
ゲーム実況とか配信したいと思ってるんだけど、キャプチャーボードってものが必要なんだよね?Amazonで見てみるといろんなものが出てきて、違いとかどれが良いとか全然わかんないや。どれにすれば良いのかを教えてほしいな。
キャプチャーボード選びで失敗してしまう人はそこそこ多いです。私の周りには、配信をしている人が多いですが、キャプチャーボードで後悔している人もいます。
そこでこの記事では、おすすめのキャプチャーボードを2つに厳選して紹介していきます。難しい用語はほとんどないので、誰でも簡単に読み進められます。
この記事を読めば、キャプチャーボードを選ぶことができ、ゲーム配信・実況を始めて、YouTubeで活動できるようになると思います。
おすすめのキャプチャーボードはHD60sかGC550 PLUS
結論から言ってしまうと、おすすめのキャプチャーボードはHD60sかGC550 PLUSというものです。
どちらもかなり優れたキャプチャーボードなので、このどちらかにしておけば、後悔することはないんじゃないかというレベルのものになります。
ちなみに、HD60sやGC550 PLUSそれぞれに上位モデルが存在します。
しかし、YouTubeで配信・投稿していくことを目的としたときに、上位モデルはオーバースペックになるため、必要ありません。そのため、今回のモデルをおすすめしています。

ある程度のスペックのゲーミングPCを使うのを前提にしてるよ。オンボロのPCだとどうしてもゲーム配信や録画には向いていないからね。
HD60sやGC550 PLUS独自の強み
- 定番のキャプチャーボードの1つ
HD60sやGC550 PLUSの強みは、何と言ってもその定番さです。Amazonなんかを見ると、たくさんのキャプチャーボードが販売されていますが、その中でも1,2を争うレベルの定番さになっています。
YouTubeですでに活動していて、ある程度数字を持っている人も、今回紹介するキャプチャーボードを使用していると言われています。
定番なものを選んでおけば、大きく失敗することはないでしょう。
もちろん、性能という面でも、他の安価なキャプチャーボードとは一線を画しています。不良品率の低さや壊れにくさもそうですし、録画を忘れていても後から録画できる機能であったり、「パススルー機能」と呼ばれる機能であったり、そういった便利な機能が付いています。
失敗して後悔しないためにも、定番なものを選んだほうが良いと考えています。
定番のHD60sとGC550 PLUSとを比較
HD60s | GC550 PLUS | |
接続方式 | USB 3.0 | USB 3.1 Gen1(=USB3.0) |
最大録画解像度 | 1080p 60fps | 1080p 60fps |
最大入力/パススルー解像度 | 記載なし(4Kは非対応) | 4K 60fps |
エンコード方式 | ソフトウェア | ソフトウェア |
対応ゲーム機 | Switch,PS4/5 | Switch,PS4/5 |
対応OS | Windows/Mac←? | Windows |
備考 | 録画・配信ソフト付き | 編集ソフト付き 録画・配信ソフト付き |
価格 | 約19,000円 | 約20,000~30,000円 |
- Switchのみ+編集ソフトは不要→HD60s
- 4K対応のゲーム機も所持 or 編集ソフトも欲しい→GC550 PLUS
HD60sとGC550 PLUSとの違いの1つは、パススルー解像度です。
簡単に言うと、GC550 PLUSであれば、PS5などの4K出力に対応したゲーム機を持っている場合、4Kでモニターを見てゲームをしながら、録画や配信(1080p)が可能になります。
一方、HD60sの場合、PS5などの4K出力対応のゲーム機を持っていたとしても、それが不可能だということです。
Switchであれば、4Kには対応していないので、どちらでも構わないということになります。
また、GC550 PLUSのほうは、編集ソフトも一緒についてきます。しょぼい編集ソフトではなく、「PowerDirector 15」という、バージョンは古い(2016年)ですが定番の編集ソフトになっています。
ゲームを配信・録画する場合、編集してYouTubeにアップロードする機会もあると思います。そのような場合、GC550 PLUSであれば、別で編集ソフトを導入・購入する必要がありません。
私自身、PowerDirector 17という編集ソフトを使用したことがあり、初心者でも使えるソフトだと思っています。また、定番ソフトなので、わからないところがあったとしても、Googleで検索すれば、すぐに情報が出てくるところもメリットですね。
「Switchしか持っていないから、4Kは必要ない」「編集ソフトは別のを使う、必要ない」という人であればHD60sにしましょう。
