今回のガラルウィークリーは、WCS2020の公式ルールを採用ということで、前回第3回までと大きく変わるところといえば、一部のキョダイマックスポケモンが使えるという点。(ピカチュウ・イーブイ・ニャース・リザードン(もうかのみ)・バタフリー・アーマーガア・カジリガメ・マルヤクデ・サダイジャ・カビゴン)
個人的に、キョダイマックスポケモンとしては、バタフリーを使われるのが嫌といった感じ。
(バタフリーのキョダイマックス技「キョダイコワク」は、相手2匹をどく・まひ・ねむりのいずれかにするというもの。私が相手に使われたらねむりしかひかないだろう)
さて、今回もトップのパーティを見ていく。
ガラルウィークリー4 トップパーティ
Top Teams and Stats from the Galar Weekly #4
— VGC Tournament Stats (@vgcstats) 2019年12月16日
It's not every day that you see Pikachu win a huge tournament! The top teams this week were full of surprising Pokemon that do not usually see much tournament play - Pikachu, Inteleon, Durant, and Butterfree among the most successful. pic.twitter.com/cw6DRv18tv
見ていただければわかるように、優勝パーティにピカチュウが入っている。(キョダイマックスできる個体)
あと、キョダイマックスができる大会とはいえ、キョダイマックスできるポケモンが入っていないパーティもかなりある、といった感じ。
さらに、第1回・第2回で猛威を振るい、第3回で消滅したバンドリ(バンギラス・ドリュウズを用いた砂パーティ)も、ちらほら見かける。
また、エルフーンウインディのコンボは消滅。これは、このゆびとまれで対策がっ容易であるからだと思われる。
優勝パーティ
- ピカチュウ
- バンギラス
- ドリュウズ
- トゲキッス
- イエッサン(メス)
- シャンデラ
キョダイマックスであるピカチュウを使用しているパーティ。
バンドリミラーがまあまあきつそうだが、どうだろうか。(先週減ったからというのはあるかも)
トゲキッスがおそらくこのゆびとまれなどを使うのかなといったところ。また、あくびを覚えるので、ダイマックスポケモンを流すことができる。
イエッサンはサイコメーカーだろうが、これはバタフリーなど、状態異常にしてくるキョダイマックスが使えるということで、マタドガスいる時に上書きし、ピカチュウのキョダイバンライ(相手2匹マヒにする)を使用するとかだったりするのかもしれない。また、メスはこのゆびとまれを使うことができる。
シャンデラに関して、たびたびシャンデラ入りのパーティがあるが、これはトリル対策だろう。(ふういん)
キョダイマックスピカチュウに関しては、ピカチュウがでんきだまを持つことで、こうげき・とくこうが2倍になり、さらに今環境において、ピカチュウの素早さ種族値90というのは、割と早いほうに位置する。
さらに、素早さ種族値90というのは、ドリュウズの素早さより早く、おいかぜをしてあげれば、砂ドリュウズよりもはやく行動することができる。
ピカチュウはなみのりを覚えるので、地面タイプに対して有効打があり、キョダイマックスをしていれば、天候を雨に書き換えることもできる。
また、ピカチュウのキョダイバンライは、追加効果として相手2匹をマヒにするが、これはでんきタイプ以外をマヒにするので、地面タイプにも有効。
2位のパーティ
- ヤミラミ
- コータス
- リザードン
- ミミッキュ
- ローブシン
- バタフリー
バタフリーがキョダイマックス枠だろう。
トリックルームも採用されてそうだが、リザードン・バタフリーの素早さを下げているのかは不明。相手や状況によって使い分けられるように、上記2匹は素早さ高めだとは思う。
ヤミラミは、今のような物理環境において先制おにびは強く、多くの物理アタッカーの機能を削ぐことができる。ただ、当たり前だが、ウインディなどの炎タイプや、バンギラスなどのあくタイプには効かないことに注意。
コータス・ローブシンはトリル下でのエースとなりうるポケモン。
ローブシンはトリルがなくとも、高い耐久と火力で使うことが可能。さらに、マッハパンチでバンドリにかなりダメージを入れることもできる。
リザードンはコータスと一緒に選出することで、特性サンパワーにより、火力を高めることができ、エースとなりうる。
全体的に低速~中速で構成されたパーティ。トリックルームのギミックを入れつつ、上から殴れるときはリザードンやキョダイバタフリーで殴る感じだろうか。
3位のパーティ
- インテレオン
- エルフーン
- ジュラルドン
- カットロトム
- リザードン
- ヒヒダルマ
インテレオンがかなり珍しい。なにをするのかはわからない。
エルフーンに関してはもう言うことはないだろう。
ジュラルドンはタイプが優秀で、持ち物はとつげきチョッキといったところだろうか。(もし、エルフーン始動で殴ることしか考えていないなら、こだわりメガネの線もあるかもしれない。ジュラルドンはとくこうが高く、技もりゅうせいぐんやてっていこうせんといった高火力のものを覚えるので)
カットロトムは、アタッカーというよりは、おにびなどでサポートをする型ではなかろうか。
リザードンはサンパワーではなく、ダイマックス個体だろう。と一瞬思ったが、エルフーンリザードンでサンパワーの説のほうが高そう。(キョダイマックス技も、4ターンの間相手に最大HPの1/6与えるという強い技ではある)
ヒヒダルマはおいかぜから全てを破壊するゴリラ。
4位のパーティ
- ウォッシュロトム
- エルフーン
- ドラパルト
- ジュラルドン
- ズルズキン
- トゲキッス
なんとなく火力が不安になりそうなパーティ。(数値的には高いのも多いが。例えば、トゲキッスはこのゆびとまれや耐久を生かした戦い方が印象にあるが、実は攻撃的な数値でもある)
エルフーンのおいかぜから入るとしても、エースとなりうるポケモンがいないような印象。
もしや、はちまきやメガネなどを持っているのかもしれない。
ウォッシュロトム・エルフーンはもう言うことはないだろう。
ドラパルトはこのパーティにおいては、こだわりハチマキを持っているのかもしれない。
ジュラルドンもメガネなのかもしれない。
ズルズキンは、おいかぜ下で使うには素早さと火力がいまいちなので、HA振りの威嚇要因であったり、バンドリに対してのものだろう。
トゲキッスも特にいうことがなく、このゆびとまれなどを用いる型であろう。(もしかするとアタッカー?)
