
「ゲーミングチェアが欲しいんだけど、結構高いよね?相場とかどれくらいの価格帯なのかがわからないんだけど、おすすめの価格帯ってあるのかな?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- 価格帯ごとのゲーミングチェアの特徴
- 価格帯ごとにおすすめのゲーミングチェアを定番メーカーから紹介
ゲーミングチェアを買うときに最も気になる要素の1つが価格だ。「どれほどの価格なのか」「価格帯ごとにどんな違いや特徴があるのか」を知りたい人は最後まで読むと良い。
ゲーミングチェアは最低でも1万~2万円はかかる
ゲーミングチェアは安いものでも1万~2万円ほどの価格でなかなかの金額だ。
普通の椅子であれば1万円以下で買えるものも多いので、「ゲーミングチェアは高額だ」という印象を持ってしまう人がいてもおかしくない。
ゲーミングチェアは人間工学に基づいて人にフィットするように作られているし、ゲームを快適にプレイするために様々な機能が搭載されている。その分金額が高いが、快適なゲームライフを提供してくれるのだ。
1日に連続で1時間以上ゲームをプレイするような人ならゲーミングチェアを使うのをおすすめしたい。
価格帯ごとのゲーミングチェアの特徴
価格帯 | 特徴 |
1万円~2万円台 | 格安ブランド 質の悪いパクリ製品も多く、ハズレが多い おすすめしない |
3万円~5万円 | 有名ブランドのエントリーモデル 最低限の機能 ファブリック素材・レザー製のどちらもある |
5万円~7万円 | 有名ブランドのハイエンドモデル。 多機能なモデルが多い。 レザー製のゲーミングチェアが多め |
10万円~ | 高級オフィスチェアブランドが出しているゲーミングチェア 20万円以上のものも 高価すぎるため万人におすすめできるものではない |
ゲーミングチェアの価格帯ごとのおおまかな特徴は以上の通り。金額ごとに厳密に分けられるわけではないが、おおよその目安として参考にしてほしい。
それぞれの価格帯を軽く解説していく。
1万~2万円のゲーミングチェア特徴
格安ブランドのゲーミングチェアが1万~2万円台という価格帯だ。はっきり言って、この価格帯のゲーミングチェアはおすすめしない。
おすすめしない理由は、この価格帯のゲーミングチェアは品質が悪いため満足度が非常に低く、1年も経たずに買い替えるハメになるからだ。
実際私は何度か格安ゲーミングチェアを買ったことがあるが、有名ブランドに比べて明らかに品質が低く、使い物にならなかった。
格安さは魅力的に見えるかもしれないが、長期的に見ると割高になってしまうのが1万~2万円という価格帯だ。
「そんなこと言っても、実際はそこまで気にならないでしょ?安いので良いよ」と思う人は、後悔しないためにも以下のページを読んでほしい。
≫Amazonの安いゲーミングチェアをおすすめしない10個の理由
3万~5万円のゲーミングチェア特徴
3万~5万円という価格帯は、有名ブランドのエントリーモデルが多くラインナップしている。機能より価格を優先したい人はこの価格帯から選ぶと良い。
1万~2万円のゲーミングチェアより目に見えて座り心地が良く、素材の耐久性も高い。長期的な視点で見ると1万~2万円のゲーミングチェアよりコスパが良いと言える。
3万~5万円のゲーミングチェアの特徴としては、ファブリック製・PUレザー製のどちらもあることと、機能としては最低限なことだ。例えば肘置きは上下方向にしか調節できないことが多い。
とはいえ、特にこだわりがないのであればこの価格帯から選べば間違いない。
5万~7万円のゲーミングチェア特徴
5万~7万円という価格帯は、有名ブランドのハイエンドモデルが多くラインナップしている。価格より機能や品質を重視したい人はこの価格帯から選ぶと良い。
5万~7万円は多くの人が躊躇するレベルの価格の高さだ。しかし、品質の高いPUレザーを採用していたり、耐久性に優れた材質を使用していたりする。
