
「ゲーミングPCを買おうと思ってるんだけど、マウスコンピューターってどんなBTOショップなの?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- マウスコンピューターはどんなBTOショップなのか?
- マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune」の特徴
- マウスコンピューターの評判
- マウスコンピューターでおすすめのゲーミングPC
マウスコンピューターは知名度が高く、ゲーミングPCを選ぶときの選択肢になり得るBTOショップだ。
このページを読めば、マウスコンピューターがどんなBTOショップなのかが分かり、マウスコンピューターのゲーミングPCを選ぶかどうかを判断できる。
マウスコンピューターの評価を簡単解説
マウスコンピューター | ツクモ | ストーム | アプライドネット | |
おすすめ度 | 7 | 10 | 9 | 6 |
価格 | 6 | 9 | 8 | 6 |
カスタマイズ | 3 | 5 | 3 | 3 |
知名度 | 9 | 7 | 5 | 4 |
納期 | 9 | 9 | 5 | 6 |
サイトの使いやすさ | 9 | 9 | 10 | 7 |
マウスコンピューターは価格重視と品質重視の中間のBTOショップだ。同じようなBTOショップと比較すると以上の表の通り。
マウスコンピューターは圧倒的な知名度を誇っている。BTOショップ全体で見てもマウスコンピューターの知名度はトップ3に入るレベルだ。
乃木坂46やマツコ・デラックス、ホラン千秋などの有名人を起用した広告が功を奏している。
他BTOショップと比べると価格が高めだが、基本構成が少し豪華なのが理由の1つだ。グレードの高いマザーボードを搭載していたり、ストレージの容量が多かったりする分、価格が高くなっている。
総合的に見ても評価は高めで、価格の高さや基本構成の充実度を考えるとメインターゲットは中級者以上になっているBTOショップと言える。
マウスコンピューターは知名度トップクラスのBTOショップ
1993年 | パソコン事業立ち上げ |
1998年 | マウスコンピュータージャパン株式会社発足 |
2004年 | ゲーミングブランドG-Tune開始 |
2006年 | 株式会社マウスコンピューター設立 |
マウスコンピューター1993年設立の企業だ。
ゲーマーに馴染みの深いG-Tuneは2004年にできたゲーミングブランドであり、それなりの歴史があることが分かる。
マウスコンピューターより歴史の長いBTOショップはいくらかあるが、マウスコンピューターはトップクラスの知名度だ。
広告に力を入れた成果と言える。
歴史や知名度ですべてが決まるわけではないが、信頼性向上につながることに間違いない。
マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune」独自の特徴
マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune」の独自性を解説する。G-Tuneを選ぶかどうかの判断材料にしてほしい。
標準搭載パーツが充実している
マウスコンピューターでは、主にミドルタワー以上のモデルの標準搭載パーツが充実している傾向にある。
他のBTOショップでは追加でカスタマイズしないといけないような無線LAN子機・光学ドライブ・水冷CPUクーラー・HDDなどのパーツが標準搭載されている。
また、Z690やZ790といったグレードの高いチップセットを採用しているなど、構成が豪華になっている。
標準搭載パーツの充実さから見ても、中級者以上に向いているBTOショップだと言える。
フルタワーのケースがスタイリッシュ
ミドルタワー以下のケースデザインは一般的なPCとさほど変わらないが、フルタワーのケースデザインはかなりスタイリッシュだ。
G-Tuneのフルタワーのケースは黒と赤が基調になっていて、特に正面は強化ガラスパネルになっていてかっこいい印象を受ける。赤のラインも良い味を出している。
ケースのデザインだけでなく、エアフローやメンテナンスもしっかりと独自性がある。
G-Tuneのほとんどは電源が上部についていて、下部にグラフィックボードを設置して底面から空気を取り込むことで、熱を持ちやすいグラフィックボードに冷たい空気を当てることができる設計になっている。
底面のフィルターは簡単に取り外して掃除が可能になっているためメンテナンス性も優れている。
初心者はケースはただの箱だと思いがちだが、しっかりとゲーミングPCのことを考えた設計のケースが採用されているのだ。
マウスコンピューターの悪評「最悪」は本当か?
