
「マリオカートでラウンジ配信をしてる人がいるけど、ラウンジって何なんだろ?面白そうだからやってみたいんだけど、誰でもできるものなのかな?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- ラウンジとは何か?
- ラウンジの登録から、挙手~集計まで解説
- ラウンジでプレイするにあたり知っておきたいこと
ラウンジは、野良とは違うマリオカートの楽しみ方の1つだ。
自分がどのレベルの実力なのかを知りたい人や、実力を上げていきたい人はぜひ最後まで読むと良い。
ラウンジとはガチ勢が集まる対戦部屋
ラウンジとは、ガチ勢向けの非公式レーティングシステムだ。
ラウンジのレートをmmrと呼び、勝てばmmrが増えて、負ければmmrが減る仕組みになっている。
mmrが近い12人で対戦ができるため、実力がmmrに反映されやすいというわけだ。
対戦に関するやり取りは、全てDiscordのラウンジサーバーで行われる。ラウンジサーバーに入って、募集されている対戦に参加表明をすることで誰でも参戦可能だ。
「レートなら野良レートがあるじゃん」と思うかもしれない。野良レートとの違いは以下の通り。
- 自分と同じような実力の12人と対戦できる
- 野良レートは雑魚狩りができるためレートを盛りやすい一方、ラウンジはmmrに実力が反映される(マリオカート界隈では野良レートの高さは全く評価されない)
- 1試合12レースで行う
mmrとはその人の強さを数値化したものだ。
例えばmmr2000の人と5000の人とでは、5000の人のほうが強い。
格上に勝てば多めにmmrが増え、格下に負ければ多めに減る。極端な話、対戦する12人の中で最もmmrが高いのに最下位を取ってしまった場合は、mmrを大幅に減らされる。
mmrが一定の数値を超えると”ランク”が上がり、1段階レベルの高いプレイヤーと対戦できるようになる。
自分のmmrによって、iron、bronzeといったランクが与えられる。ランクによって参加できる”ティア”(=対戦部屋、プレイヤーのレベル)が変わる。
ランク | mmr |
---|---|
iron1(鉄) | 0~999mmr |
iron2(鉄) | 1000~1999mmr |
bronze1(銅) | 2000~2999mmr |
bronze2(銅) | 3000~3999mmr |
silver1(銀) | 4000~4999mmr |
silver2(銀) | 5000~5999mmr |
gold1(金) | 6000~6999mmr |
gold2(金) | 7000~7999mmr |
platinum1(プラチナ) | 8000~8999mmr |
platinum2(プラチナ) | 9000~9999mmr |
sapphire1(サファイア) | 10000~10999mmr |
sapphire2(サファイア) | 11000~11999mmr |
ruby1(ルビー) | 12000~12999mmr |
ruby2(ルビー) | 13000~13999mmr |
diamond1(ダイアモンド) | 14000~14999mmr |
diamond2(ダイアモンド) | 15000~15999mmr |
master(マスター) | 16000~16999mmr |
grandmaster(グランドマスター) | 17000mmr~ |
ティアとは対戦できる部屋割り、組み分けのようなものだ。
例えばironの人とgoldの人とでは実力差がありすぎるためティアが分かれており、対戦できないようになっている。
覚える必要性は全くないが、ティアごとに対戦できるランクは以下の通り。
※placementとは、ラウンジに入ったばかりの人が与えられるランクだ。最初の数戦の結果によって、iron~silverから初期ランクが与えられる。
ティア | 参加できるランク |
---|---|
ティアg | iron1+iron2+placement |
ティアfg | iron2+bronze1 |
ティアf | bronze1+bronze2 |
ティアef | bronze2+silver1 |
ティアe | silver1+silver2 |
ティアde | silver2+gold1 |
ティアd | gold1+gold2 |
ティアcd | gold2+platinum1 |
