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ゲーミングPCとPS5の性能比較|買うならどちらなのか

「ゲーミングPCとPS5の性能比較」のアイキャッチ
管理人
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「ゲーミングPCとPS5のどっちを買うかで迷ってるんだよね。性能とかどんな違いがあるのかを知りたいな」って人に読んでほしいページです。

「PS5はゲーミングPC並みの性能」ということが話題になってから、ゲーミングPCとPS5のどちらを買うべきなのかを迷う人は多い。

このページでは、ゲーミングPCとPS5の違いを解説している。

このページを読めば、ゲーミングPCとPS5の違いがわかり、自分に合っているのはどちらなのかを判断できるようになる。

ゲーミングPCとPS5の性能比較

ゲーミングPC
(ハイエンドクラス)
ゲーミングPC
(エントリークラス)
PS5
CPURyzen9 7950X
63210(280%)
Ryzen7 5700X
26764(118%)
Ryzen7 3700X
22615(100%)
GPURTX4090
36361(417%)
RTX4060
10582(121%)
RTX3060
8719(100%)
※ベンチマークスコアは性能の目安であり、実際のパフォーマンスを保証するものではない

PS5に搭載されているCPU・GPUは独自のものなので正確ではないが、様々な情報から、近い性能を持つものを予想している。このページでは、予想が正しいことを前提に話を進める。

PS5の性能は、一昔前のエントリークラスゲーミングPC程度の性能だ。Ryzen7 3700Xは2019年、RTX3060は2021年発売のパーツとなる。

現在のゲーミングPCは表の通りで、特にハイエンドクラスはPS5とは大きな性能差がある。エントリークラスも約20%も高性能だ。

現在のゲーミングPCと比べると確実に見劣りするが、「PS5はゲーミングPC並みの性能」ということに間違いはない

ただし忘れてはならないのは、ゲーミングPCは性能の更新が可能ということだ。CPUやGPUは1~2年のスパンで新しい製品が出て、性能が上昇していく。CPUやGPUを取り替えることで性能が向上する。
一方でPS5の性能は停滞したままだ。1年2年…と時間が経つにつれ、ゲーミングPCとの性能差が大きくなっていく。

PS5のCPU性能はRyzen7 3700X並み

PS5 CPUAMD 4700SRyzen7 3700X
定格クロック3.5GHz3.6GHz3.6GHz
最大クロック4.0GHz4.4GHz
コア数888
スレッド数161616
PassMark1806322652

PS5のCPUは、中国サイトに突如現れた「AMD 4700S」が基になっていると言われている。類似点が多いからだ。

AMD 4700Sという謎のCPUと似ているのがRyzen7 3700Xだ。Ryzen7 3700XはAMD 4700Sより最大クロックが高く高性能なものの、類似点が多い。

PS5のCPUをゲーミングPCに換算すると、Ryzen7 3700Xに近い性能だと思われる。

PS5のGPU性能はRadeon RX5700以上か

PS5 GPURadeon RX5700
コア数23042304
定格クロック数非公開1625MHz
最大クロック数2230MHz1725MHz
GPUメモリ16GB GDDR68GB GDDR6
演算ユニット3636
ROP6464
テクスチャーユニット144144
メモリバス帯域448GB/s448GB/s

PS5 GPUとRadeon RX5700は類似点が多い。
PS5 GPUはRadoen RX5700を基にして調節したものだと考えられる。

ゲーミングPCにはAMD RadeonではなくNVIDIA GeForceを搭載する傾向にあるので、Radoen RX5700をGeForceに換算する。

Radoen RX5700の3DMarkスコアは8534、GeForce RTX3060は8701なので、PS5 GPUはRTX3060に近い性能だと想定する。

ゲーミングPCとPS5の違いを比較

ゲーミングPCPS5
特徴高性能(先ほど解説済)
最大フレームレートが高い
汎用性が高い
オンライン料金がかからない
プレイできるゲーム数が多い
低価格
小さくて省スペース
消費電力が少ない
ロード時間が短い

