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フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さを比較解説

「ゲーミングPCの大きさ・重さ」のアイキャッチ
管理人
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「ゲーミングPCが欲しいんだけど、部屋が狭くて置き場所が不安なんだよね。ゲーミングPCってどれくらいの大きさなの?」って人向けのページです。

このページの内容は以下の通り。

  • フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さと特徴
  • PCケースの大きさの違いによる影響

このページを読めば、ゲーミングPCによく採用されているフルタワー・ミドルタワー・ミニタワーについて知ることができ、自分にあっているケースの大きさを判断できる。

BTOを前提としているが、自作の場合でも役に立つので初心者自作erも参考にしてほしい。

フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さ

フルタワーミドルタワーミニタワー
フロンティア232×496×493210×465×457215×401×347
ツクモ235×512×548
19kg
190×475×435
12kg
210×415×400
10kg
マウス220×490×501
19kg
189×396×390
10.9kg
ドスパラ220×440×480
14kg
220×440×425
14kg
パソコン工房220×493×465206×432×411
平均229×499×514210×468×459208×416×394
※幅×奥行き×高さ(mm)

「この大きさ以上がフルタワー」というように厳密に定義が決められているわけでなく、おおよその大きさで分類されているだけだが、BTOごとの大きさは以上のとおり。

フルタワーのケースは大きいだけでなく、剛性な作りになっていてかなり重い。
ミドルタワーとミニタワーを比べると、幅はほぼ同じだが奥行きと高さに差がある。重さはさほど違いがない。

なお排熱のために、ゲーミングPCの背面は壁から20~30cmほど離して設置するのが一般的だ。奥行きに関しては+200mmは確保しておきたい。

PCケースの大きさの違いによる影響

  • ゲーミングPCの置き場所
  • 性能・用途
  • 拡張性

ゲーミングPCの置き場所

PCケースの大きさによって、確保すべき置き場所の広さが変わる。

とはいえ、ミニタワーとフルタワーを比べても大きさが劇的に変わるわけではなく、実際に問題になることは少ないだろう。部屋のレイアウトによっては模様替えが必要になる場合もあるだろうが、ケースの大きさがネックになることは少ないはずだ。

性能・用途

ケースが大きいほど、高性能なパーツを搭載できる。大きいケースは冷却性に優れているからだ。

高性能なパーツは発熱が多く、小さいケースだと冷却ファンや冷却効率に制限がかかる。空気が通りにくく、熱がこもるのだ。
大きいケースであれば、冷却性を充実させられるので、高性能パーツを搭載しても問題ない。

性能に制限がかかるということは、用途にも制限がかかるということだ。小さいケースの場合は高性能なパーツを搭載できないので、4Kでのゲームや高度なクリエイティブ作業は厳しい。

ケースは性能に関係ないように見えるが、実際は性能に関わってくるのだ。

拡張性

ケースが大きいほど、大きいマザーボードを採用できる。各パーツはマザーボードに取り付けていくので、マザーボードが大きいほど多くのパーツを搭載できる。

購入したゲーミングPCをそのまま壊れるまで使っていく人にはあまり関係ないが、自分で手を加える場合は拡張性は重要だ。
特にクリエイターの場合はパーツを増設する可能性が高めなので、拡張性の高い大きめのケースが望ましい。

フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの特徴

フルタワーミドルタワーミニタワー
性能高~中中~低
品質
価格

フルタワーのBTOゲーミングPCの特徴

フルタワーのBTOゲーミングPCは、高性能で高品質な傾向にある。

フルタワーのPCケースは大きくて拡張性に優れている。拡張スロットの多い大きめのマザーボードを採用できるだけでなく、単純に内部体積が大きいので大きめのパーツでも問題なく取り付けることができる。

拡張性を重視するのは上級者であり、上級者は性能や品質にこだわる傾向にあるので、BTOでは高性能高品質な構成になっている。

例えば、ツクモのフルタワーにはRTX4070以上が搭載されていて、エントリークラスは存在しない。
搭載されているパーツも高グレードなものが多く、品質も重視されている。低価格志向の人とフルタワーは相性が悪い

高性能で高品質なゲーミングPCを求めているなら、フルタワーから選ぶと良い。

ミドルタワーのBTOゲーミングPCの特徴

ミドルタワーのBTOゲーミングPCは、最も一般的で多くの人が選ぶことになる

ミドルタワーはゲーミングPCとして拡張性にやや優れていて、一般的なユーザーに向いている。拡張スロットや内部の大きさからして、多くのユーザーが満足できるはずだ。

拡張性目線で大衆向けということで、性能も大衆向けだ。多くの人が選ぶエントリー~ミドルクラスのラインナップが充実していて、価格をやや意識した構成が多い。

例えばツクモのミドルタワーにはRTX4060からRTX4070Ti Superが搭載されている。
性能面だけでなく、搭載パーツのグレードもフルタワーと比べると低く、CPUやグラボの性能以上に低価格となっている傾向にある。

ハイエンドの性能を選ばないなら、ミドルタワーのゲーミングPCを選ぶと良い。

ミニタワーのBTOゲーミングPCの特徴

ミニタワーのBTOゲーミングPCは、性能や拡張性が控えめな傾向にある。

ミニタワーはケースが小さいので拡張性が低い。例えばメモリを2枚しか搭載できず、メモリを増設したい場合は既存のメモリを外して新しいメモリを付ける必要がある。(ミドルタワーであれば4枚搭載できるので、既存と新規を組み合わせて使える)
内部の広さの観点から見ても、搭載できるパーツに制限がかかってしまう。

ミニタワーは冷却性も低い。ケース内部が狭いので熱がこもりやすく、発熱の多い高性能パーツは搭載できない。上級者が選ぶようなハイエンドの構成にはできないので、性能やグレードを最低限にして価格を安くしているというわけだ。

例えばツクモのミニタワーにはGTX1650やRTX3060、RTX4060からRTX4070Superが搭載されている。
ミドルタワーと比べて、CPU×グラボの組み合わせも候補が少ない。冷却性の観点から、搭載できる性能に限りがあるのだ。

ゲーミングPCとして最低限の性能や拡張性で良いならミニタワーでも十分だ。

フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーのどれを選ぶべきか

  • RTX4080以上のグラボを選ぶような人、クリエイター→フルタワー
  • ほとんどの人→ミドルタワー
  • エントリークラスの性能を選び、1円でも安くしたい人→ミニタワー

このページを見ているような初心者であれば、ケースの大きさにそこまで神経質になる必要はない。PC初心者が高度なクリエイターや拡張性を重視する人である可能性は低く、ケースによる影響を受けづらいからだ。

ケースで選ぶというより、「性能や予算で選んだ結果、このケースになった」というのが自然な流れと言える。

フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さまとめ

このページでは、フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの大きさ・重さを紹介した。

内容を振り返ると以下の通り。

  • フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーは、特に奥行きと高さ、重さで違いがある
  • ケース本体だけでなく、PCの構成全体として価格が変わる(大きいほうが高価格)
  • 初心者はケースの大きさに神経質になる必要性が薄い

ゲーミングPCを選ぶときは性能や予算で決め、ケースはあくまでオプション程度に考えておくと良い。
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