
「ゲーミングチェアを買ったんだけど、けっこう重いんだね。床に直置きしてしまって大丈夫かな?」って人に読んでほしいページだよ。
このページの内容は以下の通り。
- ゲーミングチェアにはチェアマットが必須
- チェアマットの選び方
- おすすめのチェアマット
ゲーミングチェアを床に直置きしてしまって、気が付いたら床がボコボコになってしまっていたという話はよくある。このページを読めば、ゲーミングチェアのせいで床を傷つけてしまうことがなくなる。
ゲーミングチェアにはチェアマットが必須
多くのゲーミングチェアの重さは20~30kgだ。もしゲーミングチェアを床に直置きしてキャスターで移動させようものなら、間違いなく床がボコボコに傷ついてしまう。
そのため、ゲーミングチェアを使うならチェアマットが必須だ。チェアマットを敷くことで床に傷がつくのを防げる。特に賃貸のアパートに住んでいる場合は、床に傷が付いていると退去時に修繕料金が発生するので死活問題だ。
チェアマットを引くメリットは床への傷を防げるだけではない。ゲーミングチェアを動かしたときのゴロゴロゴロという音も軽減できる。今の時代、騒音問題は大きなトラブルにつながることもあるので、周りの住人に迷惑をかけないようにするのは大事だ。
ちゃんとしたゲーミングチェアならカーペットでも良い
「チェアマットは持ってないけど、カーペットなら既に敷いてるよ」という人がいるはずだ。
もしDXRACERやAKRacingのようなちゃんとしたブランドのゲーミングチェアを使っているならカーペットでも大丈夫だ。
逆に、安さが売りの格安ブランドのゲーミングチェアの場合はカーペットは微妙だ。
というのも、格安ブランドのゲーミングチェアはカーペットの上だとキャスターが上手く回らず、移動させるのが難しいからだ。特に毛足の長いカーペットの場合は毛が絡まって動かすたびにストレスが溜まることになる。
ちゃんとしかブランドのゲーミングチェアであれば、キャスターの質が高いので多くのカーペットで使える。実際、毛足の長いカーペット上でゲーミングチェアを使用しても問題なく移動できる。
実話:チェアマットを敷かなかったせいで賃貸の床をボコボコにした話
賃貸のアパートに住んでいたとき、ゲーミングチェアを床に直置きして使っていたことがある。使い始めて数か月経ったときにふと床を見ると、床がボコボコになっていた。
賃貸のアパートを故意に破損してしまうと、退去時に修繕費が発生することがある。破損が大きくて修繕費が敷金(=アパートを借りる時に担保として貸主に預けているお金)以上の金額になってしまうと、追加で料金を払わなければならないのだ。
私の場合は床以外に修繕箇所がなく、しかも大家さんが優しい人だったこともあって運良く見逃してもらった。とはいえ私が特例なだけで、ほとんどの場合は修繕費を請求されるはずだ。
しかも修繕費絡みはトラブルが多く、法外な修繕費を請求されることもある。めんどくさいことになる可能性が高いので、ゲーミングチェアで床を傷つけないためにも、チェアマットやカーペットなどで床を守っておこう。
チェアマットの選び方を解説
チェアマットの重要性を解説したところで、ここからはチェアマットの選び方を解説する。
ゲーミングチェアに合わせたいチェアマットの条件は以下の通り。
- 幅10cm以上・奥行150cm以上の大きめサイズ
- 1.5~2mmくらいの厚さ
- 材質はPVCかポリカーボネート
ゲーミングチェアは普通の椅子より大きくて重いので、普通の椅子用のチェアマットより良いものが必要になるのだ。
幅100cm以上、奥行き150cm以上の大きめサイズ
一般的なチェアマットは幅90cm×奥行120cmだが、ゲーミングチェアで使うには小さい。ゲーミングチェアの脚の幅は約70cmだからだ。
前後左右に動くことを考えると、幅100cm×奥行150cm以上が望ましい。
例外として、使用しているデスク幅が100cmの場合は横に動くことがないので、幅90cmのチェアマットで良い。
1.5~2mmくらいの厚さ
一般的なゲーミングチェアの重要は20~30kgほどだ。ペラペラなチェアマットでは意味をなさない。
1.5~2mmくらいの厚さが必要だ。
材質はPVCかポリカーボネート
チェアマットの材質は以下の通り。
- PVC
- ポリカーボネート
- EVA
- カーペット仕様
おすすめは耐久性に優れたPVCかポリカーボネートだ。
それぞれどんな特徴があるのか見ていこう。
