
今更ながらSwitchを買おうと思ってるんだけど、なんか何種類かあるみたいだね。値段も結構違うし、どういう違いがあってどれがおすすめなのかを知りたいな。
発売当初は通常Switchの1モデルしかありませんでしたが、2019年・2021年に、それぞれSwitch Lite・有機ELモデルが発売されました。
そこで、どのモデルを買えば良いのかわからない人も少なくないはず。
この記事では、通常Switch・有機ELモデル・Switch Liteのそれぞれの特徴を解説したうえで、それぞれがどんな人向けなのかを説明していきます。
この記事を読めば、自分にぴったりのモデルがわかります。
Switch・有機ELモデル・Switch Liteを比較
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
価格(税込) | 32,978円 | 37,980円 | 21,978円 |
プレイモード | TVモード テーブルモード 携帯モード |
TVモード テーブルモード 携帯モード |
携帯モード |
遊べるソフト | 全て | 全て | 携帯モード対応のソフト |
Joy-Con | 付属 | 付属 | なし |
ドック | 付属 | 付属 | なし |
有線LAN端子 | なし | あり | なし |
カラー | ネオンブルー・レッド ブラック |
ネオンブルー・レッド ホワイト |
イエロー グレー ターコイズ コーラル ブルー |
本体保存メモリー | 32GB | 64GB | 32GB |
サイズ | 102×239×13.9(mm) | 102×242×13.9(mm) | 91.1×208×13.9(mm) |
重さ | 398g | 420g | 275g |
画面の大きさ | 6.2インチ | 7.0インチ | 5.5インチ |
バッテリー持続時間 | 4.5~9.0時間 | 4.5~9.0時間 | 3.0~7.0時間 |
HD振動 | あり | あり | なし |
モーションIRカメラ | あり | あり | なし |
Nintendo Switchは「据え置き型ゲーム機としても携帯ゲーム機としても遊べる」という革新的なゲーム機として、2017年3月に発売されました。
テレビやモニターに画面を映して据え置き型ゲーム機として遊ぶ「TVモード」、本体をテーブルにおいて取りはずし式のコントローラーで操作する「テーブルモード」、携帯ゲーム機として遊ぶ「携帯モード」の3つのプレイスタイルで楽しめます。
その後2019年9月に、携帯ゲーム機として特化したSwitch Liteが発売されました。
その更に2年後の2021年10月に、通常Switchのグレードアップバージョンである有機ELモデルが発売されました。
各モデルにどのような違いがあるのかをもう少し詳しく見ていきましょう。
プレイモードの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
TVモード | ○ | ○ | × |
テーブルモード | ○ | ○ | × |
携帯モード | ○ | ○ | ○ |
TVモードとは、Switchをテレビやモニターに接続して、大画面でプレイするスタイルのことです。いわゆる据え置き型ゲーム機としてプレイするときのモードですね。
テーブルモードとは、Switch本体を立ててテーブルに置くスタイルのことです。テレビやモニターには接続せず、Switch本体の画面でプレイします。
携帯モードとは、3DSなどのように、携帯ゲーム機としてプレイするスタイルです。
通常のSwitchと有機ELモデルは、コントローラー「Joy-Con」が取り外せるようになっています。TVモードやテーブルモードの時は、Joy-Conを取り外してプレイします。
一方、Switch Liteはコントローラーが本体と一体化していて、そのため携帯モードでしかぷれいできません。
遊べるソフトの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
遊べるソフト | 全て | 全て | 携帯モード対応のソフトのみ |
Switch Liteはコントローラーが本体と一体化していて、携帯モードでしか遊べません。そのため、携帯モード対応のソフトしか遊ぶことができません。
例えばリングフィットアドベンチャーは、Joy-Conを使って遊ぶゲームです。つまり、携帯モードには対応しておらず、Switch Liteでは遊ぶことができません
Joy-Con(コントローラー)の有無
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
Joy-Conの有無 | 付属 | 付属 | なし |
繰り返しになりますが、Switch LiteにはJoy-Conが付属していません。
一応別売りはしているので、後から買うことは可能です。

一応、Joy-Conを別で買えばできるけど、そこまでするならSwitch Liteの意味がないよね。
ドックの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
ドック | 付属 | 付属 有線LANポート付き |
なし |
充電をしたり、TVモードの時に置いたりするためのドックです。当然Switch Liteには付属していません。
また、通常Switchのドックには、有線LANポートがついていませんでした。そのため、インターネットを有線接続しようと思ったら、別売りのアダプタを購入する必要がありました。
一方で、有機ELモデルのドックには有線LANポートが付いているので、アダプタ無しで有線接続が可能になっています。
カラーバリエーションの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
カラーバリエーション | ネオンブルー・レッド ブラック |
ネオンブルー・レッド ホワイト |
イエロー グレー ターコイズ コーラル ブルー |
通常Switchと有機ELモデルは、2つのカラーバリエーションしかありません。
一方でSwitch Liteは、5つのカラーバリエーションが用意されています。
とはいえ任天堂公式サイト限定で、Switchと有機ELのカスタマイズモデルも販売されています。カスタマイズモデルは、9種のカラーから好きな2つを選べるモデルです。
ストレージの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
ストレージ | 32GB | 64GB | 32GB |
有機ELモデルだけが64GBのストレージがあり、他の2モデルは32GBになっています。
