前回の続きです。
今回は受験編ということで、一橋の受験情報、学部選びなどを書きます。
学部で悩んでいる人など向け。
また、主に一橋の情報だが、大学受験全般に言えることも書いているので、全年齢対象Aな内容となっている。
大学のパンフレットなどには当然いいところしか書かないので、内部の様子を暴露する。
大学生とは
君らが大学生にどのようなイメージを持っているかわからないが、多くの大学生はチンパンジー。
入学前はあれだけ
「あの大学に行きたい!」
って言っていたのに、合格したとたん
「1限だりぃ」
「この授業切ろう」
と、大学のことが嫌いになってしまい、遊ぶことしか考えられなくなる。
もしくはおふとんから出られなくなってしまい、授業にも出られなくなる(主に1限)
「大学楽し~」と言っている人の大半は、
「大学(の授業さぼって遊ぶの)楽し~」
であって、決して大学の授業などが楽しいわけではない。大学は別に楽しくない。
(もちろん習ううちに面白さがわかることはある。ただ、講義を聞かないとそれに気づくこともない…w)
また、これは大学によりけりだと思うが、一橋大学では、グループワークや人前での発表が課されることがある。
コミュ障にはきつい。
さらに、一橋大学では3,4年次にはゼミナール(卒論研究)があり、毎週少人数で研究のようなものをするというものがある。
発表の準備、予習、卒論執筆が面倒だなと思う人には一橋はお勧めしない。
学部選び
聞きたいのだが、文系学部に明確な将来のビジョンをもって専門性を身に付けに来る人ってどれくらいいます?
理系の人は抽象的にしろある程度ビジョンを持っているが、文系はとりあえず進学って人の割合が多いような気がする。
それ前提で話すが、(もちろん明確な意思がある人はそれに従ってもらって)ぶっちゃけ自分が合格しやすいと思う学部に入ればよいと思う。(配点は次の段落)
正直、文系大学生なんてどこも同じもので、全員が真剣に自分の専門性を高めたいということはなく、普段の授業は出席しないか、したとしても寝るかスマホをいじるかのどちらか。
前のほうに座って教授の話を真面目に聞いている学生なんておそらく全体の1割いるかいないかというところ。
読んでいる君が大卒という資格が欲しいだけなのであれば、学部選びに困る必要はない。
一応学部別の雰囲気なども書いておく。
商学部
一橋大学の看板学部。(もともと商科大学のため)
看板なだけあって、いろいろ厳しい。
ゼミという、少人数での授業が4年間あるのは商学部だけ。
これがかなりめんどくて、発表の準備などに追われること間違いなし。
ドM以外には正直お勧めしない。
経済学部
一番楽。
寝てても進級できるレベル。
授業も数学を用いるものが多いので、数学を愛してやまない人たちにとっては楽園。(単位もくるしね)
あと、一番陰キャが多く、女子が少ない。
さらに、教授もどことなく陰キャぽいのが多い。
(世間でなんとなく経済学部は女子とアホが多いというイメージがあるのは、それがFラン大学での話であって、ある程度レベルの高い大学では女子は少なくなる。女子は数学を嫌う傾向にあるので)
法学部
まあまあきつい。
が、無難。(商学部のようにきつくはないし、経済学部のようにだらけきったことにもならないため、総合的に一番良いかも)
また、おそらく一番直接的に役に立つ事を勉強するため、成果を実感しやすい。
社会学部
何をやっているのかよくわからない学部。
沖縄の民謡とかを聞かされる。
ただ、評価がほとんどレポート提出なため(テストがない)、テスト勉強をする必要がなんと無い!