PVCは安いがにおいがする
PVC製のチェアマットは価格が安く、5000円もあれば買えるものが多い。耐久性が高い素材なのでコスパはかなり良いと言える。
デメリットとして、においがキツイ場合がある。個体差があるが、買ったばかりのときにはPVC特有の変なにおいがする。使用するうちに消えることがほとんどだが、1~2週間は換気が必要だ。
ポリカーボネートは耐久性が売りだが高価
ポリカーボネートはPVCより耐久性が高く、さらに耐熱性もあるので床暖房にも対応しているチェアマットも多い。
デメリットとして、PVC製のチェアマットの2~3倍の価格となる。最低で1万円だ。
チェアマットに1万円を出せる人はポリカーボネート製を、出せない人はPVC製を選ぶと良い。
EVAはおすすめしない
EVA製のチェアマットは、ハサミで切って自分の部屋に合わせた大きさにできるというメリットがある。
しかしハサミで切れるということは薄いということだ。耐久性が低く、ゲーミングチェアで使用するには向いていないためおすすめしない。
カーペット仕様は人によって向き不向きがある
カーペット仕様のチェアマットは、他の素材と違って冬でも暖かいというメリットがある。
しかし2万円台以下の格安ブランドのゲーミングチェアを使っている場合、キャスターが非常に動かしづらくてストレスが溜まるというデメリットがある。
逆に言えば、有名ブランドのしっかりしたゲーミングチェアを使っている場合、カーペット仕様のチェアマットでも問題ないことが多い。
チェアマットは価格によって何が違う?
同じ素材のチェアマットでも価格はそれぞれだ。価格によって変わるのは以下の通り。
- 耐久性
- 滑り止め性能
安いチェアマットはその分耐久性が低く、ゲーミングチェアの場合数か月でボロボロになってしまうこともある。
また、滑り止め性能が低く、キャスターで移動したときにチェアマットも一緒に動いてズレてしまうことも。
あまりにも格安なチェアマットは「買わないほうが良かった」と後悔することになるので、ほんの少し良いものを選ぶことをおすすめする。
おすすめのチェアマットを紹介
チェアマットを製造しているメーカーは無数にあるが、有名なブランドのものを選んだ。
国内ゲーミングメーカーBauhutteのPVC製チェアマット
製品名 | BCM-160 |
メーカー | Bauhutte |
形状 | 長方形 |
大きさ | 幅130cm×奥行160cm |
厚さ | 1.5mm |
素材 | PVC |
価格 | 約8,000円 |
国内ゲーミング家具メーカーであるBauhutteのチェアマットだ。
大きめサイズのチェアマットで、幅120cmのデスクごとカバーできるサイズとなっている。ちなみに他のサイズもあるので、自分のデスクサイズに合わせると良い。
厚さは1.5mmでゲーミングチェアでも安心だ。
Bauhutteは国内のゲーミング家具ブランドで、「デスク秘密基地化計画」をコンセプトに掲げているメーカーだ。
ザ・ゲーム部屋を作りたい人に人気のメーカーとなっている。
ゲーミング家具をメインに扱っているメーカーのチェアマットというのが、このチェアマットの独自性だ。
サンワダイレクトのポリカーボネート製チェアマット
製品名 | 100-MAT007 |
メーカー | サンワダイレクト (サンワサプライ) |
形状 | 長方形 |
大きさ | 幅90cm×奥行150~180cm |
厚さ | 2.0mm |
素材 | ポリカーボネート |
価格(税込) | 15,800円 |
サンワダイレクト(サンワサプライ)は日本のパソコン周辺機器メーカーとして有名な企業だ。
大きさは幅90cmで、奥行きが150~180cmだ。複数のマットを組み合わせることで奥行を調節できるタイプとなっている。
厚さは2.0mmでゲーミングチェアの使用でも問題ない耐久性だ。
ポリカーボネート製だけあって少し価格は高いが、耐久性を考えるとコスパは良い。
サンワダイレクト(サンワサプライ)はゲーミングデバイスに特化しているわけではないが、パソコン周辺機器メーカーなので信頼感が高いのがこのチェアマットの独自性だ。
ゲーミングチェアに敷くチェアマットの選び方まとめ
- ゲーミングチェアの重量は20~30kgと重いので、床を守るためにチェアマットが必須
- 安いPVCか、耐久性の高いポリカーボネート製のチェアマットがおすすめ
チェアマットはゲームの快適性には関係ないが、床を守るために必要だ。