ティアc | platinum1+plutinum2 |
ティアbc | platinum2+sapphire1 |
ティアb | sapphire1+sapphire2 |
ティアab | sapphire2+ruby1 |
ティアa | ruby1,2+diamond1,2+master+grandmaster |
ティアs | ruby2+diamond1,2+master+grandmaster |
ティアx | diamond1,2+master+grandmaster |
ラウンジの登録方法
メールアドレスとDiscordのアカウントがあれば、誰でも簡単にラウンジに登録できる。
Discordのアカウントを持っていない人は、スマホかPCにアプリを入れてアカウントを作る必要がある。メールアドレスがあれば簡単に作れる。
- discordのラウンジサーバーに参加する
- MKCentralのページを開き、右上の登録(register)からMKCentralのアカウントを作成する
※この時つけたアカウント名がラウンジでの名前になる - アカウント作成すると、登録したメールアドレスに確認のメールが届くので認証する
- discordとMKCentralアカウントを紐づけるために、マイページのURLをコピーしてラウンジサーバーの「#mkcentral-links」に貼り付ける
- 運営が登録処理をしてくれるまで待つ
- 登録処理が完了すると、模擬(=ラウンジでの試合)に参加できるようになる
ラウンジの挙手~対戦終了・集計まで
ラウンジでは、コマンドを入力することでbotが処理をしてくれる。挙手や集計はコマンドを用いてbotに処理をしてもらう。
画像では「!c」のように「!」が使われているが、Discordの仕様変更によって「/c」のように「/」が使われるようになった。
※botの不具合によって代理のbotが動いている場合、仕様が異なることがある
- 自分の参加できるティアのテキストチャンネルに移動する。#mogilistではティアごとに現在の稼働状況を見ることができる。
- まだ模擬の募集が始まっていない場合は、/start や /esn と送信することで募集を開始する。前の模擬が終わりそうになってから募集を開始するように。レース自体は終わっているがbotに伝わっていない場合は /end と送信して模擬が終わったことをbotに伝える。
- /c で模擬に挙手、/d で挙手を取り下げる(can,dropの意)
- 12人集まった時点(早い者勝ち)で形式投票が始まる
- botが自動でチーム分けを行ってくれる
- FFA以外の場合は相方とチームタグを決めてswitchの名前を変えておく。タグに関するルールは後述する。
この時、「タグ+ラウンジの登録名」にしておく。また、反映させるためにマリカを再起動したり、キャラ変えをしておく。ラウンジ名が長くて入り切れない場合は、誰なのかわかる程度に省略して表記する。詳しいルールは「注意事項」のところで説明 - 主催者(host)を1人決める。hostになった場合はフレンドコードを提示して、参加者全員のフレンド申請を承認する。hostにならなかった場合はhostにフレンド申請をする。
※hostになった場合は必ず1レースごとの結果のスクショを撮っておく。hostではない場合も撮っておくこと推奨。 - 12レース後、hostが結果画像を作る
(ルール的にはhostが作ることになっているが、勝った人が作るという風潮あり) - botを用いて結果を反映させる(Reporterロールが必要)
集計画像の作り方
集計画像を投稿するには、後述するreporterロールが必要だ。
集計画像の作り方は複数あるが、下記の作り方が最も楽だ。
- 形式決定の時のMogiBotの投稿にマウスを合わせて「その他」をクリック
スマホの場合は投稿を長押し - 「アプリ」から「Make Table」をクリック
- botから新たなコマンドが出てくる。全てコピペして、「size」を形式の数字に、「tier」をプレイしたティアに、「0」を各プレイヤーの得点に書き換えて、#bot-submissionに送信
(タッグなら2,プルスなら3のようにsizeを書き換える)
- 形式決定の時のMogiBotの投稿を全てコピペし、先頭に /lt をつけて送信する
