大手企業攻略サイトのGameWithはよく、
「うざい」とか、「エアプ」だとか、「検索上位からいなくなれ」などと言われています。
私自身も時々利用させてもらっているサイトなのですが、確かに時々、
「この情報古すぎじゃね?」
とか、
「さすがにこれはないでしょ」という情報が載っていることもあります。
おそらく、私のように感じ、「役に立たない」と思った人が一定数いるから、冒頭で言ったような悪評が広まっているものと思われます。
「検索1位に出てくるならもっとましな情報出せ」ということでしょう。
そこでこの記事では、GameWithはなぜエアプウィズなどと一部で言われてしまうのかを考察します。
GameWithはなぜエアプと言われ、うざいと思われるのか考察した
まず前提として、GameWithのライターさんがエアプなのかと言うと、おそらくそんなことはないと思います。
上場企業ですし、いい加減なことはできないはずなので、ある一定以上の知識を持った人が記事を書いていると思われます。
実際、求人情報を見ても、かなりやりこんでいることが必須要件となっています。
(仮にライターさんがエアプなら、話はここで終わってしまう)
つまり、ガチ勢が記事を書いているが、なぜか質の低い(エアプのような)記事ができてしまう、というのを前提として考察します。
考察1:企業なので、悪いことを書けない
例えば、くっそ弱いキャラがいるとします。
どのコンテンツでも使うことができない、誰も使っていないような弱すぎるキャラだとしましょう。
しかし、企業なので、「このキャラはゴミです!まったく使えません!笑。今後のアップデートに期待!」とは書けません。
そのキャラを好きな人が見たら不快になるだろうし、トラブルになる可能性もありますからね。
つまり、
「火力がそこまで高くないが、〇〇の代用としては使えなくもない。特にプレイヤーレベルが低く、キャラが揃ってないうちは活躍してくれる」
こんなマイルドな書き方になってしまいます。
しかし、ちょっと知識のある人なら、
「いや、このキャラは使い道ないでしょ。何言ってんの」
となってしまい、エアプの印象がついてしまいます。
考察2:いろいろな人に刺さる記事を書く必要がある
ゲーム攻略サイトは、おそらく99%に刺さるような記事を作っているはずです。
どういうことかと言うと、ガチ勢の役に立つ記事も書くし、エンジョイ勢の役にも立つ記事も書くということです。
例えばカードゲームなんかは、ガチデッキで勝ちにいきたい人もいれば、ネタデッキで楽しみたい人もいるわけです。
そのため、あまり勝てないネタデッキの紹介もする必要があります。
また、その時に、「このデッキは弱いです!ほとんど勝てませんが頑張りましょう」とは書けません。考察1の話ですね。
そのため、本当はほとんど勝てないのに、そこそこ使える的な書き方になってしまい、エアプだと言われる原因になっているのではないでしょうか。
考察3:人員が足りない
単純に人員が足りない問題もあるのではないでしょうか。
人員が足りず、記事の更新ができないため、古い情報が残っているという状況になっているような気がします。
特にスマホゲームは、環境が移り変わるのがはやいので、ある程度の人員を確保しないと、評価や記事執筆ができないと思われます。
また、PV数の観点から、わざと人員を削減しているという見方もできます。
PV数を稼げないゲームに人員を割く必要はないので、相対的に人気のないタイトルの記事は更新が遅くなっているのかもしれません。
考察4:そもそも企業的にガチ情報は優先度が低い
ジャンルにもよるかもしれませんが、ガチ層とライト層で比べると、ライト層のほうが圧倒的に多いはずです。
つまり、ガチ層向けの記事より、ライト層向けの記事(大衆向け)のほうがPVが伸びます。
考察3でも少し触れたように、PV数で優先度を決めているはずなので、ガチ層向けの記事が少なくなっているのではないでしょうか。
考察5:無駄なことにリソースを割いている
時々「その情報いる?」という情報を記載しています。
キャラの点数づけなどですね。
キャラの強さは、環境やゲームの追加要素などによって頻繁に変わるものなので、いちいち全キャラを点数づけするのは時間の無駄だと思います。
このような時間の無駄があるため、時間が足りなくなり、結果的に記事の更新が遅れているのではないかと考えられます。
考察6:ライターの言語化能力が高くない
うまいテクニックを持ち、うまい立ち回りができるプレイヤーが、それを人にうまく伝えられるとは限りません。
というか、うまく伝えられる人は稀だと思います。
自分が当然のようにしていることを、相手が理解できるように伝えるのは難しいです。
そのため、読み手からすると、よくわからないことを言っているなという印象を抱いてしまうということです。
「調査中」は仕方ないことです
GameWithに限ったことではないですが、新作ゲームなんかだと、「調査中」とあり、攻略情報が全く書かれていないという状況に立ち会ったことがある人も多いのではないでしょうか。
これは、SEO対策、わかりやすく言うと、検索上位に載るためのテクニックです。
なるべく早く記事をアップしたほうが有利になるというものです。
今や企業攻略サイトは複数あるので、競合に負けないように、検索1位を取るために、いち早く記事をアップしたいのです。
そうすると、実際にゲームが発売されてプレイしてからでは遅く、他の企業に負けてしまうので、「調査中」と称し、未完成の攻略記事を載せるというわけです。
(経済学部の人は、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」を思い浮かべてください)
正直この状況は地獄なのですが、Googleのアルゴリズム的に仕方のないことだとも思えます。
皆の役に立つための攻略記事なのに、役に立たない記事が検索上位に載ってしまうとは、皮肉なものですね。
この記事のまとめ
- GameWithのライターはガチ勢だが、さまざまな要因によって記事の質が低くなっているのではないか
- 「調査中」なのは企業の競争の結果なので、ある意味仕方ない
こんな感じで考察しました。
実情とどれほど一致してるかはわかりませんが、GameWithも頑張っているはずなので、あまり「エアプエアプ」と言わないようにしましょう。