ゲーミングPCのほうが最大フレームレートが高い

ゲーミングPCPS5
無制限最大60fps
最大120fps

PS5は最大60fpsか120fpsに固定されているが、ゲーミングPCの場合は無制限だ。ゲーミングPCの性能によって、出せるフレームレートが変わる。当然、PS5より低性能な型落ちゲーミングPCの場合、PS5より低いフレームレートしか出せない。

ゲーミングPCの大きな強みは、画質を自分で設定することでフレームレートを操作できる点だ。例えばフォートナイトのような対戦ゲームの場合、画質を下げることで120fps以上に設定できる。

フレームレートが高いと対戦ゲームで有利になるため、対戦ゲームを本気でプレイするならゲーミングPCの方が良い。

ゲーミングPCのほうが汎用性が高い

PS5の主な用途はゲームだ。DVDや動画を観たり、Youtubeでゲーム配信したりもできるが、基本的にはゲームをするためのものだ。

ゲーミングPCの用途はかなり広い。ゲームやネットサーフィン、動画編集や3DCGモデリングなど、例を挙げればキリがないほどだ。別途機材が必要になる場合もあるが、PS5以上の汎用性を誇る。

汎用性の高さはゲーミングPCの大きな魅力の1つと言える。

ゲーミングPCはオンライン料金がかからない

ゲーミングPCはオンライン料金がかからない。ネット契約をしてさえいれば、無料でオンラインゲームをプレイできる。

一方でPS5でオンラインプレイするためには、PS Plusに加入する必要がある。12か月プランで5,143円~だ。
フォートナイトやApex、原神のような無料ゲームであれば、PS Plusに加入する必要はなく、無料でオンラインプレイが可能だ。

ゲーミングPCのほうが高価だが、PS5は継続的にかかるお金があるということは知っておきたい。

ゲーミングPCのほうがプレイできるゲーム数が多い

ゲーミングPCで利用できるSteamというプラットフォームには、15000の日本語対応ゲームがある。さらにPS5でプレイできるゲームの多くはゲーミングPCでもプレイ可能だ。

もちろんPS5でしかプレイできないゲームもあるが、反対にVarolantのようにPCでしかプレイできないゲームもある。

ゲーム数という点では、ゲーミングPCのほうが勝っている。

PS5のほうが低価格

PS5と性能が近いゲーミングPC価格
AMD Ryzen7 3700X43,000円
GeForce RTX306037,000円
16GBメモリ3,700円
1TB SSD5,500円
合計89,200円

PS5は通常版で6万円程度、デジタルエディションで5万円程度だ。

一方でゲーミングPCの場合、CPU・グラボ・メモリ・SSDで9万円ほどであり、さらにケースやOSなどの他パーツを加算すると、PS5より大幅に高額となる。

ゲーム機の場合、本体が赤字もしくは薄利でも、ソフトで黒字にすれば良いという戦略を取れるという観点から見ても、PS5はかなり割安だ。

PS5のほうが小さくて省スペース

PS5は104mm×390mm×260mmで、重さは4.5kgだ。

一方で一般的なゲーミングPCは250mm×450mm×450mmほどで、重さは10kg以上だ。ケースや構成によっては20kgほどになることもある。

確保しなければならないスペースの広さから見て、PS5のほうが優れている。

PS5のほうが消費電力が少ない

ゲーム時の消費電力平均1日5時間使用30日間使用
Ryzen7 5800X3D
RTX4060Ti
212.6W33.0円988.6円
Ryzen7 5800X3D
RTX4070Ti
298.5W46.3円1388.0円
Ryzen7 5800X3D
RTX4090
357.0W55.3円1660.1円
PS5(PS5のゲーム)209.8W32.5円975.6円
PS5(PS4のゲーム)97.2W15.1円452.0円
※ゲーミングPCの消費電力は、CPU+グラボで求めた。WQHD解像度の最高設定で測定している。フルHDでも同等か少し下がるか程度。
※PS5の消費電力はこちらのページから引用した。フルHD解像度。
※電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会より、31円/kMhで計算。
※環境によって電気代は異なる