- botから新たなコマンドが出てくる。全てコピペして、「size」を形式の数字に、「tier」をプレイしたティアに、「0」を各プレイヤーの得点に書き換えて、#bot-submissionに送信
(タッグなら2,プルスなら3のようにsizeを書き換える) - 間違いがないことを確認して、30秒以内にチェックスタンプを押して完了
- 形式決定の時に一番下にあるコマンドをコピーして貼り付ける
- 貼り付けて送信したら画像のようなものが出てくるので、点数を入力していく(一番右の0を得点に変えていく感じで)
- 先頭に「/submit 2 c」などと入力し、手順2をコピペして#bot-submissionチャンネルに送信
(2の部分は形式、cの部分はティアに変える) - 間違いがないことを確認したら、30秒以内にチェックスタンプを押して完了
Reporterロールについて
ラウンジの結果を反映させるためには、#bot-submissionチャンネルにて、点数をbotに報告する必要がある。
#bot-submissionチャンネルに書き込みを行うには、Reporterロールが必要だ。Reporterロールは#self-rolesチャンネルで自由に着脱ができる。

ラウンジでよく使うコマンド
コマンド | 意味 |
---|---|
/c | 挙手 |
/d | 挙手取り下げ |
/l | 現在募集中もしくは行われている模擬の参加者リスト |
^mmr ユーザー名 | 特定のユーザーのmmrを検索する |
^stats ユーザー名 | 特定のユーザーのmmrや勝敗などの情報を検索する |
^mmr | 自分のmmrを検索する |
^stats | 自分のmmrや勝敗などの情報を検索する |
以前までは !c !d のように「!」 を使用していたが、Discordの仕様変更によって「!」が使えなくなり、代わりに「/」を使うようになった。
ラウンジでの注意事項・ルール
集団でゲームをプレイする以上、ラウンジにはルールがいくつか存在する。ルール違反の場合、mmrが減ったり一定期間ラウンジに参加できなくなったりなどのペナルティが課される。
個人が気をつけるべきルール
- 挙手をして12人集まった時点で取り下げてはならない
(集まっていないなら取り下げて良い。ただし一度挙手をしたら15秒間は取り下げられない) - 挙手したら、取り下げるか試合が終わるまで、同じティアで挙手してはならない
(例えば、今ティアcでプレイ中の場合、ティアcdで挙手することはできる。が、時間に遅れるとペナルティ) - FFAの場合は、名前をラウンジ名にしなければならない
(FFA以外もラウンジ名推奨。別名にすると集計がめんどうなだけなので) - hostが部屋を開設したら、5分以内に入らなければならない(遅刻は-50mmr+strike)
- 試合中既に選ばれたコースを選択し、そのコースが選ばれると-50mmr
(おまかせでコースが重複した場合はセーフ。2回以上重複した場合、-50×回数分だけmmr減少+strike) - 2つのアカウントをラウンジに登録してはならない
(「今ゴールドだけど、ティアeしたいから新アカウント作ろ」など禁止。ばれたら両方のアカウントが永久BANされる) - ベビィパーク以外で周回遅れになってはならない
(66SQのみ周回遅れを認めるルール追加。SQについては後述) - 特定のプレイヤー・チームを執拗に狙ってはならない
他にも処罰対象となる行動はあるが、主要なものは以上の通りだ。
ラウンジサーバーの#rulesチャンネルではルール全文を見ることができる。気になる人は目を通しておくと良い。
チームタグについてのルール
FFA(個人)以外のルールでは、誰と誰が同じチームなのかを示すためにチームタグ(=チーム名)を名前に含ませる必要がある。
どんなタグにするかは基本的には自由だが、以下のルールに則る必要がある。
- 名前の先頭か末尾に置く(先頭に置くのが基本。また、先頭か末尾かはチーム内で統一する)
チームAAの場合。「AA☆luffy」「luffy☆AA」はOK。「luAAffy」はNG - 末尾に置く場合、タグの1文字目を大文字か数字にするか、スペースなどを用いて名前とタグを離さなければならない→おとなしく先頭にタグを置いた方が良い。
「luffyAa」「luffy aa」「luffy☆aa」はOK。「luffyaa」はNG。 - 他のチームのタグと同じ文字で始まっていけない(大文字小文字は区別しない)