「マウスコンピューター」で調べると、「最悪」「ひどい」というようなサジェストが出てきて不安になる人もいるはずだ。実際、マウスコンピューターはどうなのだろうか?
実はマウスコンピューターだけでなく、BTOショップは「最悪」「ひどい」というような悪評が目立つ傾向にある。その悪評のほとんどが初期不良やサポートに関してだ。
ゲーミングPCが精密機械である以上、一定の初期不良は仕方がない。初期不良の場合、期間内であれば交換してくれるので安心だ。
サポートに関しても「良い」という声もあれば「悪い」という声もある。そもそも文句ひとつない企業を見たことがない。(本当にサポートの対応が悪い場合もあれば、ただのクレーマーの場合もある)
マウスコンピューターは大手のBTOショップで、出荷数が多いのでその分悪評も増えやすい。
「ハズレ」を引く可能性は0ではないが、最悪というほどではないことは知っておきたい。
電源の品質が悪かったのは10年以上前の話
昔からのPCオタクであれば「マウスコンピューターは電源の品質が悪い。だから買わないほうが良い」と思っているかもしれない。
実は10年以上前はマウスコンピューターの電源は品質が低いものが多く、すぐに壊れてしまっていたというのは事実だ。
しかし現在では電源の品質管理がしっかりと行き届いている。提携している電源の製造会社に電源の問題点と改善策を伝え続けることで、品質の高い電源が出来上がったのだ。
マウスコンピューターの良い評判
製品に対する満足度も高いが、他のBTOショップよりサポートや保証面での評価が目立った。
24時間365日のサポートがうれしい
マウスコンピューターはサポート体制が充実していて、24時間365日対応だ。
しかも電話だけではなく、LINEでの問い合わせも可能だ。
LINEで対応してくれるBTOショップはかなり珍しい。LINEだと不具合を画像で伝えることができるので、口頭では伝えにくいことを伝えられるのがメリットだ。
ゲーミングPC初心者でも安心できるサポート体制となっている。
保証の充実さがうれしい
詳しい保証内容については「マウスコンピューターの各種情報」のところで解説しているが、マウスコンピューターでは保証内容が充実している。
保証の期間や方式を選ぶことができ、追加でサービスを付けることも可能だ。
もちろんその分の料金が発生してしまうが、精密機械ゆえの故障リスクを考えると保証の充実さがうれしいという声が多い。
マウスコンピューターを選ぶデメリットを紹介
マウスコンピューターのゲーミングPCを選ぶデメリットは以下の通りだ。
価格だけを見ると高い
マウスコンピューターのゲーミングPCは、CPU・グラボの性能と価格だけを見ると割高だ。業界でも最安値近いフロンティアおよび、マウスコンピューターと同じように品質と価格の中間くらいの戦略を取っていると思われるツクモと比較すると以下の通り。※2022年12月27日時点での情報
マウスコンピューター | フロンティア | ツクモ | |
CPU | Core i5-12400F | Core i5-12400F | Core i5-12400F |
グラボ | RTX3060Ti | RTX3060Ti | RTX3060Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
512GB NVMe SSD |
500GB NVMe SSD |
電源 | 700W BRONZE | 850W GOLD | 750W GOLD |
価格(税込) | 219,800円 | 166,400円 | 183,900円 |
「性能」と言ったときの主要なパーツをなるべく揃えて比較した。電源が多少異なるが多めに見てほしい。
スペック表だけでは品質まで比較することはできないが、額面の性能だけで見るとこれくらいの価格差がある。
この価格差をどう捉えるかは人それぞれだ。
ケースデザインの好き嫌い・少しくらい高いほうが安心感が得られる・サポートの充実度などの理由でマウスコンピューターを選んでも良いし選ばなくても良い。
最新のパーツがラインナップに並ぶのが遅い
新しいパーツが販売されたときに、他のBTOショップより搭載モデルが登場するのが遅い傾向にある。