肘置きの4D調節機能(上下・左右・前後・首振り)など、エントリーモデルにはない機能を備えていることもあるので、価格に見合ったゲーミングチェアになっている。
2台目以降で、こだわってみたいなという人向けだ。
10万円以上のゲーミングチェア特徴
10万円以上の価格帯は、高級オフィスチェアブランドが発売しているゲーミングチェアだ。90%以上の人はチェアにここまでの予算をかけられないだろう。チェアへのこだわりが強いごく一部の人だけにおすすめの価格帯だ。
10万円以上になると、ゲーミングチェアというよりオフィスチェアと言った方が近い。一般的なゲーミングチェアは頭まで背もたれがあるのが普通だが、10万円以上のゲーミングチェアは背もたれが頭までなく、ホールド感も薄い傾向にある。
言うまでもなく座り心地自体は最高なので、デスクワークが多く、仕事終わりにゲームもプレイする人だけが検討すると良い。
ゲーミングチェアのおすすめ価格帯は3万~7万円
私がおすすめするゲーミングチェアの価格帯は3万~7万円だ。価格と座り心地・品質のバランスが最も優れていると感じているからだ。
例えば有名ブランドのAKRacingのゲーミングチェアは4万円台が多い。同じく有名ブランドのDXRACERのゲーミングチェアは3万円~6万円が主力のラインナップだ。
この価格帯から選べば失敗しにくいということだ。
人によっては「チェアに3万円もかけたくないよ」「10万円以下のチェアに座りたくない」という人もいるかもしれない。しかし安物のゲーミングチェアはほぼ間違いなく後悔するし、ゲーミングチェアに10万円以上出せる人はごくわずかだ。
価格と品質のバランスが取れているのが3万~7万円だ。この価格帯から自分に合ったゲーミングチェアを選べば後悔する可能性が小さくなり、満足のいくゲームライフを送ることができる。
価格帯ごとのおすすめゲーミングチェア
DXR V2 | DXZ V2 | AIR Casual | Pro-X V2 | Master | |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
メーカー | DXRACER | DXRACER | DXRACER | AKRacing | DXRACER |
カラー | ソリッドブラック レッド ブラック |
ソリッドブラック インディゴブルー レッド ホワイト |
ブラック ピンク |
グレー ホワイト オレンジ レッド ブルー |
ブラック ブラウン マルーン |
素材 | ファブリック | PUソフトレザー | ポリエステルエアメッシュ | PUレザー | マイクロファイバーレザー |
リクライニング | 135度 | 135度 | 135度 | 180度 | 135度 |
座面 | 15度ゆりかご機能 | 15度ゆりかご機能 | 15度ゆりかご機能 | 12度ゆりかご機能+角度固定機能 | 15度ゆりかご機能+角度固定機能 |
アームレスト | 上下 | 上下 前後 首振り |
上下 前後 首振り |
上下 前後 首振り 左右 |
上下 前後 首振り 左右 |
フットベース | 強化ナイロン樹脂製 | アルミ合金製 | 強化ナイロン樹脂製 | 合金製 | アルミ合金製 |
キャスター | 6cmPU樹脂製 | 6cmウレタン樹脂製 | 5cmウレタン樹脂製 | ポリウレタン製 | 7.5cmウレタン樹脂製 |
耐荷重 | 約100kg | 約110kg | 約100kg | 150kg | 約120kg |
推奨身長 | 150~180cm | 150~180cm | 155~180cm | – | 170~190cm |
価格(税込) | 32,780円 | 43,870円 | 49,800円 | 57,800円 | 69,800円 |
価格帯ごとにおすすめのゲーミングチェアを、有名で定番のブランドから紹介する。「このブランドから選んでおけば間違いない」というレベルのブランドだ。