5位のパーティ
- アイアント
- ウインディ
- トリトドン
- オーロンゲ
- ギャラドス
- バンバドロ
おいかぜ要因がいないパーティ。オーロンゲのでんじはですばやさ操作するのだろう。
アイアントは非常に強力な攻撃性能をもつポケモン。特性はりきりにより、攻撃が1.5倍になるかわりに命中が0.8倍になるが、ダイマックス技は必中なので、はりきりの恩恵のみを受けることができる。技の範囲も豊富なので、便利なポケモン。あと普通に速い。
ウインディはギャラドスと威嚇2枚看板といったところか。
トリトドンは言うことなし。
オーロンゲは前述したように、電磁波による素早さ操作だろう。また、ダイマックスによりバリューは下がったとはいえ、ねこだましも強力。実はこいつ両壁も覚える。また、後述のマイペースバンバドロに先制いばるをうつという役割もあるだろう。
ギャラドスは、ガラル環境で強いと思いきや、あまり見ないポケモン。ただ、ダイジェットが強力であったりと、普通に強いと思われる。
バンバドロ。すばやさが低いだけで、火力や耐久は高め。また、特性「マイペース」や「せいしんりょく」が今作から「いかく」を受け付けなくなったので、アタッカーとしての性能は上がった。
6位のパーティ
- ラプラス
- エースバーン
- エルフーン
- ジュラルドン
- オーロンゲ
- バンバドロ
ラプラスはキョダイマックスが存在するポケモンではあるが、このルールでは使うことができないのでこのラプラスは通常のもの。
このポケモンはもう全部出てきたので、言うことないです。
パーティ単位で言うと、これもおいかぜ下エースに薄いような気がするので、ジュラルドンがメガネを持っているなど、火力の底上げをしているのかもしれない。
7位のパーティ
- バンギラス
- エルフーン
- ドラパルト
- トリトドン
- アーマーガア
- ヒートロトム
キョダイマックス枠としてアーマーガアを採用と思いきや、普通のアーマーガアである可能性も。
アーマーガア以外に関してはもう言うことがない。
アーマーガアがキョダイマックスすると、飛行技が「キョダイフウゲキ」という技になり、追加効果として、ひかりのかべ・リフレクター・まきびし・エレキフィールドなどを消し去ることができるのだが、それより普通のダイジェットのほうが汎用性があり、強いと思われる。
(もちろん、使用者が両壁に強い恨みがある場合、キョダイマックス個体かもしれないが)
8位のパーティ
- ドラパルト
- トリトドン
- ニンフィア
- アーマーガア
- ストリンダー
- ヒヒダルマ
アーマーガアのおいかぜ始動のパーティだろう。おいかぜ下で強力なアタッカーになりうるポケモンが複数採用されている。
ニンフィアは言うまでもなく、強力なアタッカー。スキンハイパーボイスの火力は健在。さらに、今環境はフェアリー技の通りが良いことも追い風になっている。
ストリンダーは今作追加された火力が出せるポケモン。特性パンクロックにより、音系の技が1.3倍になり、音系の技オーバードライブ(相手2体にあたる)を使うことができる。さらに、同じく音系の技ばくおんぱを使うことができる。ばくおんぱは相手2匹と隣の味方にも攻撃が当たってしまうが、となりをドラパルトにしておけば、無効化することができる。
雪ゴリラに関しては何も言うことがない。
典型的タイプのおいかぜパーティだと感じる。おいかぜをして火力でつぶす。うまくいけばイージーウィンも狙える。
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