11月24日にTwitterでダブルバトル大会の上位パーティが公開されていた。(ポケモンのみ、配分や持ち物はわかりません)
わたしなりに環境を分析していく。
第2回の記事はこちら。
上位パーティ
概要
Top Cut teams and full stats from the Galar Weekly #1, the world's first VGC tournament using Sword and Shield pic.twitter.com/xMI5bDpSQg
— VGC Tournament Stats (@vgcstats) 2019年11月24日
見ていただければわかるように、バンドリ構築が6割ほどを占め、ドリュウズの採用率は8割にのぼる。
また、今まではねこだましがダブルバトルではかなり強い技であったが、今作ではダイマックスしたポケモンはひるまないという仕様が追加されたので、採用が減っている。(カポエラー2匹とズルズキン1匹)
ドリュウズが単体で採用されているのは、ダイマックスによってHPが2倍になることで単体でも活躍しやすくなった、かつ環境にバンドリが多い読みで相手の砂を利用してやろうという意図だろうか。
もしくは、水ロトムへの打点としてかたやぶりでの採用かもしれない。
実際、ガラル図鑑のポケモンでバンドリを対策するのはかなり難しく、特に環境が始まったばかりの現段階では強いだろうというのを予測するのは容易なこと。(私が今使っているパーティもバンドリ軸で、画像のものと非常に似たものとなっている)
バンドリの次に数が多いのは水ロトム。
多いと予想されるバンドリに強く出られ、さらにそのバンドリに強いアーマーガアにも強く出ることができる。
また、エルフーンの採用も多い。
今環境は物理環境だといえるので、いたずらごころからのあまえるなどをするのだろうか。
ドラゴンタイプにも強いポケモンが多く(ドラパルト、サザンドラ、ジャラランガ)、そのほとんどに上からムーンフォースを打てるのは強い。(Sに振らないかもしれないが)
さらに、今作から素早さの仕様が変化した。
追い風などの素早さの適応がそのターン中にされるようになった。
例えば、こちらがエルフーンとサザンドラ、相手がドラパルトの場合、前作まではエルフーンがおいかぜを使ったとしても、サザンドラはこのターン抜けないので、守るなどをしてやり過ごさなければならなかった。
対して今作からは、おいかぜをしたターンに素早さが上昇するので、守る必要がなく、上から攻撃をすることができる。
かなりエルフーンのおいかぜの価値が上がっているといえる。
そして、新ポケモンアーマーガアも十分に数が多い。
技構成はアイアンヘッド、ブレイブバード、おいかぜ、まもる、はねやすめから選択といったところだろうか。
前述したように、バンドリに強い。
バンドリからアーマーガアに対する打点がせいぜいバンギラスのほのおのパンチかかみなりパンチしかなく、たいしてアーマーガアはダイスチルで防御を上げることができる。
また、アーマーガアはおいかぜ要因であり、Hにぶっぱすると体力が205になり、BやDも低くないので、かなりの攻撃を耐えることができる。
最後に、ドラパルト。
今作の600族であり、弱いわけがない。物理・特殊ともに戦える数値をしているので、どちらかはわからないが、個人的には物理のほうが多いのではないだろうか。
また、ひかりのかべやリフレクターといった補助技も充実しているので、そういうパターンもあるのかもしれない。
多くの場合、高速アタッカーとして採用されているのではないかと思われる。
余談だが、ドラパルトの専用技であるドラゴンアローはダブルバトルにおいて、通常は2匹に威力50を1回ずつになるが、片方がエルフーンといったフェアリータイプであるなどして無効化される場合、もう片方に威力50を2回攻撃する。
各パーティーの分析
私なりに分析していく。
バンドリやアーマーガアなど、前述したポケモンに関してはあまり触れない。
1位のパーティー
環境で強いであろうバンドリ。
そのバンドリが手出しできないアーマーガアや、威嚇などで単純に強いであろうギャラドスに対して強い水ロトム。