私がゲーミングチェアで最も重視するポイントは通気性・蒸れにくさなので、ファブリックやメッシュ製のゲーミングチェアのおすすめ度が高い。
1つ1つどんな特徴があるのかを見ていこう。
3万円台のファブリック素材ゲーミングチェア(DXRACER DXR V2)
DXR V2 | |
カラー | ソリッドブラック レッド ブラック |
素材 | ファブリック |
リクライニング | 135度 |
座面 | 15度ゆりかご機能 |
アームレスト | 上下 |
フットベース | 強化ナイロン樹脂製 |
キャスター | 6cmPU樹脂製 |
耐荷重 | 約100kg |
推奨身長 | 150~180cm |
価格(税込) | 32,780円 |
DXR V2はDXRACERのエントリーモデルだ。
DXR V2の特徴は肌触りの良いファブリック素材だ。ファブリック素材のゲーミングチェアは通気性が良く、長時間座っていても蒸れにくいというメリットがある。
ゲーミングチェアはPUレザー製のものが多く、ファブリック製のものは少数だ。とはいえ、ゲーミングチェアの最大の悩みである蒸れを解消できるという大きなメリットは見逃せない。
飲みこぼしが跡になりやすい・PUレザーの比べてかっこよさがないというようなデメリットはあるが、快適性ではファブリックが勝っている。
エントリーモデルなので機能は最低限だが、ファブリック製ゲーミングチェアを探しているならとりあえずDXR V2を選んでおけば間違いないと言えるレベルのモデルだ。
4万円台のソフトレザー素材ゲーミングチェア(DXRACER DXZ V2 Classic)
DXZ V2 Classic | |
カラー | ソリッドブラック インディゴブルー レッド ホワイト |
素材 | PUソフトレザー |
リクライニング | 135度 |
座面 | 15度ゆりかご機能 |
アームレスト | 上下 前後 首振り |
フットベース | アルミ合金製 |
キャスター | 6cmウレタン樹脂製 |
耐荷重 | 約110kg |
推奨身長 | 150~180cm |
価格(税込) | 43,780円 |
DXZ V2はDXRACERのエントリーモデルだ。先ほど紹介したDXR V2と同じ立ち位置だが、複数の違いがある。
まずこちらはPUソフトレザーを採用している。通気性はファブリックに劣るが高級感がある。
次にアームレストの機能だ。DXZ V2は上下・前後・首振りの3方向の調節が可能となっている。自分の体格に合った位置にアームレストを置けるので、腕が疲れにくい。
フレームもアルミ合金製で耐久性が増している。
スタンダードなモデルだが機能としては十分すぎる。PUレザー製を選びたい人におすすめだ。
また、価格が43,780円→47,080円と少し上がってしまうが、DXZ V2 Pastelというシリーズもある。ピンク・スカイブルー・抹茶グリーン・バイオレットの4つのパステルカラーラインナップが用意されている。配信映えを狙いたい人や女性におすすめだ。
約5万円のメッシュ素材ゲーミングチェア(DXRACER AIR Casual)
AIR Casual | |
カラー | ブラック ピンク |
素材 | ポリエステルエアメッシュ |
リクライニング | 135度 |
座面 | 15度ゆりかご機能 |
アームレスト | 上下 前後 首振り |
フットベース | 強化ナイロン樹脂製 |
キャスター | 5cmウレタン樹脂製 |
耐荷重 | 約100kg |
推奨身長 | 155~180cm |
価格(税込) | 49,800円 |
Air Casualは、蒸れからの解放をコンセプトに作られたフルエアメッシュ製ゲーミングチェアの廉価版だ。上位モデルにAir Proがある。
DXRACERのAirシリーズは世界初のレーシングシート型フルエアメッシュ製のゲーミングチェアだ。座面と背もたれがメッシュになっていて、夏や暖房が効いた冬でも蒸れることがほぼない。
ゲーミングチェア最大の弱点である蒸れをほぼ完全に克服しているというわけだ。