また、4学部の中でスポーツが必修になっているのは社会学部だけ。
社会学部生は運動をしろということか。
おそらく一番女子が多い。(といっても4割くらい)
一橋受験対策
国立大学である一橋を受験するためには、当然ながらセンター試験を受け、ある程度の点数を取っておく必要がある。
ただ、センター試験で失敗をしたとしても、足切りにかかってなければ2次試験での挽回は十分に可能。
なぜなら、センター試験の点数が900点そのまま加算されるわけではなく、圧縮されたうえで加算されるからだ。
実際、センター試験の得点率がかなり低いのに合格していた人は何人もいた。
学部別配点
※2019年度の情報
センター試験改変後はわかりません
画像を見てもらえばわかるように、どの学部も理科の圧縮が半分またはそのままとなっていて、他と比べて低い圧縮率となっている。
つまり、理科のミスは大きく響くので、特に社会学部志望の人は満点を狙いたい。
また、ビジネス基礎という科目に関して、内容としてはグラフを読み取って論述したり、ニュースの話題について論じるもの。
一橋の社会は難しいらしいので、本番でどの問題も解けそうになかったらこれを選ぶという感じ。(本番ではどれを解いても良いため)
一部では最初からビジネス基礎しか解く気のない人もいるらしい。
個人的には地理がめちゃめちゃ解きやすくておすすめなのに、9割以上の受験生からは不評。悲しい。
科目別対策、勉強の仕方
そんなものはない。
黙って一日5時間くらい勉強しておけ。まじで。
よく効率のいい勉強法だとか、1日で単語100個覚える方法だとか、YouTubeやらで見かけるけれど、あれは嘘。ただの再生数稼ぎ。
だいたいそんなので本当に覚えられるなら「単語が覚えられない」っていう生徒はいなくなるよな?
ただ、「こうすれば必ず点数が上がる!」は嘘だが、受験の攻略法はある。
簡単な話、大体この点数が合格最低点という数値がある。(各自赤本で確認して)
その数値を超えれば合格するのだから、それに合わせて教科ごとに目標点を設定。
そして今の自分に足りない部分を分析し、それを把握したうえで勉強量を割り振る。
例えば、経済学部志望だとする。
だいたいセンター+2次で580/1000とれば合格できる。
そして自分の得意不得意から目標を
センター180/210
国語55/110
数学160/260
英語130/260
社会55/160
と定める。
そうすれば、
「国語はだいたいこれくらいは安定してるからそれほど割かなくていいな」
「数学失敗したくないから勉強時間確保しよう」
「英語長文に力を入れよう」
だとか思うはず。
(これは一橋だけではなく、センター含む受験全般に言えること)
もちろん、現状数学160安定しているからと言って、勉強しないで良いわけではなく、点数を微増させていくように勉強はしなくてはならない。
(数学が本当に好きで得意という人なら問題ないが、まあまあ得意くらいの人は本番ミスをする可能性が高いので注意)
要は、勉強時間をどのように割り振るかということ。
割り振りが決まったらあとはひたすら勉強をする。それだけ。
最後に言っておくと、わからなかったところの解法を見たり聞いたりし、わかった気になって「はい、終わり」はダメ。
ちゃんと自分の手と頭で解くこと。
受験2,3日前~当日
受験日前
当日家から会場に行く人は関係ないが、そうでない人は、数日前からホテルに泊まっておくとよい。
長距離移動は思ったより身体を疲れさせるらしい。(あまり実感なかったけど)
ホテルについてだが、大学から遠いところにとってはあまり意味がないので近場に取るように。
なぜなら、地方出身の人はあまり知らないかもしれないが、国立駅を通るJR中央線は、かなりの頻度で遅れるし、しばしば人身事故が起きるので。
大学のある国立市にはおそらくほとんどホテルはないので、となりの立川市がよさそう。
(当日雪が降って電車が止まるようなことがあっても立川からなら歩いて行ける)
あと、ホテルから一度大学まで行き、かかる時間などをはかっておくと良いかも。
受験当日
前日寝るまでいつもと同じように過ごすこと。
早く寝るなどしなくてよい。(あまりに生活習慣がオワっている人はさっさとなおしておけ)
当日起きたら普通に朝飯食べるなどしてなんやかんやしてたら時間になるだろうから、トイレに行って着替えて出発。
このとき、おそらく外は寒いだろうが、会場の中は暖房効いてて人も多く暑いので、特に暑がりの人はそこまで厚着をする必要はない。
ただ、到着が早すぎると外で待たされるので、カイロを持っておくと良い。
また、JR南武線を使って谷保駅で降りようと思っている人は少し注意が必要で、谷保駅から大学まで割と距離がある。
大学についたら学部や受験番号によって場所が違うので、掲示にそって教室に入る。
それでなんやかんやすると1科目目が終わる。
ここで昼ごはんの時間があるが、土地勘がない人は予め昼食を買っておくと良いかも。
昼休憩が終わったら2科目目が始まるので、なんやかんやしてオワリ。帰宅。
2日目も同じ。
合格発表は3月の10日かそれよりちょっと前くらいなので、合格だったらいいですねって感じ。2マス進む。
おわり
そんなわけで受験終わり。
次は入学編。
質問などあったらTwitterへ。