あまり正確な比較ではないのだが、PS5の消費電力はRyzen7 5800X3D×RTX4060Ti搭載のゲーミングPCと同等程度だ。最新のRTX40シリーズは消費電力がかなり少なく、PS5より高性能で同等の消費電力となっている。

ただし、PS5でPS4のゲームをプレイすると消費電力が下がるようだ。PS4のゲームとPS5のゲームとではクオリティに差があり、消費電力も変わってくる。

PS5の消費電力はゲーミングPCと同等以下という評価が妥当だろう。

PS5のほうがロード時間が短い

PS5のSSDには優れた技術が使われていて、ゲーミングPCより速いロード時間を実現できる。

実はSSDの速度自体が高速というわけではない。そもそもSSDの速度を2倍にしてもロード時間が1/2になるわけではない。「SSDから読み込んだ圧縮データを展開する工程」「展開したデータをメモリに配置する工程」の2つがボトルネックとなるからだ。

PS5のSSDは2つのボトルネックを解消できるような設計になっているらしく、SSDの真価を引き出すことでロード時間の短縮を実現したとのことだ。

ちなみに、SSDの高速化はグラフィックにも影響している。

従来のストレージは転送速度が遅く、大量のデータを予めメモリに送り込んでおく必要があったため、1つ1つのデータの質は低かった。例えば遠くのオブジェクトは荒いグラフィックで表示されていた。

PS5ではSSDの高速化によって、必要なときに必要なぶんだけのデータをメモリに送れば良い。メモリに余裕ができることで、1つ1つのデータの質を保てる。遠くのオブジェクトでも綺麗なグラフィックを実現できる。

PS5の高速SSDによって、ロード時間の短縮だけでなく、グラフィックの向上にも寄与しているのだ。

ゲーミングPCとPS5、買うならどちらか?

  • ゲームだけしかしないならPS5
  • ゲーム以外の目的があるならゲーミングPC

ゲームだけしかしないならPS5

PS5はゲーム機であり、性能こそゲーミングPCに敵わないものの、安さやロード時間など、ゲーミングPCより秀でている部分もある。ゲームにおけるコスパで言うならPS5はかなり優秀だ。

「でもゲーミングPCのほうが高性能で高いフレームレートを出せるよね」と思う人がいるだろうが、ゲームだけしかしない人が15万20万かけてゲーミングPCを買うのははっきり言って無駄だ。PS5の60~120fpsでも十分なフレームレートなので、PS5を選ぶべきだ。

ゲームだけが目的なら、ゲーム機であるPS5で良い。

ゲーム以外の目的があるならゲーミングPC

「ゲームもするけど動画投稿とかもやってみたい」「今はぼんやりとゲーム実況に興味あるだけだけど、いつかやってみたい」というような人は、ゲーミングPCを選ぶと良い。

ゲーミングPCの強みは1台でマルチに使用できることなので、ゲーム以外でも使うつもりがあるのであればゲーミングPC一択だ。

ゲーミングPCはPS5と比べるとかなり高価だが、定期的にセールが開催されているし、自分に合ったものを選べば比較的安価で済むこともある。
ゲーミングPCの選び方は以下のページで解説している。興味があれば参考にすると良い。
初めてのゲーミングPCの選び方とおすすめを紹介【「わからない」を卒業】

ゲーミングPCとPS5の比較まとめ

このページでは、ゲーミングPCとPS5の違いを比較した上で、どちらを選ぶべきなのかを解説した。

ゲーミングPCとPS5について振り返ると以下の通り。

  • PS5は現役ゲーミングPCと比較すると見劣りするが、家庭用ゲーム機としては高性能
  • ゲームだけしかしないのであればPS5で良い
  • ゲーム以外の用途でも使うつもりならゲーミングPCが最適

ゲームだけなのか、ゲーム以外にも目的があるのかによって、ゲーミングPCとPS5のどちらを選ぶべきかが変わる。

参考サイト

このページで紹介したベンチマークスコアは、以下のサイトから引用している。

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