在の運営企業はヤマダ電機
- ツクモのゲーミングブランドG-GEARは複数回受賞していて、品質と価格に優れたゲーミングPC
- 毎週行われるセールでゲーミングPCを手に入れよう
ツクモは品質と価格のバランスが取れているBTOショップだ。
もし他のBTOショップや、BTOショップの選び方について気になった人は以下のページを読むと良い。
≫BTOショップとは?選び方と初心者おすすめを解説!