前述したように価値があがったエルフーンに、威嚇要因のギャラドス。
最後のシャンデラは相手のトリックルームに対する返しなのか、スカーフ持ちのドラパルト対策なのか、はたまたアーマーガアに対するもう一つの対抗策なのか。
2位のパーティー
エルフーンやもしかするとトゲキッスがおいかぜをして、ウオノラゴンなどをサポートするというパーティーだろうか。
トゲキッスはこのゆびとまれもするのだろう。(今作トゲキッスはおいかぜを覚えませんでした)
これはおそらくおいかぜパーティーなので、あいてのトリックルームに対する返しとしてカビゴンを採用しているのだろう。
フィラの実などの半分実は今作弱体化(回復量50%→33%)したので、カビゴンもその影響をもろに受けてはいるが、それでも高耐久で火力も見込める。
3位のパーティー
今作も強いドラゴンポケモンに強く、単体で火力もだせるニンフィアを採用。
そのニンフィアの低い防御力をカバーしたり、単純に強い威嚇持ちのウインディ。(いつの時代も炎枠は必要か)
ちなみに、ガラル図鑑では、ウインディはトップ10に入る合計種族値を持っている。
カットロトムはなぜ入っているのか正直わからないが、トリトドンへの打点が欲しかったという感じだろうか。
4位のパーティー
威嚇もちでワイドガードやねこだましといった、ダブルバトルで有用な技を覚えるカポエラー。ただ、前述したように、ねこだましの有用性は下がったし、ワイドガードに関しても、ダイマックスをすれば単体技に切り替わるので、こちらも有用性は下がったといえる。ただ、バンドリには特性・タイプともに有効。
ストリンダーに関しては、単純に特性と技が強いので火力要因といったところ。
オノノクスはよくわからないが、ねこだましやおいかぜでサポートしつつ、りゅうのまいや単純な火力要因だろうか。
5位のパーティー
全員が中速帯のポケモンで構成されているので、アーマーガアでおいかぜするところから始まるのだろうか。
おいかぜをし、上からニンフィアやウオノラゴンで高火力を押し付けていく。
相手のトリックルームを防ぐ目的で、ズルズキンにねこだましやちょうはつが入っているのだろう。
フェアリー弱点が3匹で、とくにニンフィアがきついように思えるが、ウオノラゴンのほうがS種族値が高いし、アーマーガアもタイプ的に有利なので、そこまでといったところ。
6位のパーティー
1位のパーティと同じなので省略。
7位のパーティー
ここまでくると殆どかぶっているので書くことがなくなる。
ウォーグルに関しては、威嚇に強く、ダイジェットやダイナックルで能力を上げることができる。
一部ではバンドリマンダの次世代版、バンドリウォーグルが流行っているらしい。
8位のパーティー
イエッサンメス採用。個人的オシャレ枠。
イエッサンはオスメスで能力や覚える技が違う。
オスはアンコールを覚えるので注意。
ただ、覚える技のタイプが乏しく、さらにサイコメーカーにのせたサイコキネシスくらいしか火力を出せないので、てだすけなどを持っていると思われる。
9位のパーティー
おそらくマニューラセキタンザンのコンボ。
セキタンザンの特性はじょうききかん(水か炎タイプの技を受けると素早さが6段階上がる)で、マニューラがなみのりを使いじょうききかんを発動させ、さらにセキタンザンに持たせたじゃくてんほけんも発動させるというもの。
新特性と、素早さの新仕様をふんだんに使った構築。
10位のパーティー
アーマーガアに強く、パーティーに1匹は欲しい炎枠であるヒートロトム。
いかくに強く、タイプ上バンドリに有利で、ウインディなどの炎に強いミロカロスを採用。
11位のパーティー
もう言うことないです。
まとめ
最初にもいったが、バンドリがかなり強い環境。
また、すばやさの仕様変更によっておいかぜの需要が高まっている。
ダイマックスによってねこだましの需要は若干減った。
バンドリミラーは結構きつい構築が多い。
といったところだろうか。
第2回の記事はこちら↓↓
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