他のチームが先にタグ「Aa」を宣言した場合、例えば「Ab」「aB」を使ってはならない
回線についてのルール
- 1レース目開始前(ジュゲムがカウントを終えるまで)に回線落ちした場合、30秒録画を撮り、落ちたことを伝える。一度のみ再開設してくれる。
- 2チーム3人以上が回線落ちした場合、そのレースは無効になる
- 回線不良でレースが終わらない(順位が決まらない)場合、そのレースは無効になる
- 3人以上のプレイヤーが、2か所以上のアイテムボックスでラグによりアイテムが決まらなかった場合、そのレースは無効になる。その際、証拠として30秒録画を録っておく
回線不良は全体に迷惑がかかるし、回線落ちは自分が不利になる。回線が良くないときはラウンジ模擬への参加を控えたほうが良い。
ホストについてのルール
- フレンドコード提示から2分待って部屋を開設する
- 部屋落ちした際、Switchの30秒録画機能を使って録画しておく。
(故意に部屋落ちをさせたわけではないことを証明するため) - 1レース目開始前に回線落ちの報告を受けた場合、再開設しなければならない
(1度だけ。2回め以降は続行)
特に2番目のルールは、故意に部屋落ちを起こすプレイヤーが多くなったことによって追加されたルールだ。問題行為を繰り返すと、hostを持つ権限が無くなる可能性がある。
チャットで暴言を吐かない
小学生に言い聞かせるようだが、チャットで暴言を吐くべきではない。
マリオカートは運が大きく絡むため、ストレスが溜まりやすいのはわかる。とはいえチャットで暴れまわったとしても、Twitterでネタにされて悪い意味で有名になるだけだ。
ストレス発散をしたいならTwitterの鍵アカウントなどの外から見えないところでやると良い。
ラウンジのシーズンについて
ラウンジにはシーズンがある。4~5か月で1シーズンだ。
シーズンの切り替わりによる変更点は以下の通り。
- mmrがリセットされ、前シーズンのmmrに応じて初期mmrが設定される
- ラウンジの人口変化を鑑みて、mmrやランク関連で変化があることがある
- 一部ルールが変更・追加される場合がある
基本的にプレイヤーがやることは変わらないし、プレイヤーの負担が増えることもない。
スクアッドキュー(SQ)について
あらかじめ形式が発表されていて、mmr関係なく好きな人と組むことができるのがスクアッドキュー(SQ)だ。
SQの簡単な説明は以下の通り。
- 通常と同じラウンジサーバーで行われる
- 事前に開催日時と形式が発表されている
- mmr関係なく、好きな人とチームを組むことができる
- チームの平均mmrで部屋割りが決まる
ラウンジサーバーのSQUAD QUEUEカテゴリでSQ関連の情報を見ることができる。その中の#sq-infoチャンネルで開催日時と形式を見ることができる。

スクアッドキューの参加方法
ABCさんとXYZさんがタッグで組む場合の参加方法は以下の通り。
- ABCさんが#sq-joinチャンネルで /c @XYZ とメンションを飛ばす形で送信
- メンションを飛ばされたXYZさんは同じく#sq-joinチャンネルで /c と送信
これでABCさんとXYZさんがチームで参加することがbotに伝わる。参加できているかを見たい場合は、/squad と送信すれば、SQへの参加状況を見ることができる。
トリプルスやフォーマン、66の場合も同様で、メンションを飛ばす人数が増えるだけだ。
なお、おおよそSQ開始20分前が参加締め切りだ。開始ギリギリでの参加はできない。
追加DLCコースのラウンジでのプレイは可能
2022年3月18日より、追加DLCとして新コースが実装されている。ラウンジでも新コース選択は可能となっている。
同部屋に1人でも追加DLCを買っている人がいれば、新コースのプレイが可能だ。
マリオカートのラウンジまとめ
ラウンジmmrはマリオカート界隈でどれだけ強いかを表す指標だ。実力に自信がある人や、実力をつけていきたいという人はラウンジでのプレイが必須と言える。
ラウンジへの登録や挙手も簡単にできるので、興味のある人は登録してみると良いだろう。
とはいえ、なかなかラウンジで勝てないという人も少なくないはず。そういった人向けにちょっとした解説ページを用意してあるので、Tier-eやfで行き詰ったら読んでほしい。
≫ラウンジTier-eやfの人が安定して勝てない理由を解説【マリオカート8dx】