基本的にストレージは、ダウンロードソフトや、フォートナイトなどのソフトがないタイプのゲームに使います。
主要ゲームの容量は以下の通り。(任天堂公式の「必要な容量」を参考)
- マリオカート8DX:7.4GB
- あつまれどうぶつの森:10.2GB
- スマブラspecial:17.3GB
- ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド:14.4GB
- ポケモンソードシールド:12.4GB
- リングフィットアドベンチャー:3.3GB
- フォートナイト:14.4GB
- Apex:20.4GB
軽いゲームだと10GB以下で済みますが、基本的に10GBは必要だと思ったほうが良さそうですね。
とはいえ、ダウンロード版ではなくパッケージ版を購入するのであれば、そこまで気にすることはないですね。
それに、この表の数字は「本体保存メモリー」です。別途SDカードを用意すれば、もっと容量を増やすことが可能です。
一応、下にダウンロード版とパッケージ版の比較記事を貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
≫【Switch】ダウンロード版とパッケージ版の違いは?どっちが良いのか比較します
サイズや重さの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
サイズ | 102×239×13.9(mm) | 102×242×13.9(mm) | 91.1×208×13.9(mm) |
重さ | 398g | 420g | 275g |
Switchと有機ELモデルはほぼ同じサイズ・重さですね。
Switch Liteは携帯ゲーム機なだけあって、小さくて軽めになっています。
バッテリー持ちの違い
Switch | 有機ELモデル | Switch Lite | |
バッテリー持続時間 | 4.5~9.0時間 | 4.5~9.0時間 | 3.0~7.0時間 |
TVモードの時はSwitchをドックに入れたままなので、バッテリーは関係ありません。テーブルモードや携帯モードの時に関係してきます。
表のように、携帯モードにしか対応していないSwitch Liteのバッテリー持続時間が最も短いことがわかります。
本体が小さい分、バッテリーも小さくなっているのかもしれません。
各モデルがどのような人に向いているか
おすすめな人 | |
Switch | 主にTVモードでプレイする人 |
有機ELモデル | 主にテーブルモードでプレイする人 |
Switch Lite | 携帯モードでしかプレイできない人 |
TVモードなら通常Switch
通常Switchは最もスタンダードなモデルです。据え置き型ゲーム機として遊ぶこともできるし、携帯ゲーム機として遊ぶこともできます。
性能も価格も中間的な立ち位置で、通常Switchであれば、ゲームをプレイするのに困ることはありません。
主にTVモード向けですが、テーブルモードや携帯モードでも楽しめる万能型になります。
テーブルモードなら有機ELモデル
有機ELモデルは、主にテーブルモードや携帯モードでプレイするときに役に立つ機能が搭載されています。
具体的には以下の通り。
- 有機ELディスプレイでキレイな映像(テーブル・携帯)
- 7インチで大きめの画面(テーブル・携帯)
- 見やすい角度を実現するためのフリーストップ式スタンド(テーブル)
- 新しいスピーカーでクリアなサウンド(テーブル・携帯)
そのため、「家庭の事情でテレビは使えないけど、テーブルモードでプレイしたい!」という人向けのモデルになっています。

ゲーム機としてのスペック自体は、通常Switchと変わらないよ。
携帯モードならSwitch Lite
「Switchを持ち運ぶことが多くなりそう」という場合や、「部屋の都合上、携帯モードでしか遊べない」という場合は、Switch Liteが良いでしょう。
ただ、「今まで据え置き型ゲーム機で遊んだことない」という理由でSwitch Liteにするのはおすすめしません。
一番のおすすめは通常Switch
Switchは「据え置き型ゲーム機としても、携帯ゲーム機としても遊べる」のが特徴です。しかし現実的には、据え置き型ゲーム機として遊ぶことがほとんどです。
理由は以下の通り。
- TVやモニターの大画面のほうがゲームを楽しめる
- TVやモニターの大画面のほうがプレイしやすい
- Switch Liteだとしても、携帯するには大きめ
例えば、スプラトゥーンやマリオカート・フォートナイトなどの対戦ゲームは、画面が大きいほうが状況をよく把握できて、圧倒的に有利になります。
どうぶつの森のような非対戦ゲームであっても、画面が大きいほうが楽しめるのは想像に難くないでしょう。
それに、今までのDS・3DSと比べると、どうしても「Switchはデカイ」と感じがちです。
つまり、Switchをテーブルモードや携帯モードで遊ぶことはまずないと言えるでしょう。家庭の事情でTVモードで遊べないときは、その時だけテーブルモードや携帯モードで遊べば良いだけですからね。
そのため、テーブルモードや携帯モードに特化した有機ELモデルや、携帯モードに特化したSwitch Liteより、通常のSwitchのほうがおすすめできるというわけです。
テーブルモードや携帯モードの頻度が多いなら有機ELモデル
通常のSwitchが一番おすすめとはいえ、「リビングのテレビを使える頻度が低くて、テーブルモードでプレイすることが多い」という人もいるでしょう。
その場合は、有機ELモデルも視野に入ってきます。
先ほども言ったように、有機ELモデルはテーブルモードでその真価を発揮してくれます。
そのため、家庭の事情でテーブルモードが多めなら、有機ELモデルをおすすめします。
Switch Liteはあまりおすすめしない
- ゲームの快適度が圧倒的に下がるから
Switch Liteには「コンパクトなので持ち運びにも適している」という特徴があります。
確かに、通常のSwitchと比べて一回り小さく、100g以上軽いため、持ち運びやすいことがわかります。
ただ、その分ゲーム体験や快適度が大幅に下がってしまいます。
「据え置き型ゲーム機としても遊べる」というSwitchの特徴がなくなってしまっているので、個人的にはSwitch Liteはおすすめできません。
もう少しSwitch Liteについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
≫ゲーマーがSwitch Liteをおすすめしない5つの理由【後悔します】