アームレストが3方向に調節できるし、ヘッドレストは上下に位置調節できる。メッシュの通気性+機能性というわけだ。
日常的に「蒸れが気になる」「座っているとお尻に汗をかきやすい」というような人におすすめのゲーミングチェアだ。
上位版のAir Proは耐久性がより向上しているほか、アームレストが左右方向にも調節できるようになっているなど、より機能が増えている。価格は49,800円→59,800円と、Air Casualより1万円上がっている。
約6万円のPUレザー素材ゲーミングチェア(AKRacing Pro-X V2)
Pro-X V2 | |
カラー | グレー ホワイト オレンジ レッド ブルー |
素材 | PUレザー |
リクライニング | 180度 |
座面 | 12度ゆりかご機能+角度固定機能 |
アームレスト | 上下 前後 首振り 左右 |
フットベース | 合金製 |
キャスター | ポリウレタン製 |
耐荷重 | 150kg |
推奨身長 | – |
価格(税込) | 57,800円 |
AKRacingはDXRACERと並んで有名で定番のゲーミングチェアブランドだ。Pro-X V2はAKRacingのゲーミングチェアの中で最上位モデルだ。
このあたりの価格帯になるとリクライニング機能やアームレスト機能が充実していて、フレームに合金を採用しているため耐久性も問題ない。
カラーバリエーションが多めなのも見逃せない。自分好みのカラーが見つかりやすいのだ。
公式サイトに推奨身長の記載がなかったため正確な数値は分からないが、製品寸法を見るに他のゲーミングチェアと同じく極端に背が低い・高い人でなければ問題なく使えるはずだ。
次に紹介するのはゲーミングチェアというよりワークチェアに近いので、ゲーミングチェアが欲しい人は実質このモデルが上限となると思って良い。
約7万円のマイクロファイバーレザー素材ワークチェア(DXRACER Master)
Master | |
カラー | ブラック ブラウン マルーン |
素材 | マイクロファイバーレザー |
リクライニング | 135度 |
座面 | 15度ゆりかご機能+角度固定機能 |
アームレスト | 上下 前後 首振り 左右 |
フットベース | アルミ合金製 |
キャスター | 7.5cmウレタン樹脂製 |
耐荷重 | 約120kg |
推奨身長 | 170~190cm |
価格(税込) | 69,800円 |
DXRACER Masterはゲーミングチェアというよりワークチェアに近い。ゲーミングチェアのノウハウを活かしつつオフィスに似合うようなデザイン・高級感になっている。
DXRACERのゲーミングチェアの中で最上位なこともあり、レザーの質や機能性・耐久性はナンバーワンだ。
Masterの最大の特徴はレザーだ。通常のレザーは合成皮革と言って天然皮革に見た目を似せたものだが、Masterは人工皮革を採用しており内部の構造を天然皮革に似せたものとなっている。人工皮革を採用することで耐久性・高級感が向上する。要するにMasterのレザーは天然皮革に近くて高品質ということだ。
ゲームだけでなく家でのデスクワークが多い人や、落ち着いたデザインのゲーミングチェアを探している人におすすめだ。
ゲーミングチェアの価格帯ごとの特徴とおすすめまとめ
- 1~2万円台のゲーミングチェアは低品質ですぐにダメになるのでおすすめしない
- 3~7万円のゲーミングチェアは品質と価格のバランスが良いのでおすすめ
- 10万円以上のゲーミングチェアは品質に間違いないが高額すぎるためおすすめしない
価格はゲーミングチェアを買うときの重要な指標の1つだ。自分の予算に合ったゲーミングチェアを見つけてほしい。
価格以外でのゲーミングチェアの選び方を知りたい人は以下のページを読むと良い。ゲーミングチェアを選ぶときの手助けになるはずだ。
≫【ゲーム用のイス?】ゲーミングチェアとは?選び方やおすすめを初心者向けに徹底解説