一方、「PS5で4Kでプレイする」「編集ソフトも欲しいな」という人であれば、GC550 PLUSにしましょう。
安いキャプチャーボードはおすすめできません
「キャプチャーボードに2万円も出せない!1万円とか数千円のものはないの?」と思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、安いキャプチャーボードもあります。しかし、おすすめできません。
理由は、質が低いからです。
安いキャプチャーボードだと、1080pに対応していなかったり、そもそも映像をきれいに映してくれなかったり、ということが起こりえます。「1080p対応」と書かれているものだったとしても、他の質を落とさなければならなかったりします。
自分のプレイを見返したり、身内で楽しんだりするためだけにゲーム配信や録画をするのであれば、安いキャプチャーボードでも良いかもしれません。
しかし、不特定多数の人に見てもらいたいとか、ある程度快適に視聴できる配信をしたいのであれば、安いキャプチャーボードはおすすめできません。
求めるものは人によって違うとは思いますが、後悔する可能性を減らしたいなら、ある程度値が張る定番のキャプチャーボードを選びましょう。
HD60sの世間の評価
2022年2月6日現在のAmazonの評価によれば、星5・星4がそれぞれ57%・22%です。一方、星2・星1がそれぞれ3%・9%です。
星1が若干多くなっている原因は、初期不良の報告の多さによるものになります。
低評価の理由
- 初期不良
- Macでは不具合が出る可能性が高い
初期不良に関しては、おおよそ同じような症状です。始めから、もしくはしばらくすると、画面をキャプチャーできなくなったという症状ですね。
これに関しては、もちろん本当に初期不良なこともあれば、ユーザー側の設定が間違っているために、ゲーム画面がキャプチャーされないという事例もあると思っています。というのも、これまでゲームデバイスのレビューを閲覧・購入していく中で、機械にあまり詳しくない人が「故障だ!」と言う事例が多い印象を持っているからです。
今回のキャプチャーボードで言えば、USB端子は知っていても、USB3.0のことを知らない人が一定数いると思っています。何も知らない人からすると、USB3.0も2.0も同じに見えるので、2.0のほうに挿してしまって「映らない!」と言っていることがあるだろうということです。
Macで使用できないことについては、私はMacを使用していないので確認のしようがありません。ただ、ゲーミングPCは基本的にWindowsを搭載しているはずなので、ゲーミングPCユーザーであれば、関係のない話になります。
高評価の理由
- 高画質で録画できた
- 低遅延だった
高評価の理由を端的にまとめると、「文句なく使用できた」ということになります。
正直、キャプチャーボードに見た目とかを求める人はいないと思います。重要なのは機能性ですよね。HD60sは値段通りに高品質なゲーム動画を録画できるという評価が多かったです。
GC550 PLUSの世間の評価
2022年2月6日時点のAmazonのレビューによると、星5・星4がそれぞれ66%・18%、星2・星1がそれぞれ2%・7%になっています。若干の数値の違いはありますが、グラフの形としては、先ほどのHD60sとほぼ同じになっています。
このGC550 PLUSも、初期不良の点で星1が多くなっています。
低評価の理由
- 初期不良
HD60sと同じく、初期不良の報告がほとんどです。
USB3.0に挿しているのにキャプチャーされないだとか、2回目の使用で壊れたとかですね。
1つ気になる評価があって、CPUがIntelではなくAMDのRyzenだと相性が悪いのではないかというコメントです。このようなコメントが数個見かけました。
たしかに、数年前までIntel一強時代だったので、Intel製CPUに最適化された商品も少なくないです。そのため、AMD Ryzenを搭載したゲーミングPCを使用している人は、気を付けたほうが良いかもしれません。
高評価の理由
- 質は高いが…
GC550 PLUSは価格の通り、端的に言うと質は高いという評価が多いです。
ただし、多少ネックな点があるというコメントがちらほらあります。始めは難しいかもとか、たまにキャプチャーできないといった意見もありました。
とはいえ、高品質なのは間違いないので、初期不良さえ引かなければ問題ないと思います。
キャプチャーボードを使ってゲーム配信・実況を始めよう
- HD60s→Switch向け
- GC550→4K対応のゲーム向け or 動画編集ソフトも欲しい人向け
キャプチャーボードさえあれば、ゲーム配信や実況は簡単にできます。
どちらを選んでも後悔することはほぼないと思っているので、キャプチャーボードでゲーム配信・実況を始めてみましょう!
Switch対象に、ゲーム実況・配信の始め方を解説した記事があるので、興味がある人はご覧ください。