例えばRTX4090は2022年10月12日発売のグラフィックボードで、多くのBTOショップは当日に搭載モデルを発売している。
一方でマウスコンピューターは2022年10月31日にRTX4090搭載モデルを発売開始していて、他BTOショップより2週間以上遅い発売日となっている。
しっかりと検証を行ってくれていると思ってじっくりと待つしかない。
マウスコンピューターでおすすめのゲーミングPC
- おすすめ1:初心者におすすめのスターターセット
- おすすめ2:一段上のゲーム環境を求めるミドルゲーマー向けモデル
- おすすめ3:最高を求める超ガチゲーマー向けモデル
おすすめ1:初心者におすすめのスターターセット
G-Tune HM-B-3060Ti-AL | |
CPU | Core i5-12400F |
GPU | RTX3060Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe M.2 SSD |
電源 | 700W BRONZE |
価格(税込) | 229,900円 |
公式サイト |
※2022年12月28日時点での情報
Core i5-12400F×RTX3060Tiというエントリーモデルの代表格的な組み合わせだ。
RTX3060TiはフルHDで170fpsほどを出せる性能で、eスポーツ系の画質が重要ではないゲームであればそれ以上も可能となる。
メモリ16GB・ストレージ512GBで、エントリーモデルの標準的な容量となっている。
このモデルはスターターセットとなっていて、ゲーミングPC本体以外にゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセットがセットになっている。モニターはiiyamaで他はロジクールだ。
初めてゲーミングPCを購入する人におすすめのモデルとなっている。
おすすめ2:一段上のゲーム環境を求めるミドルゲーマー向けモデル
G-Tune HN-Z-3070Ti | |
CPU | Core i7-12700F |
GPU | RTX3070Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe M.2 SSD 2TB HDD |
電源 | 700W GOLD |
価格(税込) | 304,800円 |
公式サイト |
※2022年12月28日時点での情報
Core i7-12700F×RTX3070Tiという組み合わせのモデルだ。RTX3070Tiはミドルハイに位置付けられるグラボで、フルHD200fpsほどが目安となる。フルHDでのゲームプレイは余裕なことがほとんどで、WQHDでのプレイが最適なほどの性能だ。
メモリは16GBとなっているが、美麗グラフィックが売りのゲームをプレイしたい場合や動画編集などのクリエイティブ的作業をする場合は32GBに増やしても良い。
ストレージは512GBのSSDと2TBのHDDが搭載されている。10や20のゲームをプレイしたい場合は1TBのSSDに増やしたほうが良い。HDDが2TBもあるので、動画ファイルなどの容量の大きいファイルを扱うのに最適だ。
ゲームが上手くなりたいゲーマーにとって2TBのHDDは嬉しい。プレイ画面を録画しておいて後で見返すことで、自分のプレイを反省出来て上達の速度がはやくなるのだ。
動画クリエイターだけでなく、ゲームへのモチベーションが高いゲーマーにおすすめのモデルだ。
おすすめ3:最高を求める超ガチゲーマー向けモデル
G-Tune XP-Z | |
CPU | Core i7-13700KF |
GPU | RTX4090 |
メモリ | 64GB(32GB×2) DDR5-4400 |
ストレージ | 2TB NVMe M.2 SSD 4TB HDD |
電源 | 1000W PLATINUM |
価格(税込) | 679,800円 |
公式サイト |
※2022年12月28日時点での情報
Core i7-13700KF×RTX4090という最上級レベルの組み合わせだ。RTX4090は最高の性能を持つグラボで、壊れるまで現役で使えるであろうというレベルだ。CPUのCore i7-13700KFは、Core i9-13900Kを除けば最強というレベルの性能を持ち、RTX4090と組み合わせるのにふさわしいCPUだ。
メモリは64GBで、何をするにしても困ることはないであろうというレベルの容量だ。ストレージはSSDが2TB、HDDが4TBとなっていて十分すぎる容量となっている。
総合的に見て、何をするにしても不満がない性能・構成になっている。4K以上でゲームをプレイしたい人や、3DモデリングなどでガッツリとPCを仕事で使う人などにおすすめのゲーミングPCだ。
マウスコンピューターの各種情報
マウスコンピューターのセール・納期・支払方法・サポート体制・保証について解説する。
マウスコンピューターで開催されるセールについて
セール名 | 期間 | 特徴 |
夏先取りセール第2弾 | ~6月21日10時59分 | 幅広いラインナップ ミドル~ハイエンドが多め |
現在開催中のセールは以上の通り。
詳しいセール内容については以下のページで紹介している。
≫マウスコンピューターの最新セール情報とおすすめゲーミングPCを紹介
納期
3営業日・4営業日での出荷が基本だ。ただし、日曜日や休業日は営業日数に含まれない。
BTOショップの中ではかなりはやい納期だ。
支払方法
支払方法 | 備考 |
銀行振込 | – |
代金引換便 | PC1台につき2,200円の手数料がかかる 20万円を超える注文の場合は利用できない場合あり |
コンビニ決済 | セブンイレブン ローソン ファミリーマート ミニストップ セイコーマート 30万円未満の注文のみ |
クレジットカード | VISA Master Card JCB AMERICAN EXPRESS Diners Club(1回払い・リボ払いのみ) |
ショッピングローン(ジャックス) | 18歳以上のみ |
他のBTOショップと比べると、マウスコンピューターで利用できる支払方法は少なめだ。とはいえ、メジャーな支払方法には対応しているので安心してほしい。
ちなみに、パソコン1台につき3,300円の送料がかかる。
サポート体制
24時間365日対応してくれる。電話・LINE・AIチャット・メールでの問い合わせが可能だ。
LINEだと故障内容を画像で伝えることができるので、口頭では伝えにくい場合におすすめだ。
保証
全てのPCにデフォルトで1年間の無償修理保証が付いている。料金を上乗せすることで保証期間を3年間に延長可能だ。延長料金は以下の通り。※一部製品は保証料金や期間が異なる
保証の種類 | 料金(税込) | 備考 |
センドバック保証 | 7,700円 | サポートセンターに故障したPCを送る方式。片道送料を負担する必要あり。 |
ピックアップ保証 | 11,000円 | 業者がPCを自宅に取りに来てくれて、サポートセンターで修理する方式。 |
オンサイト保証 | 16,500円 | 技術者が自宅に来てその場でPCを修理する方式。 |
これらの保証に加えて「安心パックサービス」に加入すると、以下の3つのサービスを受けられる。
安心パックサービス内容 | 説明 |
最短当日修理返却 | 通常1週間程度の修理期間だが、最短で当日に返送をしてくれる |
初期不良期間内の新品交換サービス | 通常は修理交換のところ、新品と交換してくれる |
専用ダイヤル | 専任スタッフが対応してくれる |
センドバック保証+安心パックサービスの場合はセンドバック保証料金に加えて+3,300円、ピックアップ保証orオンサイト保証+安心パックサービスの場合は保証料金に加えて+5,500円で安心パックサービスを利用できる。
マウスコンピューターの評判まとめ
- マウスコンピューターのゲーミングPCは性能だけで見ると割高
- 悪評が目立つが良い評判も多く、特に保証やサポートが充実している
- 標準搭載パーツが充実しているモデルも多いので、初心者だけではなく中級者以上にもおすすめできる
大手のBTOショップを利用したい人や、保証やサポートを重視したい人にマウスコンピューターはおすすめだ。
他のBTOショップについて知りたい人は以下のBTOショップ比較ページを参考にしてほしい。
≫BTOショップとは?選び方と初心者おすすめを解説!